経験を積むことの大切さ

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 脳機能が無意識のうちにはたらく運動を随意運動という。スポーツなどの専門分野では、特別のことばがよく使われます。例えば、スキーの「前傾」、踊り「腰こしを入れる」などだ。しかし、これらは実際の体験をしていない場合、言葉に従って、体を動かうことはできない。失敗するかもしれなと思うと、ほんとうに失敗してしまう。また、成功した経験がないと、「成功」ということばでは脳は成功に向かってはたらかないからだ。逆に、成功する人は成功を重ね「失敗する気がしない」と自信満々だ。以前に成功した経験があると、そのときの脳のはたらきがひとりでに進行して、成功を重ねることになるのだ。

確かに、言葉をうまく生かすことは大切だ。なぜなら言葉を活用することで、他社とのつながりを深め、共感や理解を生むことができるからだ。僕が現在入っているサッカー部ではコーチにアドバイスをもらったことが何度かある。サッカーのディフェンスでは、腰を低くして、相手の動きに素早く反応できる姿勢を保つ。距離を詰めすぎると、すぐ抜かれてしまう可能性があるため、オフェンスとの適切な間合い保つなど、他にもサッカーでのたくさんの指導を受けた。そのおかげで、僕はボールが遠くまでバウンドせず蹴れるようになり、ディフェンスがうまくなったので、攻撃側に抜かれにくくなりもした。そのため、僕は全体的にサッカーがうまくなり、コーチのアドバイスには感謝している。そのため、言葉を効果的に活用することは重要だ。

一方、言葉にとらわれてマイナスになることもある。なぜなら物事を悲観的に捉えるネガティブ思考が強まるからだ。昔話の鶴の恩返しでは、鶴がおじいさん、おばあさんに「決して覗いてはいけません」という言葉がかえって、垣間見る行為のもととなってしまったのだ。僕は長距離走の時に「もうだめだ」と思ってしまったことがある。そのせいで僕は諦めてしまい、最後まで走り切ることが出来なかった。逆に、2回目の持久走で「もっといける」と思い走ると、最後まで走ることができて、タイムも速くなっていたのだ。このように、言葉によって気持ちがマイナスになることもある。

確かに、言葉には大きな力がある。しかし、一番大切なことは、「失敗は成功のもと」という言葉もあるように、その経験を積み重ねていくことなのだ。何事も、自分で努力して経験を積まなければできないのだ。そのため、僕もこれからは、すべての物ごとにおいて、失敗や、成功の経験を積んでいきたい。