■思考語彙 21種 29個 (種類率72%) 79点
確か, 第,、だからこそ,。しかし,。だから,」こそ,あるべき,あろう,えがくべき,この場合,ざるば,すぎざる,たため,だろう,つけるべき,といえ,と思う,のため,やらざる,乗り越えよう,用いれば,
■知識語彙 75種 116個 (種類率65%) 90点
一番,世界,世紀,主義,予言,交流,人生,人間,体験,作品,個人,個体,六月,初日,到達,制覇,効率,同一,名言,国家,国民,場所,大切,大正,失敗,存在,学校,完璧,富国強兵,小説,当時,心理,思惑,成功,成長,手本,教育,文学,方法,既存,明治,映画,時代,時間,有名,機械,機構,水道,活躍,浸透,現代,疑問,監督,目的,破壊,等号,範囲,細部,結果,羅生門,自体,自分,自由,自立,芥川,蜘蛛,行事,裁量,計画,遍路,過去,重要,風潮,魅力,龍之介,
■表現語彙 138種 215個 (種類率64%) 90点
確か,お金,かっぱ,ここ,こと,この場合,ごと,さ,すべて,そのもの,それ,たため,たち,とき,のため,ぼく,まわり,まわり道,もの,やり方,ガス,スムーズ,ダメージ,トラブル,ネガティブ,ボンベ,一,一つ,一番,世界,世紀,中,主義,九,予言,二,交流,人,人生,人間,体験,何,作品,例,個人,個体,僕,八,六月,内,初日,到達,制覇,力,効率,十,同一,名言,国,国家,国民,型,場所,大切,大正,失敗,子,存在,学校,完璧,家,富国強兵,小説,度,当時,後,心,心理,思惑,性,成功,成長,手本,教育,文学,方法,旅,既存,明治,映画,時代,時間,有名,末,本,権,機械,機構,気持ち,水道,活躍,浸透,班,現代,界,番,疑問,的,監督,目的,破壊,私,等号,範囲,糸,細部,結果,羅生門,考え,者,自体,自分,自由,自立,芥川,蜘蛛,行事,裁量,視,計画,身,遍路,過去,重要,頃,風潮,魅力,龍之介,
■経験語彙 44種 59個 (種類率75%) 85点
あらわれる,えがく,おる,かみ合う,きる,ささる,すぎる,つける,できる,といえ,と思う,ほかなる,まわる,やる,ゆく,られる,れる,乗り越える,使う,出会う,動く,及ぶ,困る,外れる,従う,得る,忘れる,感じる,捉える,残す,泊まれる,狭める,用いる,結ぶ,続ける,織り込む,繰り返す,至る,語る,読む,起きる,進める,過ぎる,頼る,
■総合点 91点
■均衡点 5点
まわって
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年月日
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは、文字通り怒りを発し続けているバンドである。彼らの戦う相手である政治は、「機械」である。ここでの「機械」は、国家と等号で結ばれる存在ではない。十九世紀末、ヴァレリーは、「方法」は個人の自由な裁量権の及ぶ範囲を狭めてゆき、「方法」が世界を制覇すると予言していた。いかなる人間も、「方法」さえ用いれば、同一の結果に到達する。このとき、それを用いる個体性も破壊されるのだ。ここで語られる「方法」は、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが語っていた「機械」と同じであろう。あらゆる機構の細部まで浸透しきった「機械」こそが、私たちから個体性を剝奪する「方法」にほかならない。
機械に頼りすぎず、自分で乗り越えようとする自立性を身につけるべきだ。
第一の方法は、ときにまわり道を大切にすることだ。僕の学校の行事で、お遍路がある。僕は六月頃に、八十八番から一番~十番までまわったのだが、その中で、班内で少し困ると感じていることがあった。それは、効率を重要視しすぎる子がいたことだ。お金も時間も計画も、すべて効率的にやらねばならないという完璧主義的な子がいて、僕はちょっとかみ合わなかった。そもそも、お遍路というものごと自体、効率的ではないのではないだろうか。そして、だからこそ、自分が計画していなかった場所に出会ったり、人との交流ができたりする。それが魅力の一つではないかと思う。だから、ときには遠まわりも大切なのだ。とはいったものの、結果的には効率的な旅にならなかった。初日にガスボンベを忘れたり、水道のある場所に泊まれなかったりと、いろいろとトラブルが起きた。その中で、また、成長できたのだと思う。
第二の方法は、自分の気持ちから動いて、体験していくことだ。大正時代に活躍した小説家である芥川龍之介は、羅生門や蜘蛛の糸で有名だ。当時、特に明治時代では、富国強兵のために国民を教育するという目的が強かった。その風潮は、文学界にもあらわれており、文学は人生の手本であるべきだという考えが浸透していた。その中で、芥川龍之介は、文学とは人間そのものをえがくべきものという考えに至ったため、現代的な心理や疑問を織り込み、人間の「心の弱さ」を捉えた作品が多く残した。だから、芥川龍之介の本を読んだ後は心へのダメージがすさまじいのだ。ぼくは、かっぱを読んだときに特に心に深くささり、ネガティブになった。「正しいやり方なんてものは、過去の成功例に過ぎない。」という映画監督のスタンリー・キューブリックの名言があるが、この場合、「正しい文学なんてものは、国の思惑に過ぎない。」であろう。芥川龍之介は、その型から外れた文学者だといえる。
確かに、既存の方法を使い、ものごとをスムーズに進めることも大切だ。しかし、自立とは、方法に従い続けて得られるものではなく、自分で失敗して、まわり道を何度も繰り返してついに得られるものだ。だから、機械に頼りすぎず、自分で乗り越えようとする力を身につけるべきだ。