こだわりは通用しない
小5 あかね(akaneya)
2025年11月4日
これまでの人の観察や考えを利用するという必要から、読書はまず必要である。昆虫の生活が分からなくても、ファーブル昆虫記を読むことによって昆虫の生活はよりよくわかる。本を読むことには、別の利益もある。それは、いくらわれわれが苦労しても、自分自身では体験することのできない体験、それを教えられることである。ワシントンやナポレオンの地位にはたてなくても、ワシントンの伝記を読めば、誠実に世の中のために尽くそうとした人の喜びと悲しみが分かるし、ナポレオンの伝記を読めば、うぬぼれの過ぎた人間の得意さと悩みがよくわかる。私たちも、孔子の用に何か好きな書物を、とじ糸が三度も切れるほど愛読したいものである。
私には、孔子のようにとじ糸が三本も切れそうな愛読している本がある。題名は、「やらなくてもいい宿題」だ。本屋さんでふと目にとまってお父さんに買ってもらった。この本は、簡単にいうと、転校生のナイトウさんが隣の席の数人が得意な算数の問題で、ナイトウさんが出題した問題を正解したら一つ私のことを言ってあげると言い、その案にのった数人は、ナイトウさんはみためは普通なのに、頭は秀才でびっくりする。公式だけじゃ解けない罠に何度も引っかかってしまう。そして、ナイトウさんの問題を解いていくうちに、ナイトウさんの正体が分かってくる話だ。私は、四年生のときに転校生が来た。最初はただの普通の女の子かなと思っていたが、ノートを見せてもらったとき、とても字が綺麗でびっくりしたことがある。この本を読んで私は、人は見た目だけで判断してはいけないなと思った。
私はお母さんに中学生のときに好きだった本を聞いてみた。お母さんは中学生のころ、星新一さんの本にハマっていたそうだ。星新一さんは、読書が好きな友達に教えてもらったらしく、その子のおかげでお母さんは本の魅力に引き寄せられ、その友達とは、今も仲良しで、よく二人でランチに行っている。なぜそんなに星新一さんの本が好きなのか理由を聞いてみると、ショートショートで話が短くて読みやすく、さらに主人公の名前がN氏やR氏、S氏などでかっこいいからだそうだ。私はお母さんの話を聞いて、私も星新一さんの本を試しに読んでみた。お母さんが言った通り、名前が英語で私もかっこいいなと思った。一つ一つの話は短いけれど、一つ一つの話から星さんの伝えたい気持ちが伝わってきて、もっと読んでみたいなと思った。
百聞は一見にしかずということわざがあるように、本を読んでみなければ面白いかどうかは分からないということが分かった。丁度この間、学校の図書室に行った。本だなの隅っこにまだ一人も読んだことがない本があった。文字がたくさんあり、難しそうだったからその本は借りずに、私は教室に帰った。だが私はこの長文を読み、今度その本を借りようと思った。本も見た目ではこだわらず、一度読んでみようと思った。