【まえ先生からのひとこと♪】
言葉と行動のつながりを、自分の経験と昔話の例をうまく使いながら説明できていて、とても説得力のある意見文になっている。サッカーでの実体験は読み手にすぐ伝わるし、桃太郎のエピソードを「前向きな言葉が仲間を動かす」という視点でとらえたところもおもしろかった。最後まで主張がぶれずに書けていて、読み終わったあとに「なるほど」と思える構成だった。
【特に優れていた点】
・自分のサッカー経験を使って、「言葉が行動を変える」ことを具体的に説明している点
・昔話を独自の視点で読み替え、主張の裏づけとして使えている点
・文章全体で主張が一貫しており、まとまりがある点
【まえ先生からのひとことアドバイス♪】
・文章の中で「〜です・〜ます」と「〜だ・〜だった」が混ざっているので、常体「〜だ」で統一すると文章がぐっと読みやすくなるよ。
・成功と失敗についてくわしく書けているので、もう少しだけ「なぜその体験が自分にとって大事だったのか」という気持ちの部分を膨らませてみても良いですね!
■思考語彙 19種 26個 (種類率73%) 74点
しかし, 確か,。しかし,。だから,しまうから,しまうと,するかも,すると,そのため,と思う,ないから,ないと,ならざる,もらうと,変わるから,思うと,恐れざる,自分らしい,頑張ろう,
■知識語彙 40種 92個 (種類率43%) 65点
一番,一言,以前,仲間,休日,体験,公式,反対,名言,否定,大事,大切,失敗,定着,実感,影響,征伐,必要,意見,成功,方向,方法,昔話,桃太郎,消極,相手,短所,経験,絶対,練習,自体,自信,自分,蓄積,行動,言葉,試合,退治,進行,長所,
■表現語彙 88種 208個 (種類率42%) 68点
確か,がけ,きっかけ,こと,これ,そこ,そのため,とき,ところ,よう,イメージ,サッカー,サル,シュート,ダメ,ドリブル,ドン,ブレーキ,プラス,プレー,マイ,マイナス,ミス,一,一番,一言,中,人,今,以前,仲間,休日,体験,働き,僕,公式,前向き,力,反対,名言,否定,回,大事,大切,失敗,定着,実感,影響,征伐,後押し,必要,思い,意見,成功,戦,方,方向,方法,昔話,時,桃太郎,次,気,気持ち,消極,犬,的,相手,短所,経験,絶対,練習,脳,自体,自信,自信満々,自分,蓄積,行動,言い方,言葉,試合,退治,進行,長所,面,頭,鬼,
■経験語彙 36種 61個 (種類率59%) 73点
かわる,しぼむ,しまう,しれる,せる,つく,できる,とる,と思う,なくす,もらう,やる,やれる,れる,与える,伝える,伸ばす,働く,切り替える,動かす,合わせる,向かう,増やす,変わる,外す,失う,恐れる,惹く,無くす,生み出す,示す,積み重ねる,続ける,誘う,重ねる,頑張る,
■総合点 76点
■均衡点 6点
成功体験を蓄積していくこと
中2 あいきぬ(aikinu)
2025年12月1日
私たちは、「手を上げよう」と思えば手が上げれる。これは、実際に手を挙げた経験があって、それと「手を挙げる」という言葉が結びつくからだ。一回失敗してしまうと、次同じことをするときに「また失敗するかもしれない」と思うと、本当に失敗してしまいます。これは、「失敗」という言葉をきっかけに、以前に失敗した時の脳の働きが進行して失敗してしまう。成功した経験がないと、「成功」という言葉では脳は成功に向かって働かないからだ。これとは反対に、成功する人は成功を重ね「失敗する気がしない」と自信満々である。
確かに、言葉が行動にプラスの影響を与える面はある。なぜなら、言葉は人の気持ちを前向きにしたり、自信を生み出したりする力があり、言葉がけがかわると行動も変わるからだ。僕はサッカーをやっていて、休日などには練習試合や公式戦がいつものようにある。その試合で、シュートを外したり、ドリブルが相手にとられたりミスをすることがある。そうすると、「自分ダメだな」などとマイナスの気持ちになることが多い。しかしその時に、「ドンマイ」とか「切り替えろ」などとプラスの言葉がけをしてもらうと、「次頑張ろう」などと思うことができる。すると、行動がプラスになり、プレー面でもミスを恐れず、自分らしく生き生きとプレーすることができる。このように、たった一言の言葉でも、人の行動を良い方向へと後押しすることができる。
しかし、言葉が行動のブレーキとなることもある。なぜなら、否定的な意見やキツイ言い方は人の気持ちをしぼませ、自信を無くさせてしまうからだ。サッカーで大事な時に、ミスをしてしまうと「ちゃんとやれよ」などと否定的なことをきつく言われてしまうことがある。そのようなことを言われてしまうと、絶対にミスをしないようにプレーしてしまい、どうしても消極的なプレーになってしまう。桃太郎の昔話では、桃太郎が鬼退治に犬やサルなどの仲間を誘う時に、桃太郎の頭の中に「鬼の征伐」の成功イメージが言葉として定着していた。だから、鬼退治に対する前向きな思いを伝えることができ、その思いに惹かれた犬やサルなどについてきてもらうことができた。もしそこで消極的な思いを言っていたら、犬やサルなども行く気持ちにならず、ついてくることもなかったと思う。このように、否定的な意見より前向きな意見の方が気持ちを動かす。
このように、言葉が行動にプラスの影響を与えることも、マイナスの影響を与えることもある。しかし、「短所をなくす一番良い方法は、今ある長所を伸ばすことである」という名言が示すように、失敗をなくすには、成功体験を積み重ねることが大切だ。だから、一番大切なことは、言葉自体にあるのではなく、その言葉を実感できるような体験を蓄積していくことである。そのためには、小さなところから成功体験を積み重ねていくことが必要だ。これからは、成功体験を増やし続けていきたい、その成功体験を前向きな言葉と合わせ失わないようにしていきたい。