二度寝の大切さ。
小6 あこまき(akomaki)
2025年12月1日
「ん〜。後十分だけ〜。」
母は私の布団を取りあげたが、私はまた布団に潜り寝落ちた。私はよく寝坊する。いや、朝が弱いからかもしれない。母はまるで私が餅になったようだと毎日いっている。布団に包まれていて体を持ち上げてもすぐにしなっとなってしまうところだといっていた。そのようにぐーたら寝坊した中でも一回、大寝坊をした事がある。普段であればアラームをセットしてその時間になったら、音に気づいた母が起こしてくれる。しかし、その時はアラームをセットしていたのに何故か鳴らなかった。母が私より先に起きて私を起こしにきてくれた。だが、私は一度起きたはずなのにいつの間にかベットの中でまた寝落ちてしまったのだ。次に私が起きた時には十一時という時間になっていた。幸いその日は何も予定がなかったのでホッとしていたと思う。そして一日を過ごしていったが、体に溜まっている日頃の疲れが取れていて、心地よく過ごせた。また、顔色も良くなっており目の下にあったクマも消えていた。そしていつもであれば勉強をしていると途中で眠くなってしまうが、その日だけは集中力が続き、運動や勉強などに専念する事ができた。私は、朝寝坊で十分な睡眠がとれたから心地よく過ごせたのだと思う。
東京医科大学病院の研究では「早起きは三文の得」ではなく「早起きは三文の損」という結果を出した。人間に備わる体内時計は人によって個人差がある。朝方の人は体質的に早寝早起きになり、朝から体調が良く、逆に夜型の人は体質的に遅寝遅起きになり、午後の方が体調が良くなるという傾向があるのだ。東京医科大学で約八千人の人を分析してみると体内時計の傾向によってパフォーマンスの日内変動に大きな差がある事がわかった。たとえば身体機能も、朝方のアスリートでは昼の早い時間に、夜型のアスリートでは夜に最も運動機能が高まる時間があるそうだ。また、そのリズムに反して朝方人間が夜勤に頻回に従事したり、夜型人間が早朝からの勤務に行ったりすると、発癌リスクの上昇や死亡率の上昇など、様々な健康上の問題が生じてくる事が知られているのだ。一方、早起きは三文の得という言葉のように、早起きが生産性向上に本当に関連するのかどうかは今まで検証された事がなかったそうだ。健康的な生活を通じて生産性を維持するためには無理に早起きをせず、良好な睡眠をとる事が重要なのである。
人間にとって朝寝坊は大切な事である。朝寝坊をすることで十分な睡眠がとれて、一日中眠たいと思わずにシャキシャキと動く事ができるのである。東京医科大学病院の研究でもあったように早起きをすることに無理をしすぎてしまうと様々な健康上の問題が発生するのである。また、朝寝坊をすることで集中力も高められる事ができるのである。睡眠時間を多く取れるため、長い期間集中しないといけない授業などにでも脳を活発的に働かせる事ができるのである。だから、無理な早起きはせずに朝寝坊をした方が良いのである。私は今日も母が剥がした布団をかけ直してベットのあったかい布団の中でグースカ二度寝している。