あかねさん、作文を読んで、とてもよく考えて書けていることに感心しました。
まず、読書の大切さについて、具体的な例を使って説明しているところがすばらしいです。
ファーブル昆虫(こんちゅう)記やワシントン、ナポレオンの伝記を挙げて、読書が自分の体験を広げてくれることをわかりやすく伝えています。
また、「とじ糸が三度も切れるほど愛読したい」という表現(ひょうげん)は、たとえがうまく使われていて、読書への強い思いが伝わってきました。
さらに、自分の体験や家族の話を交えているので、文章が立体的で親しみやすくなっています。
お母さんの好きな本の話を聞いて、自分でも読んでみたという流れが自然で、読書の楽しさを実感している様子がよく伝わりました。
最後に、「百聞は一見にしかず」ということわざを使って、自分の考えをまとめている点もとても良いです。
書き出しの読書の話と結びの図書室の話がつながっていて、文章全体のまとまりも感じられました。
これからも、具体的な例や自分の体験を交えて、わかりやすく伝える力を大切にしてください。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえがうまく使われています
・前の話聞いた話がよく書けています
・ことわざがよく書けています
・わかったことがよく書けています
・書き出しの結びがよく書けています
 

森リン評価 こだわりは通用しない nu 11月4週 あかね
字数/基準字数:
1206字/800字
思考点:62点
知識点:65点
表現点:74点
経験点:67点
総合点:73点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙14種19個74%62点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙40種53個75%65点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙101種198個51%74点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙32種55個58%67点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1206字
 62点
 65点
 74点
 67点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 14種 19個 (種類率74%) 62点
。なぜ,いうと,こだわらざる,しかざる,たから,たらしい,と思う,なければ,みため,みよう,みると,借りざる,借りよう,読めば,

■知識語彙 40種 53個 (種類率75%) 65点
一見,中学生,主人公,人間,今度,伝記,公式,出題,判断,友達,名前,問題,図書,孔子,学校,宿題,年生,得意,愛読,教室,文字,新一,普通,書物,最初,本屋,正体,正解,理由,百聞,秀才,算数,簡単,綺麗,英語,読書,転校生,長文,題名,魅力,

■表現語彙 101種 198個 (種類率51%) 74点
うち,おかげ,お母さん,お父さん,こと,ことわざ,この間,ころ,さ,さん,そう,たくさん,ただ,たち,とき,びっくり,みため,もの,よう,ショート,トウ,ナイ,ナポレオン,ノート,ランチ,一,一つ,一見,三,中学生,主人公,二,人,人間,今,今度,仲良し,伝記,何,公式,出題,判断,友達,名前,問題,喜び,四,図書,女の子,好き,子,孔子,字,学校,室,宿題,席,年生,度,得意,悩み,悲しみ,愛読,教室,数,文字,新一,星,普通,書物,最初,本,本屋,案,正体,正解,氏,気持ち,理由,用,百聞,目,秀才,私,算数,簡単,糸,綺麗,罠,英語,見た目,話,読書,転校生,通り,長文,隅っこ,隣,頭,題名,魅力,

■経験語彙 32種 55個 (種類率58%) 67点
あげる,いける,うぬぼれる,こだわる,しく,しまう,とじる,とまる,と思う,のる,もらう,やる,られる,わかる,ハマる,伝える,伝わる,借りる,分かる,切れる,帰る,引き寄せる,引っかかる,教える,聞く,見せる,解く,解ける,試す,読む,買う,過ぎる,

■総合点 73点

■均衡点 6点
 

こだわりは通用しない
   小5 あかね(akaneya)  2025年11月4日

 これまでの人の観察や考えを利用するという必要から、読書はまず必要である。昆虫の生活が分からなくても、ファーブル昆虫記を読むことによって昆虫の生活はよりよくわかる。本を読むことには、別の利益もある。それは、いくらわれわれが苦労しても、自分自身では体験することのできない体験、それを教えられることである。ワシントンやナポレオンの地位にはたてなくても、ワシントンの伝記を読めば、誠実に世の中のために尽くそうとした人の喜びと悲しみが分かるし、ナポレオンの伝記を読めば、うぬぼれの過ぎた人間の得意さと悩みがよくわかる。私たちも、孔子の用に何か好きな書物を、とじ糸が三度も切れるほど愛読したいものである。

 私には、孔子のようにとじ糸が三本も切れそうな愛読している本がある。題名は、「やらなくてもいい宿題」だ。本屋さんでふと目にとまってお父さんに買ってもらった。この本は、簡単にいうと、転校生のナイトウさんが隣の席の数人が得意な算数の問題で、ナイトウさんが出題した問題を正解したら一つ私のことを言ってあげると言い、その案にのった数人は、ナイトウさんはみためは普通なのに、頭は秀才でびっくりする。公式だけじゃ解けない罠に何度も引っかかってしまう。そして、ナイトウさんの問題を解いていくうちに、ナイトウさんの正体が分かってくる話だ。私は、四年生のときに転校生が来た。最初はただの普通の女の子かなと思っていたが、ノートを見せてもらったとき、とても字が綺麗でびっくりしたことがある。この本を読んで私は、人は見た目だけで判断してはいけないなと思った。

 私はお母さんに中学生のときに好きだった本を聞いてみた。お母さんは中学生のころ、星新一さんの本にハマっていたそうだ。星新一さんは、読書が好きな友達に教えてもらったらしく、その子のおかげでお母さんは本の魅力に引き寄せられ、その友達とは、今も仲良しで、よく二人でランチに行っている。なぜそんなに星新一さんの本が好きなのか理由を聞いてみると、ショートショートで話が短くて読みやすく、さらに主人公の名前がN氏やR氏、S氏などでかっこいいからだそうだ。私はお母さんの話を聞いて、私も星新一さんの本を試しに読んでみた。お母さんが言った通り、名前が英語で私もかっこいいなと思った。一つ一つの話は短いけれど、一つ一つの話から星さんの伝えたい気持ちが伝わってきて、もっと読んでみたいなと思った。

 百聞は一見にしかずということわざがあるように、本を読んでみなければ面白いかどうかは分からないということが分かった。丁度この間、学校の図書室に行った。本だなの隅っこにまだ一人も読んだことがない本があった。文字がたくさんあり、難しそうだったからその本は借りずに、私は教室に帰った。だが私はこの長文を読み、今度その本を借りようと思った。本も見た目ではこだわらず、一度読んでみようと思った。