お米は日本の命
小4 はるまき(akoruka)
2025年11月3日
お米は日本の命
はるまき
日本では同じ土地に、毎年毎年、お米がつくれる。もう二千年も、それ以上もの年月、そのようにして米づくりが続けられてきたのだ。また、梅干しや、ほんのわずかの漬物などがあれば、ご飯を食べるだけで十分満足できた。中国の河姆渡遺跡からは、七千年も昔の稲が発見されている。だから、このあたりでつくられていた稲が東へ東へと伝えられ、人と技術といっしょに海を渡って、日本へやってきたのかもしれない。私がこの長文を読んで一番すぐれているなぁと思ったのは、お米は、毎年つくる事ができるし、それだけで満足できる事である。いつも当たり前にいただいているけど実はとてもすぐれているお米に、感謝しなければならない。
私は、九月末に新潟旅行に行ったときに、三日前に収穫した新米を、炊きたてでいただける機会があった。
「うわぁ、真っ白!」
「粒がたってるねぇ。」
お茶碗が運ばれてくると、みんな口々に声をあげた。今までに見たことがないほど真っ白なお米は、今にも動き出しそうにいきいきとしている。待ちきれずに食べてみたら、柔らかくて優しい味が口の中に広がった。昔から日本を支えてきたお米って、そのままでも本当に美味しい、偉大な食べ物だなぁと改めて感心した。
でも、なんでこんなにすぐれたお米をあまりつくらない国があるのか気になる。パンやパスタも美味しいけれど、そのままでも美味しいお米を、なぜあまり食べないのだろう。そう疑問に思ったので、インターネットで調べてみた。島国である日本は山が多く、川の流れが急。この急な流れの川が、栄養がたっぷりと含まれた山の土を、平野に運んできてくれるらしい。また、日本は昼と夜の寒暖差が大きいため、昼にお米がつくったデンプンを、消費せずに夜に蓄えられる。そのため、日本の地形や天候が、お米づくりにふさわしいとわかった。だからお米をあまり作らない国があるのかと納得したけど、もっとたくさんの世界の人にお米を食べてほしいと感じた。
毎年作ることができるのと同時に、そのまま食べても美味しい、たくさんの良さを持ったお米は、いつも日本を幸せにしてくれる。だから、もっと世界の人に広めて、お米の美味しさをたくさん味わいたいと心の中で思った。今日も私は、つやつやのお米を頬張る。