びっくりさせられるお米

   小4 なな(akasona)  2025年11月3日

日本ではおなじ土地に、毎年毎年、お米がつくれます。水田に引かれる水には、川が山から運んできた森林のゆたかな土の養分がふくまれていて、たえず土をおぎなってくれたからでした。お米には大きくわけて、ジャポニカとインディカという二つの種類があります。私がこのお話で一番おもしろいと思ったところは、インディカ米とジャポニカ米の違いについて書かれていた部分です。ふだんの生活ではお米といえば白くて丸くてねばり気のある日本のお米がすぐに思い浮かびました。しかしこの文章を読んで、世界には見た目も味も全く違うお米が多数存在しているということを再認識しました。特に、ジャポニカ米は丸くてねばりがあり、インディカ米は細長くてパラパラしているという説明から、同じ植物でもここまで違う姿になるということが想像以上に印象に残りました。また、日本で一般的ではないインディカ米が世界の多くの地域で主食として食べられていると知り、お米という食べ物の分布の広さや多様さを初めて実感しました。

インディカのお米については、自分の体験とも結びついて特に印象に残りました。以前、私はおにぎりを作るときに細長いお米を使ってみたことがあります。しかし食べている途中でポロポロとまるでくずのように崩れてしまい、形を保つのがとてもむずかしかったです。そのときはどうしてだろうと思いましたが、今回この文章を読んで、細長いインディカ米はねばり気が少なくパラパラしているためおにぎりには向いていないという理由がはっきりとわかりました。それに比べて、ジャポニカ米で作ったおにぎりは手でにぎるとすぐに形が決まり、食べていても崩れることがありません。この違いを自分の経験と合わせて考えることで、この文章で説明されている内容がより現実味を持って理解できました。また、料理によってお米の種類の向き不向きがあるということも、お米の性質の違いからよくわかりました。

お母さんにジャポニカとインディカ米のどちらが好きか聞いてみました。するとお母さんは、

「どっちも好きだよ。それぞれにおいしい食べ方があるからね。」

と楽しそうに答えてくれました。私は最初、そんなに違うお米なのにどうして両方好きなのかなと疑問に思いましたが、この文章を読んだあとではその理由がよく理解できました。ジャポニカ米はおにぎりや寿司など日本の料理にぴったりで、インディカ米はカレーやチャーハンなどパラパラしていた方が美味しい料理に合います。それぞれの良さが違うからこそ、使い分けることでおいしさが引き出されるのだとわかり、お母さんの言葉に深くうなずけました。

ジャポニカ米とインディカ米は同じお米でも、その性質や形、食べ方まで全く異なることを実感しました。そして、もっと他の国のお米や料理にも挑戦して、食べ物の文化を広く知りたいなと心の中で思いました。