12月になりますね。気ぜわしい時期です。
<<え2015/950pみ>>
あおにまさん、文章全体を通して「成長するためには現在の自分を恥じることが必要」という主題が一貫していて、とても説得力があります。書き出しと結びで同じフレーズを使い、主題を強調している点が効果的で、書き出しの結びがよく書けています。具体的な方法として「自己満足に陥らないこと」と「外部との交流を進めること」を挙げ、それぞれに詳しい説明と実例を示しているため、読者にわかりやすく伝わっています。特に、学年一位の例を用いた体験実例がよく書けており、身近な例で説得力を高めています。また、鎖国時代の日本や清の国の歴史実例を用いて、外部交流の重要性を示した点も優れています。主題に対して具体的な方法がしっかり提示されているので、論理の展開が明確です。文章全体が落ち着いた語り口で、論理的に構成されているため、高校1年生として非常に完成度の高い小論文です。この調子で、今後も具体例を交えながら論を深めていってください。
【項目評価】
当為の主題がよく書けています。
方法がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
歴史実例がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1093字/1000字
思考点:85点
知識点:79点
表現点:82点
経験点:67点
総合点:81点
均衡点:3点
■思考語彙 23種 35個 (種類率66%) 85点
確か, 第,、つまり,、第,。しかし,。つまり,。例えば,あろう,しよう,するため,すると,せざる,せよう,そのため,たため,だろう,な可能,に思う,抜かざる,持てば,目指すため,避けるため,陥ると,
■知識語彙 60種 113個 (種類率53%) 79点
一切,一番,世界,中間,交流,人間,初心,努力,勉強,友達,地位,地域,埋没,基準,外国,外部,大切,学年,学校,定期,客観,崩壊,序列,必要,悲惨,情勢,情報,感覚,成長,政治,文化,方法,日本,時代,期末,歴史,気魄,清国,満足,無視,獲得,現在,環境,発展,社会,組織,結果,維持,職業,自分,自国,自己,証明,貿易,遮断,重要,鎖国,開国,開拓,限界,
■表現語彙 119種 220個 (種類率54%) 82点
確か,いつ,ここ,こと,これら,するため,そのため,その後,それら,たため,な可能,よう,カラオケ,ゲームセンター,スタート,ストレス,テスト,一,一つ,一切,一番,上,世界,中,中間,二,二つ,井,交流,人,人間,今,仕組み,他,位,例,切り替え,初心,別,努力,勉強,友達,周り,国,地位,地域,埋没,基準,外国,外部,大切,学年,学校,定期,客観,崩壊,己,序列,必要,性,息抜き,悲惨,情勢,情報,感覚,成長,戦い,政治,文化,新た,方法,日本,時,時代,期末,次,歴史,気,気持ち,気魄,清,清国,満足,無視,獲得,現在,環境,生き方,発展,的,目,目指すため,眼,社会,組織,結果,維持,職業,腰,自ら,自分,自国,自己,蛙,視,証明,誇り,誰,貿易,遊び,道,遮断,避けるため,重要,鎖国,開国,開拓,限界,高み,
■経験語彙 32種 50個 (種類率64%) 67点
しまう,せる,できる,なくなる,に思う,ほかなる,られる,れる,作る,優れる,入る,分かれる,切る,勝てる,取り残す,得る,怠る,恥じる,戻す,抜く,持つ,据える,生きる,目指す,続ける,耐える,認める,進む,進める,遭う,避ける,陥る,
■総合点 81点
■均衡点 3点
清書
高1 あおにま(aonima)
2025年11月4日
およそ人間として成長するためには、絶えず現在の自分の生き方を恥じることが必要であろう。自らを恥じることは、自分を客観視する別の眼を持つことにほかならない。現在の環境に埋没することなく、つまり現在の職業や地位に腰を据えてしまうことなしに、自分の新たな可能性を絶えず開拓しようとする気魄を持ち続けることが大切だ。およそ人間として成長するためには、絶えず現在の自分の生き方を恥じることが必要であろう。
そのための方法は、第一に、自己満足に陥らないことだ。自己満足に陥ると、いつの間にか自分に満足できなくなる。つまり、今の自分に満足せずに、さらなる高みへと進む努力を続けることが大切だ。例えば、学校の中間テストで学年一位を獲得したとしよう。この結果は、自分が他の誰よりも優れていることを証明している。ここで二つの道に分かれる。一つ目の道は期末テストも学年一位を維持するために気を抜かずに努力し続け、期末テストでも良い結果を得ることができる道だ。もう一つの道は、自己満足に陥って勉強を怠り、友達とカラオケやゲームセンターに遊びに行ってしまい、期末テストで悲惨な目に遭う道だ。学年一位を獲得したことは誇りに思ってもいいだろう。しかし、一番重要なのはその後の切り替えだ。いつまでもその結果に満足せず、気持ちを初心に戻して再スタートを切ることで、次も自分に満足できるようになる。つまり、己との戦いに勝てるかどうかだ。
第二の方法は、井の中の蛙にならないように、常に外部との交流を進める仕組みを組織の中に作ることだ。外部との交流を遮断すると、外部からの情報が一切入らなくなる。つまり、周りの社会から取り残されているのと同じだ。歴史上の例では、鎖国時代の日本や清の国は、外国との貿易を遮断し、自国だけで政治や文化を発展させようとした。しかし、自分の国の中だけの序列を基準にし、世界の情勢を無視していたため、いざ開国した時に崩壊した。日本国や清国のように、一つの国や地域だけでそれらを発展させるには限界があるということだ。これらを避けるためには、定期的に外部と交流し、新しい情報を得ることが重要であり、そうすることで社会から取り残されることがなくなる。
確かに、人間には息抜きも必要だ。自分がありのままで認められているという感覚を持てば、ストレスにも耐えられる。しかし、人は今の自分に満足するために生きるのではなく、さらなる高みを目指すために生きている。したがって、およそ人間として成長するためには、絶えず現在の自分の生き方を恥じることが必要であろう。