たくみさん、自然の雄大さや美しさを自分の体験を通してしっかりと伝えていますね。日光や山梨での具体的な場所や気温、景色の違いを細かく書いているので、読んでいる人もその場にいるような気持ちになれました。特に「華厳の滝」の描写は迫力があり、落差の高さや勢いを感じさせる表現がとてもよくできています。まるで岩が落ちるみたいに勢いがあった、というたとえもわかりやすく、たとえがうまく使われていますね。また、日光と山梨の自然の違いを比べているところは、ただの感想だけでなく、自然の多様さや自分の感じ方の違いがよく伝わってきて、文章に深みが出ています。さらに、自然と人間の関係について考えたことも書かれていて、自然を守り増やすことの大切さを自分の言葉でまとめているのが立派です。全体を通して、たくみさんの自然への思いがよく伝わってきて、読み手に自然の魅力を感じさせる素敵な作文になっています。
【項目評価】
・具体的な体験がよく書けています
・たとえがうまく使われています
・前の話聞いた話がよく書けています(場所や気温の比較など)
・一般化の主題がよく書けています(自然と人間の関係について)
・書き出しの結びがよく書けています
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1326字/1000字
思考点:62点
知識点:66点
表現点:77点
経験点:67点
総合点:72点
均衡点:4点
■思考語彙 14種 15個 (種類率93%) 62点
いうと,たので,とも思う,と思う,ないので,のかも,の場合,みると,も思う,人間にとって,増やすため,楽しむため,流れらしい,(らしい,
■知識語彙 41種 68個 (種類率60%) 66点
一番,中心,中禅寺湖,人間,以上,光景,共存,共通,利用,圧巻,富士山,山梨,年生,想像,扇状地,教室,日光,日本人,景色,森林,気温,河口湖,男体山,移動,空気,自体,自然,華厳,落下,落差,表側,表現,裏側,言葉,身近,途中,都会,都市,里山,雄大,魅了,
■表現語彙 108種 175個 (種類率62%) 77点
あまり,ここ,こちら,こと,これ,さ,さまざま,せい,そこ,それ,たくさん,たすき,だめ,とき,ところ,の場合,はるか,ほう,みたい,もの,やまやま,よう,ニホンカモシカ,ハイキング,ビル,ホテル,メートル,一つ,一番,下,中心,中禅寺湖,人,人間,他,以上,僕,先,光景,共存,共通,利用,前,勢い,取り組み,台,周り,圧巻,増やすため,夏,多く,富士山,山,山梨,岩,帯,年生,想像,感,戦場ヶ原,扇状地,教室,日,日にち,日光,日本人,昔,時,景色,木,森林,楽しむため,気持ち,気温,河口湖,流れ,湖,滝,物,生き物,男体山,目,移動,空気,自体,自然,華厳,落下,落差,表,表側,表現,裏,裏側,言葉,豊か,足,身近,車,近く,途中,部,都会,都市,里山,雄大,面,魅了,
■経験語彙 32種 54個 (種類率59%) 67点
きれる,しまう,しれる,すくむ,できる,とも思う,と思う,はじめる,も思う,やめる,られる,れる,上回る,住む,出る,呼ぶ,囲む,増やす,守る,帰る,広がる,感じる,楽しむ,歩く,比べる,泊まる,疲れる,登る,茂る,落ちる,見逃す,違う,
■総合点 72点
■均衡点 4点
自然の美
小6 たくみ(nomutaku)
2025年11月4日
このお伽話が昔から変わることなく子供たちを引き付けてきたのは、波乱に富んだ冒険談の幕開けを、かつての日本人にとってもっともありふれた日常生活の一面を置いた、その巧みな語りだしにあるのではないだろうか。そこで思い当たるのは、この国のもともとの集落形成が、多くの場合、扇状地からはじめられてきたことだ。こうした人間の身近にあって、さまざまな面で利用されるような森林を、日本人は里山と呼んできた。
少し前に、日光に移動教室に行った。そこは、都会とは全然違った空気感を感じられ、しかも、その時夏日だった都市部とは違い、10℃台というとても心地よい気温だった。そこで、2日目に戦場ヶ原にハイキングに行ったときに、自然の雄大さを感じられたところがある。それは、「華厳の滝」だ。戦場ヶ原自体もすごかったのだが、華厳の滝はそれ以上にすごい物だった。それは、都会では見られない、98メートルという落差から一気に落下するという勢いのある、ものすごい滝である。しかも、その周りには森林が広がっていて、ニホンカモシカも住んでいる(らしい)。でも、これだけ豊かな自然はあまり見たことがなく、想像をはるかに上回っていた。華厳の滝も、戦場ヶ原の先の中禅寺湖というところからの流れらしいが、それにしても、言葉では表現しきれない、圧巻の光景だった。それで、言葉が出ないくらい、その景色に魅了されてしまった。それはまるで、岩が落ちるみたいに勢いがあった。また、その落差というのも、足がすくむほど高いところから落ちていたので、下を見るのも怖いほどだった。
もう一つ、5年生のときに、山梨に行ったことがあって、そこでも、雄大な景色を見ることができた。そこで、泊まったホテルのすぐ近くに河口湖があるが、そこの周りが森林で囲まれていて、表と裏でいうと、裏側のあまり人が来ないようなところだった。ちなみに表側は、人がたくさん来るということで、車やビルがやたらとあった。でも、そこでも都会にはない空気感と、自然の景色というものを感じることができた。また、日光と共通して涼しかった。こちらは、日光とはほんのちょっと違って、滝ではなく湖と山が中心だった。また、ここにある山も、山梨は富士山だが、日光は男体山だった。さらに、その富士山を歩いた時には、その周りには木が茂っていて、かなりいい光景だった。でも、日光と比べてみると、日にちが少なかったせいか、自然が少なかったようにも感じられる。でも、それはまるで、山を登って、途中まで行ってすぐに帰ってしまうというように、見逃しているところが多いのかもしれない。でも、他の山に行ってみたい気持ちはやまやまだが、そしたら疲れてしまうとも思った。
僕は、自然というものは昔から人間と共存してきた生き物がたくさんあり、守るよりも増やすということをしたほうが良いのではないかと思う。また、自然とは人間にとって、楽しむためだけではなくて、守る、そして増やすためにあるのだとも思った。でも、その取り組みが帯に短したすきに長しだとだめだとも感じる。だが、増やすのが一番だとも思った。僕は、自然を一度感じたらやめられないので、もう一度来たいといった。