◆〔要約〕はよいところを選んでまとめられていますが、少々長めなので、300字以内にできるように工夫してみてください。 【当為の主題】は『およそ人間として成長するためには、絶えず現在の自分の生き方を恥じることが必要であろう』という意見。
◆【方法1】『自己満足に陥らないことだ』。例えば中間テストで学年一位を獲得した場合、それを誇りに思っていいけれど、油断して遊びほうけてしまっては、その後のテストで悲惨な目にあう。挑戦をする方向に気持ちを切りかえていかなくては、真の実力は身につきませんね。
◆【方法2】『井の中の蛙にならないように、常に外部との交流を進めるような仕組みを組織の中に作ることだ』。【歴史実例】は鎖国の経験を紹介。開国したときに、世界に立ち遅れている現状を知り、正直焦ったでしょうね。
◆『確かに、人間には息抜きも必要だ』。しかし……「人は今の自分に満足するために生きるのではなく、さらなる高みを目指すために生きているのである」と【自作名言】を入れ、【当為の主題】に戻ってしめくくれました。
<<え2021/110jみ>>
あおにまさんの作文は、自己成長の大切さを深く考え、具体的な方法や例を用いて説得力を持たせている点が素晴らしいです。
特に、「絶えず現在の自分の生き方を恥じることが必要である」という主題が一貫しており、何度も繰り返すことで強調されているのが効果的でした。
また、自己満足に陥らないことの重要性を、中間テストの例を使ってわかりやすく説明しているところは、読者に具体的なイメージを持たせる良い工夫です。
さらに、外部との交流を絶やさないことの必要性を歴史的な鎖国の例で示している点も、論理の裏付けとして説得力を高めています。
このように、方法がよく書けていることに加え、歴史実例が効果的に使われているため、文章全体に説得力があります。
最後に、書き出しの「絶えず現在の自分の生き方を恥じることが必要である」という言葉を結びにも用いているため、主題がしっかりと締めくくられているのも良い点です。
あおにまさんの考えが明確に伝わる、読み応えのある作文でした。
【項目評価】
当為の主題がよく書けています。
方法がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
歴史実例がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1231字/1000字
思考点:87点
知識点:89点
表現点:89点
経験点:80点
総合点:92点
均衡点:6点
■思考語彙 24種 38個 (種類率63%) 87点
確か, 第,、つまり,、第,。しかし,。だから,。つまり,。例えば,あれば,あろう,しよう,するため,すると,せざる,せよう,そのため,たため,だと,と思う,な可能,に思う,抜かざる,目指すため,陥ると,
■知識語彙 74種 126個 (種類率59%) 89点
一切,一番,世界,中学,中間,交流,人間,他律,体験,例外,僧侶,僧職,初心,努力,勉強,友達,同然,地位,埋没,基本,基準,外国,外部,大切,大半,学年,学校,宗教,定期,客観,序列,必定,必要,悲惨,情勢,情報,感覚,成長,挑戦,政治,教師,文化,方法,日本,旧制,時代,期末,条件,歴史,気魄,満足,無視,獲得,現代,現在,現状,環境,発展,社会,組織,結果,維持,職業,自分,自己,裸身,証明,貿易,身分,遮断,重要,鎖国,開国,開拓,
■表現語彙 134種 240個 (種類率56%) 89点
