あきらほさん、寿司(すし)刺身(さしみ)の好きなところから始まり、給食のクジラのケチャップがらめの話へと、食べ物に対する自分の気持ちをよく伝えていますね。
特に、クジラ料理の味やにおいを具体的に表現(ひょうげん)しているので、読んでいる人にその場の様子がよく伝わってきます。
「まるで熱中(しょう)になる一歩手前の様だった」というたとえがうまく使われていて、気持ちの強さがよく伝わりました。
また、母親の給食の話を入れることで、あきらほさんの考えが広がり、文章が立体的になっています。
ことわざの「蓼食う虫も好き好き」を使って、人それぞれ好みが違う(ちがう)ことをうまくまとめている点も素晴らしい(すばらしい)です。
最後に、食べ物の命に感謝(かんしゃ)する気持ちを表現(ひょうげん)しているところは、とても心がこもっていて、読んでいて気持ちが温かくなりました。
全体を通して、自分の体験や家族の話、ことわざを上手に組み合わせて、食べ物への思いを深く考えた作文になっています。
これからも、感じたことを具体的に伝えたり、いろいろな話を交えて書いたりする力を大切にしてくださいね。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえがうまく使われています
・前の話聞いた話がよく書けています
・ことわざがよく書けています
・わかったことがよく書けています
・書き出しの結びがよく書けています

内容(ないよう)◎ 構成(こうせい)◎ 題材◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:879字/800字
思考点:67点
知識(ちしき)点:66点
表現(ひょうげん)点:71点
経験(けいけん)点:71点
総合(そうごう)点:77点
均衡(きんこう)点:8点

 


■思考語彙 16種 19個 (種類率84%) 67点
。しかし,あるから,うと,くるので,ごまかそう,しよう,たらしい,だろう,と思う,に思う,のかも,の思う,使わざる,忘れざる,感じるから,習慣によって,

■知識語彙 42種 60個 (種類率70%) 66点
不思議,人気,人間,今日,仕方,他人,冷凍,出来,刺身,大切,大量,好物,学校,寿司,小学校,小学生,想像,意識,感謝,手前,投入,新鮮,旅館,普段,様子,毎日,熱中,献立,眼前,瞬間,確信,給食,習慣,自分,苦手,言葉,調理,野菜,食品,食材,食欲,食生活,

■表現語彙 96種 159個 (種類率60%) 71点
かわり,がら,ぐみ,こと,さ,そう,そこ,それぞれ,ところ,はるか,め,もの,よう,クジラ,ケチャップ,スーパー,センター,ハーモニー,マグロ,メニュー,一,不思議,中,事,人,人気,人間,今,今日,仕方,他,他人,僕,冷凍,出来,刺身,口,味,命,大切,大量,好き,好き嫌い,好み,好物,嫌い,学校,寿司,小学校,小学生,思い,想像,意識,感謝,手作り,手前,投入,新鮮,方,旅館,時,普段,楽しみ,様,様子,歩,母,毎日,熱中,献立,症,目,眼前,瞬間,確信,立て,給食,習慣,肉,自分,臭み,苦手,蓼,虫,言葉,誰,調理,野菜,鍋,食,食べ物,食品,食材,食欲,食生活,魚,

■経験語彙 35種 40個 (種類率88%) 71点
いただく,きる,きれる,ごまかす,しまう,しれる,すぎる,つくる,と思う,に思う,の思う,れる,上回る,作る,使う,入れる,出る,分かる,切る,失う,待つ,忘れる,感じる,映る,泊まる,消す,築く,続ける,買う,運ぶ,違う,頂く,飛ぶ,食う,食べる,

■総合点 77点

■均衡点 8点
 

おいしかったことまずかったこと
   小5 あきらほ(akiraho)  2025年12月1日

 「うわーおいしそう。」

僕は、寿司が大好物だ。寿司の中でも、特に本マグロに目がない。他にも、旅館に泊まった時に出てくる分厚く切られている新鮮な刺身が好きだ。しかし、僕は、生臭かったり、えぐみのある魚や野菜が苦手で、このようなものを口にしたら食欲を失ってしまう。

僕が最も嫌いな給食の献立は、クジラのケチャップがらめだ。クジラの生臭さを、濃いケチャップ味で、ごまかそうとしているように感じるからだ。口に入れた瞬間、消しきれなかったクジラの生臭さと、濃すぎるケチャップのハーモニーで意識が飛びそうになった。まるでその時の僕は、熱中症になる一歩手前の様だった。やっとの思いで食べきった。「誰もおかわりしないだろう。」と確信した。だが、自分の思っていた想像をはるかに上回った。なんとこの献立は人気メニューで、クジラのケチャップがらめをおかわりをしようと、今か今かと待ち続けている人が、僕の眼前に映っていた。同じ人間なのに自分と他人ではこんなにも好き嫌いが違うのかととても不思議に思った。

 母は小学生の時、給食をいつもおかわりしていたそうだ。小学校の中に給食をつくるところがあり、毎日出来立ての手作りの美味しい給食が楽しみで仕方がなかったらしい。大鍋に大量の食材が投入されて調理する様子を見る事も楽しかったそうだ。僕の学校の給食は給食センターから運ばれてくるので、やはり小学校の中で作った給食の方が美味しいのかもしれないと思った。

 人の食への好みはそれぞれだということが分かった。まさに蓼食う虫も好き好きという言葉がぴったりだ。そして人の食の好みは普段の食生活の習慣によって築かれるのかもしれない。僕の母は冷凍食品を使わずスーパーで新鮮な野菜や肉や魚を買って調理している。僕が嫌いな臭みやえぐみのあるものはあまり新鮮な食材ではないのだろう。しかし食べるということは食材の命を頂いているのであるから、嫌いな食べ物であっても食材の命に感謝したいものである。そこを忘れずに食べ物を大切にしていきたい。

今日も命に感謝して「いただきます」