昔話から学んだことは

   中3 あおてね(aotene)  2025年11月3日

  昔話と老人ということになると、まずわが国の昔話にはよく老人が登場することに気づかれるであろう。実はこのことは日本の昔話のひとつの特徴であり、内外の昔話研究者の指摘しているところである。老人の知恵は思考の逆転の必要性を示している。実は、思い切った発想こそ、われわれが老人のことを考える時に必要なことではなかろうか。私は、 昔話に生き方を学んでいきたい。

 第一の方法として、幼稚だと馬鹿にせず自分のためになるものは無いかと考えること。例えば、発明家、トーマス・エジソンの話がある。エジソンは子どものころ、周囲から幼稚だと笑われるような実験を何度も繰り返した。しかし彼は、人々からの笑いを耐え、「自分のためになるものは無いか」と考え続け、その積み重ねがやがて大きな発明につながった。現代の電気技術などの基本となり、それの発展としたものが今私たちの身の回りに溢れている。また、多くの説明的文章で彼を例えにする文章も良く見かける。偉大の人ほど常に初心を忘れず、最初から大きいプロジェクトを試行しようとせず、最初から成功を求めようとしていないのだと思った。このように、幼いからといって物事を馬鹿にせず、学びを探す姿勢が成長には欠かせないと分かる。

 第二の方法として、昔話の技術や知識を保存し、伝えていく。私が一番最初に昔話から学んだことは、団結力はとても大事だということを学んだ。三匹の子豚という有名な昔話から学んだ。何回か失敗してしまっても、最後の最後には仲間が助けてくれる。一人で何か全てやろうとすると一回大きな壁にぶつかってしまうともう一度立ち上がることは難しい。私も昔、首都圏の有名学校の過去問を一人自力で解くと言い張ったが、問題を読むだけで意味がわからなくなり結局諦めてしまったことがあった。最後には父と一緒に考えながら解いた。団結力の大切さを昔話から学んだとき、これはこれからの生活に役立てそうだと思った。これからも、昔話から得た知識を、理解しただけで終わらせず、自分のためになるように実際に活用していきたいと思った。

 確かに、最新の技術や知識も必要だ。しかし、「悪書を読まないことは、良書を読むための最初の条件である。」という言葉があるように、ほとんどの知識や技術の基本は昔話や昔の人からのものを元にしている。発展的なことを学ぶ前に基本的なことを学び、身につけることで知識や技術がより身につきやすいと考える。