確か,いつ,ここ,こと,するため,そのため,その後,たため,な可能,ふたつ,よう,カラオケ,ゲームセンター,ストレス,テスト,一,一つ,一切,一番,上,世界,中,中学,中間,二,井,交流,人,人びと,人間,今,仕組み,他,他律,位,体験,例,例外,個,僧侶,僧職,切り替え,初心,別,努力,勉強,友達,同然,周り,国,地位,埋没,基本,基準,外国,外部,大切,大半,学年,学校,宗教,定期,客観,序列,心構え,必定,必要,性,息抜き,悲惨,情勢,情報,感覚,成長,我が国,挑戦,政治,教師,文化,新た,方法,日本,旧制,時,時代,期末,条件,歴史,気,気持ち,気魄,清,満足,無視,獲得,現代,現在,現状,環境,生き方,発展,的,目,目指すため,眼,社会,私,組織,結果,維持,者,職業,腰,自ら,自分,自己,蛙,裸身,視,証明,誇り,誰,貿易,身,身分,遊び,道,遮断,重要,鎖国,開国,開拓,霧,高み,
■経験語彙 41種 61個 (種類率67%) 80点
あう,しまう,せる,たつ,つとめる,づける,できる,と思う,に思う,もつ,ゆく,られる,れる,作る,優れる,入る,分かれる,占める,取り残す,就く,崩れる,得る,思い知る,怠る,恥じる,戻す,抜く,据える,止まる,沁みる,消える,生きる,目指す,直す,続ける,耐える,見つめる,認める,進む,進める,陥る,
■総合点 92点
■均衡点 6点
私は長いこと京都に(感)
高1 あおにま(aonima)
2025年11月2日
私は長いこと京都に住んで毎日のように道で僧侶と出会った。僧という身分であることほど怖いことはない。現代日本の僧侶は、ほとんど例外なく、職業人として僧職に就くことを他律的に条件づけられてそうなったという人びとが大半を占めるであろう。そして、自らを一個の人間に戻し、その裸身を改めて見つめ直すという宗教者としての基本的な心構えは、霧のように消えてゆくであろう。私はかつて旧制中学の教師だった時に身に沁みて体験した。長く教師をつとめたら、人間の成長は止まってしまうこと必定だと、私は思い知った。およそ人間として成長するためには、絶えず現在の自分の生き方を恥じることが必要であろう。自らを恥じるとは、自らを客観視する別の眼をもち得ることである。現在の環境に埋没することなく、つまり現在の職業や地位に腰を据えてしまうことなしに、自分の新たな可能性を絶えず開拓しようとする気魄をもち続けることが大切だ。およそ人間として成長するためには、絶えず現在の自分の生き方を恥じることが必要であろう。
そのための方法は、第一に、自己満足に陥らないことだ。自己満足に陥るといつの間にか満足できないようになってしまう。つまり、現状の自分に満足せずに、さらなる高みへと進むように努力し続けることが大切だ。例えば、学校の中間テストで学年一位を獲得したとしよう。この結果は、自分が他の誰よりも優れているというのを証明している。ここでふたつの道に分かれると思う。一つ目の道は期末テストも学年一位を維持するために、気を抜かずに努力し続け期末テストでも良い結果を得ることができる道だ。もう一つの道は、自己満足に陥って勉強を怠り、友達とカラオケやゲームセンターに遊びに行ってしまい期末テストで悲惨な目にあうという道だ。学年一位を獲得したのは誇りに思っていいと思う。しかし一番重要なのはその後の切り替えだ。いつまでもその結果に満足せずに気持ちを初心に戻して挑戦することが大切ということだ。
第二の方法としては、井の中の蛙にならないように、常に外部との交流を進めるような仕組みを組織の中に作ることだ。外部との交流を遮断すると外部からの情報が一切入ってこなくなる。つまり、周りの社会から取り残されているのと同然だ。歴史上の例では、鎖国時代の日本や清の国は、外国との貿易を遮断して我が国だけで政治や文化を発展させようとした。しかし、自分の国の中だけの序列を基準にし、世界の情勢を無視していたために、いざ開国した時にたち崩れてしまった。定期的に外部と交流することで成長することができる。
確かに、人間には息抜きも必要だ。自分がありのままで認められているという感覚があればストレスにも耐えられる。しかし、人は今の自分に満足するために生きるのではなく、さらなる高みを目指すために生きているのである。だから、およそ人間として成長するためには、絶えず現在の自分の生き方を恥じることが必要であろう。