小さな友達

   小4 ゆきのん(akiyura)  2025年12月1日

 私は、おもちゃ箱からリカちゃんを取り出しました。私が小さいころから大切にしているものは、読書とリカちゃん人形です。読書は、ストーリーが面白いからと、課題になっている本を2冊読むとマンガや私の好きなシリーズの買ってもらった本のどれか1冊を出してもらえるので、やる気が出るからです。また、赤ちゃんのころから読んでもらっていたので、いつの間にか1日に1冊読む習慣がついてしまったからかもしれないと思いました。

 リカちゃん人形は、3才前に伯父からクリスマスプレゼントでもらったことをきっかけに、他のリカちゃん人形を買ってもらったり、たくさん遊んだりするようになりました。リカちゃん人形とは、着せ替えたり髪型を変えたりして、手や足を動かして遊ぶ人形のことです。可愛いからや、自由に、ストーリーを考えて遊べるから、自分の気分によって髪型や服装を変えることが出来るからです。服装は上下の服を組み合わせたり、上着と組み合わせたり、靴下や靴と服の組み合わせも工夫したりなどで、髪型はそのままおろしたり、ピンで一部の髪を留めたりポニーテールにしたり三つ編みにしたりツインテールにしたりなど、たくさん工夫できるので、それだけでも楽しいです。

 お母さんはアイロンビーズが小さい頃に大切にしてきたものなんだそうです。理由は、いろいろなものが作れるからだと言っていました。たしかに、アイロンビーズは、普通の六角形や四角形や星、ハートや丸などは、糸とをつけるとキーホルダーのようになりそうだし、お母さんが作ったらしきものは、四角形の中に文字が入っていました。工夫すると、いろいろなものが作れるんだなと思いました。

 リカちゃん人形と読書は、嫌なことがあったときになんとなく慰めてくれているみたいだから、まるで、小さな友達みたいだなと思いました。お母さんは、リカちゃん人形があまり好きではないと言っていたから、こんなに可愛いものが好きではないと知って、なんでかなと思いました。おもちゃ箱の周りには、取り出したリカちゃん人形が微笑んで並んでいました。