食べ物
小5 あやねこ(ayaneko)
2025年12月1日
「おいしー。」
私が一口食べたら、口の中に広がるレモンの風味と酸味が私のを頬を上げる。私が大好きなスイーツ。レモンメレンゲ。母の作るこのケーキは私が一番好きなケーキだ。毎回少し変わる味がケーキの全体の味を変える。
「もう一切れもらうよー。」
と席を立つ。私はレモンメレンゲを食べている。私は母が作るレモンメレンゲが大好きだ。世界から消えたら、私は絶望で何も食べられなくなると思う。
小麦粉と卵、牛乳を混ぜ砂糖を加える。フライパンに油をひいて生地を流し入れる。クリームとバターをかけて……黒くて焦げているものができる。黒くてかたくて食べられないものの出来上がりだ。
「何これ?」
私は眉をしかめて、想像していたらふわふわで黒いパンケーキと百パーセント失敗したパンケーキを見比べた。食べてみると、今までで一番美味しくなくて、一番ひどく失敗した食べ物だった。まるでこの世のものではなかった。
母と姉はカヌレが大好きでよく作る。新しいレシピでカヌレを作った時、ひどく焦がしてしまった。
「あーあー、どうしよう。」
と母が頭をかいた。母はいつもとっても美味しい食べ物を作ってくれるが、料理やお菓子作りはたくさんの時間と技術がいることが分った。
世界には、美味しいものがたくさんあるが、それを作るにはたくさんの時間と努力が必要で、私が毎日食べているとっても美味しいご飯は、母の愛情と経験が後ろに隠れていることがわかった。これからも、もっと美味しい母のご飯を味わいたい。
「いただきます。」
「おいしいね。」
今日の夜ご飯は、唐揚げだ。
「おいしかったね。また作って。ごちそうさま。」