<<え8004み>>当為の主題:要約の後『物事の全体像がつかめるようになるまでには時間がかかる。それまでの蓄積を大切にするべきだ』という意見。
<<え8001み>>複数の方法一:『何かに取り組んだら難しくてもすぐに投げ出さずにしばらく我慢して続けてみることだ』。初めて挑戦することがうまくいかなくても、投げ出さずにしばらく我慢して続けてみる。歌が歌えるようになるまでの努力を説明しました。
<<え8001み>>複数の方法二:『即効性を求める現代のあわただしい社会の風潮を改めることだ』。現代はすぐに成果を求めすぎですよね。
<<え8002み>>歴史実例:昔からの技能の伝承は、“付け焼刃の知識や技”とは違いますね。本物の技能は苦労や失敗の先にあるものなのでしょう。
<<え8004み>>反対意見への理解:『確かに、できるだけ短い時間で全体の理解まで進める工夫は必要だ』。しかし
<<え8003み>>自作名言:『閃きは天から突然やってくるものではなく、地道な努力によって自分の中から生み出すものである』。
<<え8004み>>当為の主題:『それまで積み重ねきたものを大切にするべきだ』。物事の理解には時間がかかることを、個人も社会も自覚するべきですね。
<<え2006/302jみ>>
あおにまさんの作文は、「一瞬の閃き」というテーマを軸に、理解や努力の大切さを丁寧に論じています。
まず、試行錯誤の重要性を具体的に説明している点がとてもよいです。
特に、挑戦を続けることの意義を、自分の弱点を見つけて改善する過程として具体的な例(歌の練習)で示しているので、読者にわかりやすく伝わっています。
また、現代社会の即効性を求める風潮と、伝統的な長期的な努力の価値を対比させている部分も説得力があります。
「床磨き3年、うさぎ跳び5年」という名言を引用し、その意味を自分の言葉で説明しているため、名言の使い方が効果的です。
さらに、最後に「閃きは天から突然やってくるものではなく、地道な努力によって生み出される」という結論で締めくくっており、書き出しの「一瞬の閃き」と結びがつながっている点も優れています。
全体として、論理の流れがしっかりしていて、説得力のある文章に仕上がっています。
【項目評価】
当為の主題がよく書けています。
方法がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
名言がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1159字/1000字
思考点:97点
知識点:79点
表現点:75点
経験点:94点
総合点:87点
均衡点:1点
■思考語彙 28種 33個 (種類率85%) 97点
n確か,n第,、第,。しかし,。つまり,。もちろん,。例えば,あるから,あるので,いとわざる,いるので,しよう,するため,するべき,そのため,だから,だろう,できるから,と思う,ないはず,のかも,人によって,努力によって,取り組むべき,失わざる,思いがけざる,投げ出さざる,見ると,
■知識語彙 60種 90個 (種類率67%) 79点
一番,一瞬,不平等,人間,仕方,伝承,体験,例外,全体,努力,効率,動画,十分,即効,反対,名言,地道,大切,天才,失敗,姿勢,工夫,年月,弱点,強弱,必要,想像,感受性,我慢,技能,挑戦,改善,方法,日本,時間,期待,期間,歳月,歴史,毎回,物事,現代,理解,相応,瞬間,知識,社会,簡単,結果,習得,自分,自覚,苦労,蓄積,試行錯誤,読書,遅速,録画,音程,風潮,
■表現語彙 104種 165個 (種類率63%) 75点
n確か,いつか,うさぎ,かぎり,こと,これ,するため,そのため,それ,たち,どこ,ないはず,もと,もの,やみくも,よう,一,一つ,一番,一瞬,不平等,中,二,二つ,人,人間,仕方,付け焼き刃,伝承,体験,何,例外,像,全体,別,努力,効率,動画,十分,即効,反対,名言,地道,大切,天,天才,失敗,始め,姿勢,工夫,年,年月,床,弱点,強弱,必要,性,想像,感受性,我慢,手,技,技能,挑戦,改善,方,方法,日,日々,日本,昔,時間,期待,期間,歌,歳月,歴史,毎回,物事,現代,理解,相応,瞬間,知識,磨き,社会,私,簡単,結果,習得,自分,自覚,色々,苦労,蓄積,試行錯誤,読書,誰,通り,遅速,録画,音,音程,風潮,
■経験語彙 50種 73個 (種類率68%) 94点
いとう,かかる,かける,くりかえす,しまう,しれる,つかめる,できる,と思う,やってくる,られる,れる,わかる,入れる,出る,分る,取り組む,取れる,失う,始める,学ぶ,役に立つ,得る,忘れる,思いがける,思い描く,感じる,慌てる,投げ出す,改める,教える,散らす,歌う,求める,生まれつく,生み出す,疑う,盗む,積み重ねる,経る,続ける,要る,見える,見つける,読む,跳ぶ,追う,送る,進める,閃く,
■総合点 87点
■均衡点 1点
音楽といえば(感)
高1 あおにま(aonima)
2025年12月1日
「一瞬の閃き」による理解。それは、読書についても、もとより例外ではあり得ない。が、生まれついての天才は別として、この閃きを体験するためには、やはり相応の試行錯誤の歳月が要る。試行錯誤をくりかえすことをいとわず、疑ってかかる姿勢を失わずにいるかぎり、そういう瞬間はいつかやってくるということは十分に期待できる。もちろん、人によってその瞬間を感じることの強弱遅速はあるだろうが、それは仕方がない。人間の感受性というのはもとと不平等にできているのである。かつてやみくもに読み散らしてはくりかえした試行錯誤、これが思いがけず役に立つのである。物事の全体像がつかめるようになるまでには時間がかかる。それまでの蓄積を大切にするべきだ。そのための方法は二つある。
そのためには、第一の方法として、何かに取り組んだら難しくてもすぐに投げ出さずにしばらく我慢して続けてみることだ。誰でも初めて挑戦することが自分が想像していた通りにうまくいかないことが多い。また、自分ができないはずがないと思い始めて少しずつ慌て始め、すぐに投げ出してしまうことがある。そこでしばらく我慢して、挑戦し続けることが大切だ。挑戦し続けることで自分の弱点が徐々に見えてきて改善することができるからだ。例えば、新しい歌を歌いたいとしよう。始めは音程や音の強弱があまり取れていないとしよう。そこで、毎回自分が歌っている動画を録画して自分のどこが好ましくないのかを見つける。そしてある日自分が思い描いていたように歌うことができるようになる。
第二の方法としては、即効性を求める現代のあわただしい社会の風潮を改めることだ。つまり、常に忙しく時間に追われている日々を送っているので、すぐ結果が出るもの”を求める風潮が強くなっている。日本の歴史を見ると、昔からの技能の伝承は、「床磨き3年、うさぎ跳び5年」という名言があるように、長い時間をかけて技を盗むという教えられ方をされてきたことがわかる。短い期間で学んだり習得したものはとても効率が良いが、付け焼き刃の知識や技でもあるので、その分すぐに忘れてしまうことがある。反対に、長い年月をかけて習得したものは色々な苦労や失敗を経て手に入れたものだから、そう簡単に忘れたりはしないだろう。
確かに、できるだけ短い時間で全体の理解まで進める工夫は必要だ。もしかしたらこれは現代の社会で一番求められていることの一つなのかもしれない。しかし、私たちは、物事の理解にはある程度の時間が必要だということをもっと自覚して取り組むべきではないだろうか。閃きは天から突然やってくるものではなく、地道な努力によって自分の中から生み出すものであるから、それまで積み重ねきたものを大切にするべきだ。