あきひろさん、木登りの楽しさや特別な気持ちがとてもよく伝わってきました。
木の上から町の様子を観察する視点(してん)新鮮(しんせん)で、まるで自分も一緒(いっしょ)に木の上にいるような気持ちになりました。
「まさに高みの見物だ」ということわざをうまく使って、木の上から見る景色と挑戦(ちょうせん)の意味を結びつけているところが素晴らしい(すばらしい)です。
また、お母さんの梅の話を入れることで、木登りの経験(けいけん)がただの遊びではなく、家族の思い出や努力とつながっていることがよく伝わりました。
前の話や聞いた話がよく書けていて、文章に深みが出ています。
詩も入れて、木の上で感じる風や葉の音を表現(ひょうげん)しているので、情景(じょうけい)が目に浮かび(うかび)ます。
たとえも使われていて、木が「友達」や「教師(きょうし)」のように感じられる表現(ひょうげん)がとても上手です。
文章全体がやさしい言葉で書かれていて、あきひろさんの木登りへの愛情(あいじょう)が伝わってきました。
これからも、自分の体験や感じたことを大切にして、楽しい作文を書いてくださいね。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
視点(してん)内容(ないよう):木の上からの観察や家族の話がよく書けています。
表現(ひょうげん)力:たとえや詩がうまく使われています。
構成(こうせい)力:ことわざを使って文章がまとまっています。
感想・気づき:わかったことがよく書けています。
書き出し・結び:書き出しの結びがよく書けています。

 構成(こうせい)◎ 題材◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:1161字/800字
思考点:56点
知識(ちしき)点:62点
表現(ひょうげん)点:71点
経験(けいけん)点:79点
総合(そうごう)点:67点
均衡(きんこう)点:1点

 


■思考語彙 12種 16個 (種類率75%) 56点
あれば,いると,からこそ,すると,そのため,たから,だから,だと,ぼくにとって,や可能,取ろう,吹くと,

■知識語彙 36種 54個 (種類率67%) 62点
世界,仕草,価値,全体,出来事,努力,勇気,動画,友達,収穫,地上,場所,大切,安心,実感,心臓,感覚,挑戦,教師,時間,景色,格別,様子,毎年,特別,理解,職人,自分,自由,自身,苦労,表情,観察,達成,限界,魅力,

■表現語彙 94種 178個 (種類率53%) 71点
かぜ,こずえ,こと,ことわざ,さ,ささい,そのため,それ,たち,たび,ぼく,もの,や可能,よう,ジャム,ジュース,スリル,ドキドキ,上,世界,二,人,仕草,価値,先,全体,出来事,努力,勇気,動画,友達,収穫,味,喜び,地上,場所,大切,大好き,姿,学び,安心,実感,家,広がり,心臓,性,感,感覚,手,手作り,挑戦,教師,時間,景色,木,枝,格別,梅,梅干し,楽,様子,母,毎年,気持ち,流れ,特別,理解,町,登り,目,笑い声,職人,自分,自由,自身,苦,苦労,葉,葉っぱ,葉擦れ,表情,観察,詩,話,遊び,達成,限界,階,静か,顔,風,香り,高みの見物,魅力,

■経験語彙 40種 57個 (種類率70%) 79点
あり,くれる,しまう,できる,のぞく,られる,れる,与える,入る,入れる,出す,分かる,動く,包み込む,包む,取る,向き合える,吹く,味わえる,呼ぶ,広がる,当たる,思い出す,感じる,抱く,持つ,揺れる,教える,気づく,登る,眠る,笑う,聞こえる,表す,見える,見下ろす,見逃す,違う,震える,響く,

■総合点 67点

■均衡点 1点
 

高みの見物
   小5 あきひろ(asiguru)  2025年11月4日

 「あの人はYouTubeを見ているんだ──まさに高みの見物だ。」

ぼくはどんな木でもするすると登ることができる。木はぼくにとって秘密基地であり、心を落ち着けられる友達でもある。上に登ると、町の人たちの趣味や性格、普段どんなものを見ているのかまで見えてくる。特に多いのは、みんながスマホでYouTubeを楽しそうに見ている姿だ。どんな動画を見ているのかは分からないけれど、笑い声が聞こえるたび、木の上からそっと様子をのぞくのが楽しい。地上にいると見逃してしまうような、ささいな表情や仕草も観察できるのが、木登りの魅力だ。

木登りはぼくの大好きな遊びで、町では「木登り職人」と呼ばれている。家の二階からでは見えない景色が、木の上では広がり、動く人や小さな出来事まで目に入る。風が吹くと葉っぱがやさしく揺れ、木全体がぼくを包み込むような感覚になる。そのまま枝の上でうとうと眠ってしまうこともある。木の上は、ぼくにとって安心できる家のような場所であり、同時に自分自身と向き合える場所でもある。

その気持ちを詩にすると、こうなる:

「こずえかぜに 葉擦れが響く りょくいんに抱かれ 枝の上で眠る」

風と葉に包まれて安心する様子を表している。この場所にいると、時間の流れもゆっくりで、地上では味わえない自由を感じる。木の上から見下ろす町は、いつもより小さく見え、同時に世界が広がったような気持ちになる。

母の話も思い出す。ぼくたちの家では、毎年梅干しや梅ジュース、梅ジャムを手作りしている。そのための梅は、自分たちで木に登って収穫する。高い枝の先にある大きな梅を取ろうとすると、心臓がドキドキし、手が少し震えることもある。枝が揺れるたびに、冷たい風が顔に当たる。怖いけれど、勇気を出して取った梅は、味も香りも格別だ。母はいつも「苦あれば楽あり」と笑いながら言っていた。苦労して手に入れたものだからこそ、特別な価値を持つのだと、ぼくは少しずつ理解してきた。

「高みの見物」ということわざのように、木の上から見る世界は、家の二階とはまったく違う特別な景色を教えてくれる。挑戦して登ったからこそ感じられるスリルや楽しさ、そして達成感。それは、ヒヤヒヤしながら取った梅の味のように、努力や勇気の先にある喜びだ。木の上では、自分の限界に気づき、挑戦する価値や可能性の広がりを実感できる。ぼくにとって木は、静かで頼もしい友達であり、学びを与えてくれる教師でもある。

──家の二階では味わえない、ぼくだけの特別な世界。木の上から見る景色は、ぼくに挑戦することの大切さと、努力の先にある喜びを教えてくれる──まさに「高みの見物」なのだ。