はるまきさん、作文を読んで、とてもよく調べて書いていることに感心しました。
お米が日本の命だという気持ちが、よく伝わっ(つたわっ)てきます。
お米の歴史(れきし)や日本の地形、気候(きこう)がどうしてお米づくりに向いているのかを調べて、わかりやすく説明(せつめい)できているのがすばらしいです。
新潟(にいがた)旅行で食べた新米の様子が生き生きと描か(えがか)れていて、まるでその場にいるような気持ちになりました。
「うわぁ、真っ白!」「(つぶ)がたってるねぇ。」という会話も入っていて、読み手が楽しく読める工夫(くふう)ができていますね。
また、「まるで」「みたい」などのたとえは使われていませんが、具体(てき)描写(びょうしゃ)でお米の美味しさやすばらしさが伝わっ(つたわっ)てきます。
インターネットで調べたことを自分の疑問(ぎもん)とつなげて書いているので、文章に深みが出ています。
最後(さいご)に「心の中で思ったこと」が書けていて、はるまきさんの気持ちがよくわかりました。
これからも、調べたことや自分の経験(けいけん)を上手に組み合わせて、楽しい作文を書いてくださいね。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえの使い方:なし(具体(てき)描写(びょうしゃ)がよい)
・前の話聞いた話:よく書けています(新潟(にいがた)旅行の話と調べたこと)
・ですますの文:よく書けています
・心の中で思ったこと:よく書けています
・動作情景(じょうけい)結び(むすび):よく書けています(最後(さいご)のお米を頬張る(ほおばる)様子)
 

森リン評価 お米は日本の命 tu 11月3週 はるまき
字数/基準字数:
991字/700字
思考点:64点
知識点:56点
表現点:62点
経験点:73点
総合点:67点
均衡点:4点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:74点
知識点:66点
表現点:73点
経験点:83点
総合点:74点
均衡点:4点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙15種16個94%64点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙27種34個79%56点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙74種111個67%62点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙36種50個72%73点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
991字
 64点
 56点
 62点
 73点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 15種 16個 (種類率94%) 64点
、なぜ,。だから,きれざる,くると,くれるらしい,せざる,そのため,たので,だろう,で思う,と思う,なければ,に思う,のかも,大きいため,

■知識語彙 27種 34個 (種類率79%) 56点
一番,世界,九月,今日,偉大,収穫,地形,天候,寒暖,島国,平野,感心,感謝,技術,新潟,新米,旅行,日本,栄養,機会,毎年,消費,満足,疑問,納得,茶碗,長文,

■表現語彙 74種 111個 (種類率67%) 62点
いっしょ,こと,さ,そう,そのため,それ,たくさん,づくり,とき,みんな,インターネット,パスタ,パン,一番,三,世界,中,九月,事,人,今,今日,偉大,前,収穫,口,口々,味,国,土,地形,声,夜,大きいため,天候,寒暖,山,島国,川,差,平野,幸せ,当たり前,心,急,感心,感謝,技術,新潟,新米,旅行,日,日本,昔,昼,末,栄養,機会,毎年,気,流れ,海,消費,満足,炊きたて,疑問,真っ白,私,米,粒,納得,茶碗,長文,食べ物,

■経験語彙 36種 50個 (種類率72%) 73点
あげる,いただく,いただける,きれる,くれる,しれる,すぐれる,たつ,つくる,てる,できる,で思う,と思う,に思う,やってくる,られる,れる,わかる,伝える,作る,動き出す,含む,味わう,広がる,広める,待つ,感じる,持つ,支える,渡る,蓄える,読む,調べる,運ぶ,頬張る,食べる,

■総合点 67点

■均衡点 4点
 

お米は日本の命
   小4 はるまき(akoruka)  2025年11月3日

    お米は日本の命

              はるまき

 日本では同じ土地に、毎年毎年、お米がつくれる。もう二千年も、それ以上もの年月、そのようにして米づくりが続けられてきたのだ。また、梅干しや、ほんのわずかの漬物などがあれば、ご飯を食べるだけで十分満足できた。中国の河姆渡遺跡からは、七千年も昔の稲が発見されている。だから、このあたりでつくられていた稲が東へ東へと伝えられ、人と技術といっしょに海を渡って、日本へやってきたのかもしれない。私がこの長文を読んで一番すぐれているなぁと思ったのは、お米は、毎年つくる事ができるし、それだけで満足できる事である。いつも当たり前にいただいているけど実はとてもすぐれているお米に、感謝しなければならない。

 私は、九月末に新潟旅行に行ったときに、三日前に収穫した新米を、炊きたてでいただける機会があった。

「うわぁ、真っ白!」

「粒がたってるねぇ。」

お茶碗が運ばれてくると、みんな口々に声をあげた。今までに見たことがないほど真っ白なお米は、今にも動き出しそうにいきいきとしている。待ちきれずに食べてみたら、柔らかくて優しい味が口の中に広がった。昔から日本を支えてきたお米って、そのままでも本当に美味しい、偉大な食べ物だなぁと改めて感心した。

 でも、なんでこんなにすぐれたお米をあまりつくらない国があるのか気になる。パンやパスタも美味しいけれど、そのままでも美味しいお米を、なぜあまり食べないのだろう。そう疑問に思ったので、インターネットで調べてみた。島国である日本は山が多く、川の流れが急。この急な流れの川が、栄養がたっぷりと含まれた山の土を、平野に運んできてくれるらしい。また、日本は昼と夜の寒暖差が大きいため、昼にお米がつくったデンプンを、消費せずに夜に蓄えられる。そのため、日本の地形や天候が、お米づくりにふさわしいとわかった。だからお米をあまり作らない国があるのかと納得したけど、もっとたくさんの世界の人にお米を食べてほしいと感じた。

 毎年作ることができるのと同時に、そのまま食べても美味しい、たくさんの良さを持ったお米は、いつも日本を幸せにしてくれる。だから、もっと世界の人に広めて、お米の美味しさをたくさん味わいたいと心の中で思った。今日も私は、つやつやのお米を頬張る。