あこまきさん、今回の作文は、自分の体験をもとに朝寝坊(あさねぼう)の良さについてしっかりと伝えられていて、とてもよく書けています。
まず、母親とのやりとりや寝坊(ねぼう)した日の様子が具体的に描か(えがか)れていて、読んでいる人が情景をイメージしやすいです。
「まるで(わたし)(もち)になったようだ」というたとえが使われていて、表現がとてもわかりやすく、たとえがうまく使われています。
また、自分の体験だけでなく、東京医科大学病院の研究結果を紹介(しょうかい)しているので、文章に説得力があり、内容が立体的になっています。
このように、前の話や聞いた話がよく書けている点も素晴らしいです。
さらに、「人間にとって朝寝坊(あさねぼう)は大切な事である」といった一般(いっぱん)的な考えを取り入れているので、一般(いっぱん)化の主題がよく書けています。
最後に、作文の結びで、最初の布団の話に戻っ(もどっ)ているので、書き出しの結びがよく書けていることも評価できます。
全体を通して、自分の体験と調べたことをうまく組み合わせて、朝寝坊(あさねぼう)の良さをわかりやすく伝えられている点がとてもよかったです。

項目(こうもく)評価】
・たとえの使い方:よくできている
・前の話や聞いた話:よく書けている
・ことわざの活用:なし(評価対象外)
一般(いっぱん)化の主題:よく書けている
・書き出しの結び:よく書けている
 

森リン評価 二度寝の大切さ。 hu 12月1週 あこまき
字数/基準字数:
1280字/1000字
思考点:82点
知識点:80点
表現点:79点
経験点:80点
総合点:89点
均衡点:9点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:9点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙22種25個88%82点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙61種104個59%80点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙112種218個51%79点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙41種59個69%80点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1280字
 82点
 80点
 79点
 80点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 22種 25個 (種類率88%) 82点
。しかし,。たとえば,。だから,。一方,あれば,いると,しまうと,するため,すると,せざる,たから,たので,たはず,だと,と思う,ないと,みると,人によって,人間にとって,傾向によって,取れるため,眠たいと,

■知識語彙 61種 104個 (種類率59%) 80点
三文,上昇,予定,人間,今日,体内,体調,体質,個人,健康,傾向,分析,勉強,勤務,十分,午後,向上,問題,変動,夜勤,大切,寝坊,専念,布団,従事,授業,日内,日頃,早寝,早朝,時計,時間,普段,朝寝坊,朝方,期間,東京医科大学,検証,機能,死亡,毎日,活発,無理,生活,生産,病院,発生,発癌,睡眠,研究,結果,維持,良好,言葉,身体,途中,運動,重要,関連,集中,顔色,

■表現語彙 112種 218個 (種類率51%) 79点
こと,するため,そう,たはず,よう,クマ,セット,パフォーマンス,ベット,リスク,リズム,一,三文,上,上昇,中,予定,事,二,人,人間,今,今日,体,体内,体調,体質,何,個人,健康,傾向,先,八,分析,力,勉強,勤務,十,十分,千,午後,取れるため,向上,問題,回,型,変動,多く,夜,夜勤,大切,寝坊,専念,差,布団,度,従事,得,性,授業,損,方,日,日内,日頃,早寝,早朝,早起き,昼,時,時計,時間,普段,朝,朝寝坊,朝方,期間,東京医科大学,検証,様々,機能,死亡,母,毎日,活発,無理,率,生活,生産,疲れ,病院,発生,発癌,的,目の下,睡眠,研究,私,結果,維持,脳,良好,言葉,身体,逆,途中,運動,重要,関連,集中,音,顔色,

■経験語彙 41種 59個 (種類率69%) 80点
いける,おる,かける,く,くれる,しまう,すぎる,できる,とる,とれる,と思う,もす,られる,れる,わかる,備わる,働かせる,出す,剥がす,動く,包む,反す,取れる,寝る,持ち上げる,気づく,消える,溜まる,生じる,直す,知る,続く,落ちる,起きる,起こす,過ごす,過ごせる,頻る,高まる,高める,鳴る,

■総合点 89点

■均衡点 9点
 

二度寝の大切さ。
   小6 あこまき(akomaki)  2025年12月1日

 「ん〜。後十分だけ〜。」

母は私の布団を取りあげたが、私はまた布団に潜り寝落ちた。私はよく寝坊する。いや、朝が弱いからかもしれない。母はまるで私が餅になったようだと毎日いっている。布団に包まれていて体を持ち上げてもすぐにしなっとなってしまうところだといっていた。そのようにぐーたら寝坊した中でも一回、大寝坊をした事がある。普段であればアラームをセットしてその時間になったら、音に気づいた母が起こしてくれる。しかし、その時はアラームをセットしていたのに何故か鳴らなかった。母が私より先に起きて私を起こしにきてくれた。だが、私は一度起きたはずなのにいつの間にかベットの中でまた寝落ちてしまったのだ。次に私が起きた時には十一時という時間になっていた。幸いその日は何も予定がなかったのでホッとしていたと思う。そして一日を過ごしていったが、体に溜まっている日頃の疲れが取れていて、心地よく過ごせた。また、顔色も良くなっており目の下にあったクマも消えていた。そしていつもであれば勉強をしていると途中で眠くなってしまうが、その日だけは集中力が続き、運動や勉強などに専念する事ができた。私は、朝寝坊で十分な睡眠がとれたから心地よく過ごせたのだと思う。

 東京医科大学病院の研究では「早起きは三文の得」ではなく「早起きは三文の損」という結果を出した。人間に備わる体内時計は人によって個人差がある。朝方の人は体質的に早寝早起きになり、朝から体調が良く、逆に夜型の人は体質的に遅寝遅起きになり、午後の方が体調が良くなるという傾向があるのだ。東京医科大学で約八千人の人を分析してみると体内時計の傾向によってパフォーマンスの日内変動に大きな差がある事がわかった。たとえば身体機能も、朝方のアスリートでは昼の早い時間に、夜型のアスリートでは夜に最も運動機能が高まる時間があるそうだ。また、そのリズムに反して朝方人間が夜勤に頻回に従事したり、夜型人間が早朝からの勤務に行ったりすると、発癌リスクの上昇や死亡率の上昇など、様々な健康上の問題が生じてくる事が知られているのだ。一方、早起きは三文の得という言葉のように、早起きが生産性向上に本当に関連するのかどうかは今まで検証された事がなかったそうだ。健康的な生活を通じて生産性を維持するためには無理に早起きをせず、良好な睡眠をとる事が重要なのである。

 人間にとって朝寝坊は大切な事である。朝寝坊をすることで十分な睡眠がとれて、一日中眠たいと思わずにシャキシャキと動く事ができるのである。東京医科大学病院の研究でもあったように早起きをすることに無理をしすぎてしまうと様々な健康上の問題が発生するのである。また、朝寝坊をすることで集中力も高められる事ができるのである。睡眠時間を多く取れるため、長い期間集中しないといけない授業などにでも脳を活発的に働かせる事ができるのである。だから、無理な早起きはせずに朝寝坊をした方が良いのである。私は今日も母が剥がした布団をかけ直してベットのあったかい布団の中でグースカ二度寝している。