期限付きの

   中1 あえわた(aewata)  2025年12月1日

 人は道具と言語によって、急速に強い優勢な動物になり、自分が狩られると言うような立場に立つことがなくなった。しかし、野生生物と狩猟民族は日々生きるか死ぬかの生活の中で濃密な生の時間を過ごし、死も又個体のエゴを超えたより大きな知恵の一部なのだと言う境地に達している。近代の宗教が目指しているものも、この野生生物や狩猟民族の精神なのではないか。このことから、僕は野生動物のように常に死の意識を持って生きていくことが大切だ。そう考える理由は二つある。

 その理由としては第一に、死のような締め切り期限があることで物事を一生懸命に取り組むことができるからだ。そのように考えることで、いろいろな努力やチャレンジができると思う。実際に、小学校のときは考えなかったが中学生になった最近になってよく思うことがある。

「人生は一度きりしかないから、いろいろなことにチャレンジしてみよう」

このように考えることで、どれだけきつくても僕は頑張れる。なぜなら、死んでしまっては頑張ることすら、チャレンジすることも、頭を使ってこのようなことを考えることができないからだ。例えば、僕が小学2年生からやっているサッカーについての話だ。前述したように、人生は一度きりしかない。そう考えると、何だかチャレンジしない方がバカらしくなってくる。

「ここまでサッカーを一生懸命にやってきたのだから、やれることはとことんやろう。」

日々の練習がきつくてやめたくなっても、最後の力を振り絞って頑張れる。最近の話で行くとサッカー部の朝練が当てはまる。最近僕の通っている中学校のサッカー部では朝練にほとんど全力疾走の状態で3km走ると言う練習がある。この時にいつも残り約1kmでふと思う。

「休みたい、止まりたい」

しかし、ここで止まったら終わりだと言い聞かせて、きつくても結局最後まで走り切る。これを読んでいる人も、僕のようにスポーツだけにとどまらずにいろいろなところで、このようなことを思ったことがあると思う。ネットで検索してみたところ、人間は「限られたもの」に価値を感じやすい生き物でこれしかない、今しかできないと思うと頑張れると書いてあった。このようなことから、人生はは一度きりしかないと考えることができ最後の最後で踏ん張って頑張れることができると思う。

 そして第二に、死などの締切がないと計画的に物事を進めれないからだ。2024年の日本の平均寿命は、男性が80.09歳で女性は87.13歳で世界一位で40年連続世界一位を保ち続けている。このような寿命があることがわかると、それに合わせて後々の計画も立てられる。例えば、大人が考えることであると思うが、子供の高校、大学に向けてお金を貯めたり、老後の生活のためにお金を貯めることだろう。これも簡単に言えば計画的に考えないといけない。なぜなら、お金を貯めておかないと一気に払えるような金額じゃない時もあるからだ。他にも、テスト期間中の話だが、何日までに出さいないといけないワークも、「〇〇日」の提出期限に向けて計画的に進めないといけないと言う点では、前述した話とさほど変わらないだろう。逆に、期限がないと、いつ終わらせればいいかわからず、自分のやるべきことを見失ってしまうと思う。このことから、締め切りを決めるのも大切だ。

 確かに、人間はを死を逃れようとして進化してきたと言っても良いだろう。しかし「限られた人生で、大事なことは「何をするか」ではなく「何をしないか」である」このような名言があるように、できないことをより意識すると充実した人生になるのだ。つまり、締め切りを常に意識することで有意義な人生を送れる。すなわち、死のような締め切り期限を意識して生活を送るのは大切なのだ。