<<え2019/205jみ>>
アナログ的な生き方=より人間らしい生き方。
一瞬(いっしゅん)一瞬(いっしゅん)を大事にして生きていくことが本当に大事ですね。

 こたつさんの作文は、デジタルとアナログの時計を比較(ひかく)しながら、現代社会における「アナログに生きる」ことの意義を深く考察しています。
 まず、デジタルとアナログの特徴(とくちょう)を具体的に挙げている点がわかりやすく、読者に両者の違い(ちがい)をしっかり伝えています。
 また、「アナログを悪いものと決めつけない」という視点や、人間の心や感覚がアナログ的であることを説明した部分は説得力があり、独自の考えがよく表れています。

 ファーブルの例を用いて、五感を使った経験の大切さを示したところも、具体的でイメージしやすく、文章に深みを与え(あたえ)ています。
 さらに、「カメラマンは、レンズのほこりを払う(はらう)まえに目のほこりを払わ(はらわ)なければならない」という名言を引用し、自分の感覚や心を見つめ直すことの重要性を述べている点も効果的です。

 全体を通して、アナログの良さを多角的に捉え(とらえ)、自分の生き方に結びつけているため、主題がしっかりしていて読み応えがあります。
 こたつさんの考えがしっかり伝わる、よくまとまった作文です。

項目(こうもく)評価】
意見がよく書けています。
方法がよく書けています。
生き方の主題がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
名言がよく書けています。

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1165字/1000字
思考点:74点
知識点:77点
表現点:84点
経験点:91点
総合点:84点
均衡(きんこう)点:3点

 


■思考語彙 19種 24個 (種類率79%) 74点
 確か,、単に,。しかし,。たとえば,。だからこそ,。なぜ,。確か,からこそ,そのため,だから,だろう,と思う,と考える,なければ,ならば,にこそ,は確か,や考える,頼らざる,

■知識語彙 57種 79個 (種類率72%) 77点
不便,不可欠,不完全,世界,五感,人間,仕事,便利,再現,利点,効率,名言,呼吸,場面,外側,大切,娯楽,存在,学習,完璧,心臓,必要,情報,感情,感覚,数値,文字,方法,時計,時間,本来,正確,無意識,物質,現代,理解,生活,生涯,画面,瞬時,瞬間,確実,社会,経済,経験,自分,自身,行動,観察,記録,認識,連絡,選択,選択肢,還元,部品,鼓動,

■表現語彙 123種 209個 (種類率59%) 84点
 確か,。確か,あまり,いろいろ,がち,こと,これら,さ,そのため,そのもの,それ,たくさん,たち,とき,ところ,は確か,ほこり,もの,よう,アナログ,インク,カメラマン,デジタル,デジタル技術,ファー,ブル,レンズ,一つ,不便,不可欠,不完全,世界,中,事,二つ,五感,人,人間,仕事,体,便利,再現,利点,前,効率,匂い,化,名言,味,味わい,呼吸,命,場面,外側,多く,大まか,大切,娯楽,存在,学習,完璧,心,心臓,必要,性,情報,感情,感覚,手,手書き,数値,文字,方法,時計,時間,本来,様々,正確,温もり,無意識,物質,現代,理解,生き方,生活,生涯,画面,癖,的,盤,目,瞬時,瞬間,確実,社会,私,紙,経済,経験,耳,肌触り,自分,自身,草むら,虫,行動,見た目,観察,記録,認識,誰,越し,身,逆,連絡,選択,選択肢,還元,部,部品,陰,音,鼓動,

■経験語彙 48種 60個 (種類率80%) 91点
いける,かける,かすれる,ざらつく,たどり着ける,つながる,できる,と思う,と考える,まう,まわる,もつ,や考える,よる,られる,れる,わかる,作る,動かす,向き合う,含む,囲む,待つ,得る,感じる,感じ取る,手放す,払う,指す,捉える,捧げる,曇る,残す,決めつける,滲む,生きる,直す,知れる,確かめる,積み重ねる,聞く,見える,見つめる,触れる,追い求める,這う,選ぶ,頼る,

■総合点 84点

■均衡点 3点
 

アナログな生き方
   中3 こたつ(akiriyo)  2025年11月1日

 時計を選ぶときにはいろいろな選択肢があるが、文字盤がアナログ化デジタル化である部というものもある。デジタル時計の良いところは正確な時間が知れるところだ。逆にアナログ時計の良いところは、瞬時に大まかな時間がわかることだ。デジタル時計は部品が少なく、軽く安く作ることができ経済的だ。

 私は、よりアナログに生きていけるようになりたいと考えている。なぜならば、現代社会は便利さや効率を追い求めるあまり、あらゆる場面でデジタル技術に囲まれている。情報を得るのも、記録を残すのも、誰かとつながるのも、今やほとんどが画面越しだ。確かにデジタルには多くの利点がある。だがその便利さの陰で、私たちは手で触れ、耳で聞き、体で感じるという、人間としての本来の感覚を少しずつ手放しているのではないだろうか。だからこそ私は、「アナログに生きる」という選択をしたいと思うのだ。そのためには二つの方法があるだろう。

一つ目は、アナログを悪いものだと決めつけないことだ。私たちは、アナログを不便、古い、非効率などと捉えがちだ。しかし、そもそも人間そのものがアナログ的な存在であるという事を認識している人は少ない。心臓の鼓動や呼吸などの人間の無意識な行動は、数値に還元できない不確実性を含んでいる。だからこそ、人間は完璧ではないものに心が動かされる。たとえば手書きの文字には、その人の癖や感情が滲む。紙のざらつき、インクのかすれ、そうした「不完全さ」の中にこそ温もりがあるのだ。デジタルでは再現できない味わいは、アナログには確かに存在する。

 二つ目は、様々な経験を積み重ねることだ。アナログとは、単に物質的なことを指すだけではない。経験そのものがアナログなのだ。匂い、音、肌触り、味、見た目、これらは一つとして同じ瞬間がない。だからこそ、実際に体を動かし、時間をかけて感じ取ることが大切だ。虫の観察に生涯を捧げたファーブルが、草むらで這いまわるようにして、小さな命を見つめたように、私たちも五感を通して世界に向き合うことで、デジタルでは得られない深い理解にたどり着けるだろう。

 確かに、現代に生きる私たちがデジタルに頼らず生活するのは難しい。仕事、学習、連絡、娯楽など、あらゆる場面でデジタルは必要不可欠な存在だ。しかしそれでも、アナログだからこその良さがあるものはたくさんある。「カメラマンは、レンズのほこりを払うまえに目のほこりを払わなければならない」という名言があるように、外側の世界を見る前に、自分自身の感覚や心の曇りを見つめ直すことは大切だ。私たちがよりよく生きるには、目に見える情報だけでなく、触れること、感じること、待つことや考えることを通して、世界を身をもって確かめる必要がある。それがアナログ的な生き方なのである。