駅弁は駅の宝

   小4 あきたお(akitao)  2025年11月4日

僕は、東京駅から軽井沢や那須塩原、また博多駅から関西へ行く際には必ず新幹線に乗車します。列車の旅は僕が好きなこと一つです。そして、僕が新幹線に乗る際には、必ず駅弁を買い車内で食べます。あさまとはやぶさを乗る時は、「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」と言う日本一美味しい海苔弁のお店の「山」というお弁当を必ず毎回いただきます。「山」というお弁当は、一番下にご飯、その上に丁寧に海苔が乗せられていて、一番上にメインの鶏肉の照り焼きが美しく輝いているお弁当です。前回、那須塩原へ行った際に、東京駅で開店1時間以上前から家族で並び、8時の開店時に一番に買うことが出来ました。久しぶりに食べた「山」の弁当はやはり最高に美味しかったです。駅弁といえば、僕はとても食べてみたいと強い願望を抱いている駅弁があります。兵庫県の「引っ張りだこ弁」これは一度は食べてみたいです。理由はNHKテレビの「探検ファクトリー」という番組で、駅弁の工場を訪ねていた際に、僕の大好きなすっちーと中川家が引っ張りだこ弁をもうそれは美味しそうに食べていて、この駅弁には興味深い歴史もあったので食べてみたくなりました。そして引っ張りだこ弁の、入れ物がまるで本当の蛸壺みたいだからです。ぜひ皆さんも駅弁を食べてみて下さい。

ところで、駅弁の話ですが、博多駅からのぞみに乗って新大阪や京都に行く時は、僕は絶対に駅弁を食べません。なぜなら、大阪にある「丸福珈琲店」という喫茶店ででるたまごサンドとミックスジュースが、ほっぺたが落ちるほど美味しく、それを心から堪能したいからです。空腹以外あり得ません。そして、その後に吉本の漫才を観に行くからです。

僕のお母さんは、小学校2年生の時に、初めて1人で長距離バスに乗って、バレエの夏合宿に行きました。家族がいないバスの旅、初めてのお泊まりだったのでバスが出発する前、見送りに来ていた僕のおばあちゃんに、わからないように座席で泣いたそうです。今でもそのことは鮮明に覚えていて、母子が離れるときは痛みが伴うんだなと思いました。ところでまた駅弁の話に戻りますが、お母さんは京都から帰る前に、毎回お父さんに内緒でこっそり買うお弁当があります。「和久傳」の2段弁当です。これは下の段に鯛のお刺身が敷き詰められた特製チラシ、上の段には、料亭の味が詰まった贅沢の極、最高級弁当(5400円)です。一回お父さんに気づかれそうになって、

「それいくら?」

と聞かれたそうです。お母さんはドキドキしましたが、

「いくらだったかな?」

ととぼけて危機一髪だったそうです。その後本当のことを言って、値段がバレましたが、仲良しだからお父さんは、怒らなかったそうです。

僕は、お母さんの話を聞いて、嘘をついて許されるほどお母さんとお父さんは仲良しなんだなと思いました。

新大阪に行くとき以外、新幹線に乗る時は駅弁が必須だなと思いました。なぜなら、他の土地の食べ物を味わうことができ、手軽に車内で食べることが出来るからです。駅弁は旅をより一層ワクワクさせます。

そうして僕は美味しそうな「山」を受け取りました。