はるまきさん、作文を読んでとても楽しい気持ちになりました。
電車に乗ることが、はるまきさんにとって家族との大切なつながりであることがよく伝わっ(つたわっ)てきます。
特に(とくに)(あらし)電のアナウンスを聞いて祖父母(そふぼ)一緒(いっしょ)に口ずさむ場面は、家族の温かさが感じられて素敵(すてき)でした。
また、お母さんの話を交えて能勢(のせ)電鉄のことを紹介(しょうかい)しているところも、文章が立体(てき)になっていてとても良かっ(よかっ)たです。
「まるで旅の始まりのような気分」や「仕事のご褒美(ほうび)のように楽しんでいた」というたとえがうまく使われていて、電車の魅力(みりょく)がわかりやすく伝わり(つたわり)ました。
ですます調で説明(せつめい)描写(びょうしゃ)がしっかり書けているので、読みやすかったです。
最後(さいご)夕焼け(ゆうやけ)描写(びょうしゃ)で、電車に乗る楽しさや心の動きが感じられ、動作情景(じょうけい)結び(むすび)がよく書けています。
これからも、身近なことを大切にしながら、感じたことを丁寧(ていねい)に書いていってくださいね。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
たとえの使い方:よい
前の話聞いた話:よい
ですます調:よい
心の中で思ったこと:よい
動作情景(じょうけい)結び(むすび):よい
 

森リン評価 彩りを運ぶ電車 tu 11月2週 はるまき
字数/基準字数:
1001字/700字
思考点:56点
知識点:61点
表現点:66点
経験点:71点
総合点:67点
均衡点:4点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:66点
知識点:71点
表現点:77点
経験点:81点
総合点:74点
均衡点:4点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙12種13個92%56点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙35種57個61%61点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙84種127個66%66点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙35種46個76%71点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1001字
 56点
 61点
 66点
 71点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 12種 13個 (種類率92%) 56点
。だから,あるから,いるから,いると,からこそ,で思う,と思う,と考える,乗ると,流れると,聞こえると,見えるため,

■知識語彙 35種 57個 (種類率61%) 61点
一緒,上品,中心,乗車,井筒,京都,今日,仕事,充実,兵庫,名産,地元,大阪,小豆色,嵐山,新光風台,日常,景色,本舗,残念,毎年,毎日,気分,祖父母,紅葉,紫色,綺麗,能勢,褒美,観光,路面,都会,長期,電車,電鉄,

■表現語彙 84種 127個 (種類率66%) 66点
お世話,こと,これ,さりげ,そう,たくさん,とき,よう,ん,アナウンス,イルミネーション,クリスマス,トンネル,リフレッシュ,一,一緒,上品,両,中,中心,乗車,二つ,井筒,京都,人,今,今日,仕事,休み,充実,八ツ橋,兵庫,名産,地元,夕焼け,大阪,始まり,客,家,小豆色,山,嵐,嵐山,帰り,府,心,急,新光風台,方々,旅,日常,春,景色,本舗,桜,森,楽しみ,残念,母,毎年,毎日,気分,的,県,祖父母,私,秋,窓,紅葉,紫色,綺麗,能勢,褒美,見えるため,観光,赤み,路面,都会,長期,電,電車,電鉄,頃,顔,

■経験語彙 35種 46個 (種類率76%) 71点
うつる,おこす,くれる,しまう,せる,ちゃう,つなぐ,てる,できる,でる,で思う,と思う,と考える,なくなる,のせる,れる,乗る,住む,口ずさむ,呼ぶ,囲む,始める,彩る,持つ,楽しむ,流れる,深める,眺める,聞こえる,落ち着く,見える,見合わせる,語る,走り出す,走る,

■総合点 67点

■均衡点 4点
 

彩りを運ぶ電車
   小4 はるまき(akoruka)  2025年11月2日

    彩りを運ぶ電車

              はるまき

 「九時十五分の電車だから、そろそろ行こうか。」

私の家には車が無いので、習い事に行くときも、お出かけするときも、父だったら仕事にいくときも、いつも電車に乗る。祖父母の家に行くときも、電車に乗ることが大半である。私がまだ一人で電車やバスに乗ったことがないのもあって、電車は、移動だけではなく、家族とのつながりにも欠かせないのだ。

 二つの家を持っている祖父母が中心的に住んでいる京都府嵐山では、「嵐電」に乗っている。嵐電は、濃い紫色をした一両の路面電車。春には桜が見え、秋には山の紅葉が見えるため、観光客の方々もたくさん乗車している。

「そろそろ嵐山かなぁ。」

と思いながらゆっくりと景色を眺めていると、いつも急に、

「嵐山〜に〜おこしやす〜、井筒八ツ橋本舗〜」

と名産の八ツ橋のアナウンスが流れる。これが聞こえると、私と祖父母は顔を見合わせ、

「井筒八ツ橋本舗〜」

と思わず一緒に口ずさんでしまう。嵐電に乗ってこのアナウンスが流れると、旅の始まりのような気分になって、なんだかワクワクするのだ。

 また、母の地元の大阪府新光風台には、「能勢電鉄」という、大阪府と兵庫県をつなぐ電車も走っている。赤みがある上品な小豆色をしていて、地元の人からは「のせでん」と呼ばれているそうだ。私も長期休みにお世話になっている能勢電鉄に乗ることを、若い頃の母はとても楽しみにしていたそうだ。

「のせでんって、森に囲まれているから景色が綺麗だよね。だから、仕事で都会に行ったときの帰りに能勢電鉄に乗ると、リフレッシュできたんだ。」

なるほど、能勢電鉄の景色を、仕事のご褒美のように楽しんでいたのか。

「それでねぇ、今は残念ながらなくなっちゃったんだけど、クリスマスにはトンネルの中とかでたくさんイルミネーションをしてて、毎年楽しみだったなぁ。」

しみじみと語る母を見て、電車は、日常的にあるからこそ、乗ると何だか落ち着くのかなぁと考え始めた。

 電車は、時には旅のワクワクを深めてくれ、時には日常をさりげなく彩ってくれる。そんな電車に乗ることを楽しんで、毎日を充実させたいと心の中で思った。今日もガタンゴトンと走り出した電車の窓には、美しい夕焼けがうつっていた。