成功体験を積み重ねることの大切さ

   中2 あかさほ(akasaho)  2025年12月1日

 私たちは、随意運動により、ある目標に向かって脳がひとりでに働いて行動することがある。ところで、何をするにしろ、失敗しないように気をつけるとどういうわけか失敗してしまう。「失敗」と言う言葉をきっかけに、以前失敗した時の脳の働きが進行して失敗すると言うことだ。これは、言葉を持っている人間の特徴ともいえる。つまり、以前に成功した経験があると、脳の働きがひとりでに進行して、成功を重ねることになる。

 私は、言葉には行動にプラスを与える面があると考える。私はバレエを習っている。最近、両足を同時に上げて跳ぶ「グラン・パ・ドシャ」という技の練習を始めた。最初は、振り付けを覚えることに必死で、それぞれの技の完成度に目を向けることができなかった。しかし、最近は振り付けをすぐに覚えられるようになったことで、一つ一つの技に集中できるようになった。グラン・パ・ドシャを練習する時には、「後に振り上げる足をあげる」ことを意識して練習していた。しかし、なかなか高く飛べるようにならず、いつかできるようになるのかなと思っていた。しかし、先々週の水曜日に、先生にあるアドバイスをもらったことで高く綺麗に飛べるようになった。そのアドバイスは、「先に振り上げる足を勢いよく振り上げる」というものだった。この技では、空中にいる間に両足が一直線になることが目標だ。そのことを意識し、前の足よりも上げにくい後ろ足を振り上げることばかり意識していた。その結果、勢いよく跳ぶことができていなかったのだ。このアドバイスをもらってから、意識して飛んでみると、いつもよりも体が軽いように感じ、楽に高く跳ぶことができた。このように、言葉が行動や結果にプラスを与える面がある。

 しかし、言葉が行動のブレーキになることもあると考える。バレエでは、小学校四年生頃からターンの練習も始めている。小学校5年生の時に、ターンの練習中に転んでしまったことがあった。そこまで痛くはなく、怪我もしなかった。その後一週間くらいは回ろうとしても、体がうまく動かなかった。少し時間が経つと、回ることができるようになった。しかし、転んだことを思い出してしまうと、「転ばないかな」と不安になってしまい、うまく回れない。それどころか、転んでしまうこともある。転んだことを考えると、急にとても怖くなってしまうのだと考えている。しかし、転んだことを思い出さなければ、うまく回ることができるのだ。このように、言葉が行動のブレーキになることもある。

 確かに、言葉には大きな力がある。しかし、「自身は成功の第一の秘訣である」という言葉があるように、一番大切なことは、自分に自信が持てるような成功体験を積み重ね、言葉の持つプラス面を活かすことだと考えた。また、言葉のプラス面を活かすような発言をできる人間になりたいと考えている。そのために、たくさんの本を読んで、一生懸命勉強しようと考えた。