きよのさん、こんにちは。

今回の作文は、言葉の意味や使い方について深く考え、自分の体験や調査結果を交えて説得力のある内容になっています。
特に、「破天荒(はてんこう)」という言葉の意味の誤解について文化庁の調査データを用いて説明している部分は、具体的でわかりやすく、方法がよく書けています。
また、友達の名前を覚えることの大切さについて、自分の体験を通して丁寧(ていねい)描写(びょうしゃ)している点も素晴らしいです。
名前で呼ばれることの安心感や嬉しさを実感として伝えているので、読者に共感を呼びます。
さらに、「優しい言葉は、どんなに小さくても一生残る贈り物(おくりもの)である。」という名言を引用し、言葉に愛を込める(こめる)生き方をしたいという主張に結びつけているところも印象的です。
全体を通して、言葉の大切さを自分の生き方に結びつけて考えている点がよく表れており、生き方の主題がよく書けています。
これからも、自分の考えを具体的な例や名言を使ってしっかり伝える力を大切にしてください。

項目(こうもく)評価】
方法がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
名言がよく書けています。
生き方の主題がよく書けています。

内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1059字/1000字
思考点:72点
知識点:80点
表現点:81点
経験点:71点
総合点:81点
均衡(きんこう)点:5点

 


■思考語彙 18種 21個 (種類率86%) 72点
 確か,。しかし,が一方,くる場合,そのため,たので,だろう,と思う,ならば,の場合,また第,も思う,られる場合,対話によって,思い出すと,成り立つから,移ると,進めるため,

■知識語彙 61種 100個 (種類率61%) 80点
一変,一方,一生,不完全,乱暴,事態,交流,人間,代用,以上,便利,入学,入試,出席,友達,合理,名前,名言,地位,大胆,学芸,安心,対話,平成,役割,必要,性格,意味,文化,文化庁,文字,方法,日本,時間,普通,本来,様子,欧米,漢字,物事,独善,理解,番号,直接的,相互,相手,破天荒,結果,統制,絶対,緊張,言葉,言語,記号,記憶,認識,調査,豪快,逆転,過去,鮮明,

■表現語彙 118種 220個 (種類率54%) 81点
 確か,がち,くる場合,ここ,こと,したて,そのため,どちら,なか,の場合,もと,もの,よう,られる場合,オリジナル,カタカナ,パーセント,一,一変,一方,一生,七,三,不完全,乱暴,事態,二,二つ,交流,人,人間,今,代用,令,以上,何,便利,入学,入試,六,出席,初め,力,十,友達,合理,名前,名言,和,地位,多く,大胆,子,学芸,安心,対話,席,平成,年,式,当たり前,役割,必要,急,性,性格,意味,愛,感じ,文化,文化庁,文字,方,方法,日本,時,時間,普通,書き言葉,本,本来,様子,欧米,漢字,物事,独善,理解,生き方,番号,的,目,直接的,相互,相手,破天荒,私,紙,結果,統制,絶対,緊張,言葉,言語,記号,記憶,認識,誰,調査,豪快,贈り物,逆,逆転,進めるため,過去,面,音,頃,鮮明,

■経験語彙 35種 54個 (種類率65%) 71点
おく,かかる,こめる,しまう,と思う,も思う,られる,れる,会う,分かる,呼ぶ,基づく,引き受ける,得る,思い出す,成す,成り立つ,扱う,抜けでる,捉える,書く,残る,用いる,示す,移る,行う,表す,覚える,誤る,込める,進める,違う,間違う,間違える,驚く,

■総合点 81点

■均衡点 5点
 

言葉
   中3 あききの(akikino)  2025年12月1日

 日本の普通の書き言葉は、感じの地位が絶対的に高く、カタカナは代用的な役割しか引き受けていない。ところが、カタカナが急にこの地位を逆転してくる場合がある。欧米の学芸や学芸人を示すのに用いられる場合だ。しかしそうなるのは、もとが漢字ではない文字を表す時であって、もとが漢字であるならば、事態は一変してしまう。日本式の一面的なオリジナル性に基づく二つの言語の交流は、多くの場合どちらか一方の独善による不完全なものになりがちだ。人間の交流は本来、対話によって成り立つからである。文化の交流が一方的に統制されたものから相互的で直接的なものへと移ると、言葉は紙から抜けでて音になる。言葉には愛があるということを理解する必要がある。私は、言葉に愛を込められるような生き方をしたい。

 そのための方法としてまず、言葉の意味を理解することだ。破天荒という言葉の意味をどう捉えているだろう。本来の意味は、誰も成し得なかったことを初めて行うことだ。しかし、私は本で破天荒な性格と書いてあるのを見て、豪快で乱暴な様子だと誤って認識していた。破天荒の意味について、文化庁の調査では豪快で大胆なようすと認識している人が令和二年、平成二十年の調査でどちらも六十パーセント以上、誰も成し得なかったことをすることと認識している人が令和二年の調査では約二十三パーセント、平成二十年は約十七パーセント、という結果になっている。ここから、間違った意味で認識している人がとても多いということが分かる。

 また第二の方法として、相手の名前などをしっかり覚えておくことだ。私には名前を覚えるのに時間がかかる友達がいる。入学式で会ってから三年目になる今でも間違えられることが度々ある。私は急に違う人の名前で呼ばれると驚いてしまう。逆に、名前をすぐ覚えられる友達もいる。この子は、入試で誰がどの席にいたことや、入学式であったことなど、過去のことを鮮明に覚えている。とても記憶力が良い。入学して初めの頃は名前で呼ばれるのが当たり前だと思っていたので、特に何も思っていなかった。が、私も名前を覚えられなくてしばらく出席番号で呼んでいたことを思い出すと、入学したてで緊張しているなか名前で呼ばれることは安心するし、嬉しいことだと思った。

 確かに、合理的に物事を進めるためには、言葉を記号として扱う方が便利な時もある。しかし、「優しい言葉は、どんなに小さくても一生残る贈り物である。」という名言があるように、私は言葉に愛をこめられるような生き方をしたい。