ドイツに住みながらも和食を大切にしている気持ちがよく伝わってきます。

特に、修学旅行でのピザやアイスの味わいを具体的に描写(びょうしゃ)しているところが素晴らしいです。

「チーズがとろけ、サラミが柔らかく(やわらかく)、口の中に広がった」という表現は、食べたときの感覚がよく伝わり、読んでいる人もそのおいしさを感じられます。

また、苦手な食べ物についても正直に書いているので、文章に素直さがあり、読みやすいです。

ドイツパンやポテトサラダの様子を友達や先生の会話を交えて描い(えがい)ているため、場面が生き生きとしていて、文章が立体的になっています。

さらに、ドイツ人の話を紹介(しょうかい)し、タコが「悪魔(あくま)の魚」と呼ば(よば)れていることを伝える部分は、文化の違い(ちがい)を理解しようとする視点(してん)がよく表れていて興味深いです。

ことわざ「郷(さと)に入っては郷(さと)に従え(したがえ)」を使い、自分の考えをまとめているのもとても効果的です。

最後に、苦手な味噌汁(みそしる)を食べようとする姿勢(しせい)で締めくくっ(しめくくっ)ているので、文章のまとまりも感じられます。

【項目(こうもく)評価】
表現力:よく具体的に描写(びょうしゃ)できています。
構成力:話の流れが自然でわかりやすいです。
内容の深さ:文化の違い(ちがい)や自分の経験を交えて書けています。
たとえの使用:なし
前の話・聞いた話:よく書けています。
ことわざの使用:よく書けています。
わかったことの記述:なし
書き出しの結び:よく書けています。

内容★　構成◎　題材◎　表現◎　主題◎　表記◎

字数/基準字数:1164字/800字
思考点:54点
知識点:68点
表現点:79点
経験点:61点
総合点:66点
均衡(きんこう)点:1点

　

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■思考語彙　11種 15個 （種類率73%） 54点
、もしも,。確か,くるので,するから,するので,そのため,たので,だろう,ないから,迷わざる,食べると,

■知識語彙　45種 60個 （種類率75%） 68点
一生懸命,一番,世界,保存,修学旅行,先生,刺身,友達,味噌汁,和風,和食,地域,場所,学習,宿泊,寿司,小学,市内,年生,年間,悪魔,意味,感触,拒否,探索,文化,料理,日本,日本人,普通,正直,活動,理由,生地,生物,生産,瞬間,経験,自分,苦手,集中,集団,風味,風習,食卓,

■表現語彙　113種 172個 （種類率66%） 79点
。確か,こと,ことわざ,これ,ごはん,ご飯,そのため,それ,とき,なす,もの,よう,ん,アイス,アイスクリーム,サラダ,サラミ,ジャガイモ,タコ,チョコ,チョコレート,チーズ,ドイツ,ナス,バニラ,パン,ピザ,ホット,ホテル,ポテト,マヨネーズ,ヨーロッパ,一,一つ,一生懸命,一番,世界,中,人,今,他,何,保存,修学旅行,僕,先生,六,別,刺身,前,十,友達,口,味,味噌汁,和風,和食,地域,場所,塊,夜,好き,嫌,学習,宿泊,寿司,小学,市内,年生,年間,思い出,悪魔,意味,感触,拒否,探索,文化,料理,日本,日本人,昼,時,普通,朝,枚,正直,気,活動,班,理由,生地,生物,生産,目,瞬間,経験,腕,自分,舌,苦手,街,話,車,逆,郷,集中,集団,風味,風習,食,食べ物,食卓,魚,

■経験語彙　28種 64個 （種類率44%） 61点
おる,つく,てる,でる,とろける,られる,れる,伝わる,住む,入る,冷める,出る,呼ぶ,広がる,従う,思い出す,感じる,慣れる,泊まる,生きる,知る,終わる,聞く,見つける,話す,迷う,違う,食べる,

■総合点　66点

■均衡点　1点

　

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ヨーロッパと日本の食文化の違い
「このナスが入った味噌汁苦手なんだよなぁ」

僕は今、ドイツに住んでいる。だが、ドイツでも和食を朝ごはんにしている。理由は、ドイツの食文化にはまだ慣れないからだ。もう一つの理由は、和食を食べるとホットするからだ。

だがナスが入った和風料理は食べると舌がピリピリするので少し苦手だ。

　そんな僕がこの十一年間生きてきて、一番美味しいものを食べたと感じられる思い出は、小学六年生の修学旅行の時だった。場所は、アウトシュタットと呼ばれる生産した車を保存する場所で昼ごはんのピザを食べた時だ。ドイツのピザは、日本のピザとは違って、生地が分厚い。食べた瞬間、チーズがとろけ、サラミが柔らかく、口の中に広がった。

その時はあまりにも美味しくて気がつかなかったが、僕は、ピザを一枚丸ごと食べていた。

他には、同じ修学旅行でモンシャウと呼ばれる街に市内探索に行った時に、集団活動班で食べたアイスも美味しかった。僕が食べたアイスは、ストラチアテラと呼ばれるバニラアイスの中にチョコレートの塊が入ったアイスクリームで、食べるとチョコの風味が伝わってきて、とても美味しかった。

だが、逆に美味しくなかった食べ物を食べたのは、小学５年生の時に、宿泊学習でゲロルシュタインという地域のホテルに泊まった時だった。

美味しくなかったのは、夜ご飯で出たドイツパンと呼ばれる硬いパンと、ポテトサラダが出たときだ。

ドイツパンと呼ばれるパンは、冷めていて、あまりにも硬かった。友達と先生は、「このパン食べれるのかな」や、「どうしたらこのパン食べれるのだろう」などと話していた。

ポテトサラダはなんと、マヨネーズが少しも入っていなくて、パッサパサのジャガイモが入っていただけだった。普通のジャガイモだけだったので何も味がなかったのが嫌だった。

というような経験があって、それと同時に僕はドイツ人の人に聞いた話を思い出した。

世界には「タコ」という生物がいる。この生物はお寿司や、刺身にも出てくるのでほとんどの日本人が知っているだろう。だが、別の地域、ヨーロッパでは、タコは「悪魔の魚」と言われており、そのため食べないという。確かに正直腕が多いのもおかしいし、感触がグネグネしてて、もしも僕がヨーロッパ人で食卓にタコが出てきたら、迷わず拒否するだろう。

日本には、「郷に入っては郷に従え」ということわざがある。

これは、「人は住んでる地域の風習に従うのがいい」という意味だ。

このように僕は、見知らぬ地域に行った時は、その食文化を知り、自分の好きな料理を見つけたい。

だがまずは、この目の前にあるなすが入った味噌汁を、一生懸命に食べ終わることに集中をする。