あけやのさん、文章全体を通して、自然のものと人工のものの違い(ちがい)や、それぞれの良さについてしっかり考えが書けています。
特に、ヒノキやバイオリン、琺瑯の(なべ)など、具体的な例をあげているので、説得力があり、読んでいてわかりやすいです。
また、母親の話を取り入れていることで、文章に深みが出ていて、あけやのさん自身の考えだけでなく、家族の意見も伝わってきます。
(えん)懐中(かいちゅう)電灯の光の違い(ちがい)描写(びょうしゃ)した部分では、音や色、匂い(におい)まで細かく表現していて、情景が目に浮かぶ(うかぶ)ようです。
たとえや比喩(ひゆ)は使われていませんが、具体的な描写(びょうしゃ)で自然のやさしさや深みを感じさせる力があります。
最後に、自分の考えをまとめて、これからの生活にどう活かしたいかを書いているので、文章の結びとしてもすっきりしています。
全体的に、自然のものの良さを伝えたい気持ちがよく表れていて、とてもよい作文です。

項目(こうもく)評価】
・具体例の活用:よくできている
・前の話や聞いた話の活用:よくできている
・情景描写(びょうしゃ):よくできている
・主題の一般(いっぱん)化:よくできている
・書き出しの結び:よくできている

 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1172字/1000字
思考点:62点
知識点:69点
表現点:82点
経験点:82点
総合点:74点
均衡(きんこう)点:1点

 


■思考語彙 14種 15個 (種類率93%) 62点
。だから,。つまり,。一方,いると,すると,だろう,と思う,に第,れると,乾かすと,人間にとって,使えば,再び第,重ねると,

■知識語彙 46種 64個 (種類率72%) 69点
一番,上昇,下降,人口,人工,人間,以上,便利,側面,剛性,土地,大事,太陽,建築,恩恵,懐中,数量,文明,新品,時期,最初,最近,最適,楽器,機械,歳月,活用,琺瑯,生地,生活,生育,用材,白色,目的,真理,種類,自然,解明,証明,赤色,追求,道具,長文,電灯,音色,香気,

■表現語彙 119種 202個 (種類率59%) 82点
こと,これ,さ,しっくり,その後,それ,たくさん,たち,たま,とき,どれ,ならでは,もの,ゆるやか,よう,わたし,オレンジ,ガーゼ,コンピューター,ゴワゴワ,タオル,バイオリン,パジャマ,ヒノキ,リラックス,一,一番,三,上昇,下降,中,二,二つ,人口,人工,人間,以上,何,便利,側面,光,別,剛性,割,動き,匂い,味,味わい,土地,大事,太陽,年,底,建築,形,後,恩恵,懐中,我が家,所,手,数量,文明,新品,方,時,時期,最初,最近,最適,服,木,楽器,機械,歳月,母,気,活用,深み,炎,焦げ,物,琺瑯,生,生地,生活,生育,用材,白,白色,百,的,目,目的,真理,私,種類,耳,肌,自然,色,解明,証明,話,赤色,追求,通り,道具,鍋,長持ち,長文,間,電灯,音,音色,香気,1つ,2つ,3つ,

■経験語彙 42種 71個 (種類率59%) 82点
くれる,すぎる,つくる,できる,でる,と思う,もつ,れる,乾かす,作る,使い古す,使う,信じる,入る,出る,切る,包み込む,含む,増す,始まる,弾ける,当てる,役に立つ,感じる,手放す,持つ,教える,断つ,洗う,澄ます,照らす,燃える,生きる,経つ,続ける,習う,聞く,見える,過ぎる,重ねる,香る,鳴り響く,

■総合点 74点

■均衡点 1点
 

わたしたちは、長い間木綿と
   小6 あけやの(akeyano)  2025年11月4日

 ヒノキは切られてから二、三百年の間は、強さや剛性がじわじわと増して二、三割も上昇し、その時期を過ぎて後、ゆるやかに下降する。つまり、木は切られた時に第一の生を断つが、建築の用材として使われると再び第二の生が始まり、その後、何百年もの歳月を生き続ける。バイオリンは、用材の剛性が増すとともに、音色が良くなるのである。また、木は生育した土地で使われたとき一番しっくりして長持ちする。私たちは、機械文明の恩恵の中で、数量的に証明できるものにのみ真理があり、それだけが正しいと信じすぎてきた。だが、自然がつくったものは、コンピューターでは解明できない側面をもっている。

 光には二つの種類がある。1つ目は自然の光、2つ目は人工の光だ。わたしはその中の、炎と懐中電灯に目を当てた。炎は、動きがあって楽しい。じっと耳を澄まして聞いていると、「パチパチ」という音や、時々「パチッパチン」という気が弾ける音がする。その弾ける時にふわっと香る匂いも、燃えている木の香気がして、リラックスできる。色も、オレンジ色や、たまに見える白や赤色も、自然ならではの優しい色味だ。一方懐中電灯は、炎とはまったく別の種類の光を持っている。それは、はっきりとした白色で、自然にはない明るさだ。自然の光にある優しさはあまり含まれていないが、暗い所を照らすだけの目的として使うのなら最適だろう。わたしは、人工のものは役に立つけれど自然のものの方が深みや、やさしさがあると思った。

 母に使うにつれ、よくなっていくものについて聞いた。すると、3つのものについて教えてくれた。1つ目はタオルとガーゼ生地だ。これは、使えば使うほど柔らかくなり、クタッとする。最初はゴワゴワしていたり、固かったりするが、さらに、もっと洗い、太陽の光で乾かすと、とても肌に気持ちよくなる。ふわっと包み込んでくれるようにも感じる。私はガーゼの生地ののパジャマを持っているのだが、どれだけ小さくなっても手放したくない服だ。2つ目はバイオリンだ。長文にもあった通り、古いほど深い音がでる。わたしはバイオリンを習っているのだが、やはり、最近作られたものよりも、作られて、100年以上経っている楽器の方がよく鳴り響き、手にしっくりくる。3つ目は琺瑯の鍋だ。これも使い重ねると新品のものより味わいが増す。我が家には琺瑯の鍋が2つある。どれも5年以上は使っていて、底に丸い形の焦げが入っている。私は母の話を聞いて、新品よりも使い古したものの方が良い味わいや深さが出ると感じた。

 人間にとって、本当に大事なのは、便利さだけを追求した人口の物より、使うことに味わいが出て、深くなる自然のものを使った道具である。だから、これからは人工のものだけでなく、自然のものもたくさん生活の中に活用していきたいと思った。