ぞうと
小4 あかそゆ(akasoyu)
2025年12月1日
「おやすみなさ~い。」
と言って、ぼくは電気を消しました。ぼくは寝る時、ゾウのぬいぐるみの「ぞうと」と一緒に寝ています。
「あれ? お母さんぞうとっていつからいたっけ?」
「ん?」
「小一の頃からだっけ?」
「え~、年中さんのときだよ。」
「あらまっ!」
「ハハハハハ。」
ぞうとは、ぼくが赤ちゃんの頃に流行ったエイデンアンドアネイというイギリス王室の人が使った布で、噛むと安心して離さなかったのでお母さんがおばあちゃんに頼んでぬいぐるみにして噛まないようにするためのもので、おばあちゃんが手作りしてくれました。もともとぼくが持って噛むための布でしたが、リサイクルしてもらいましたぞうと象の色は、白に赤と青の小さな星がらが入っています。また45cmくらいです。また余った布で小さなねずみ・ぞう・きりん・わに・くじら・ねこの六匹も作ってくれました。ぞうとはみんなの先生です。
「ぞうと~♪ ねようか~♪」
「ねるぞうと。」
「あっぞうとがしゃべった。」
「ぞうとじゃなくてわたしだよ。」
「あっなんだお母さんか…」
お父さんは、子どもの頃、ぼくのおばあちゃんとおじいちゃんと奈良旅行に行った時に、奈良の大仏のフィギュアを買ってもらってからずっと取ってあり、今は書斎に飾ってあります。小さいお父さんにとってはとてもありがたいと思ったそうです。
「お父さんは、奈良には鹿がいた?」
「いたよ。」
「そうなんだ~♪」
「いっぱいいたよ」
「そっか♪」
ぼくは大人になってもぞうとを取っておきたいです。今日もぼくはぞうとを抱えました。ぞうとはぼくのにおいがして安心します。でも古いのでちょっと汚いです。子どもの時のよだれがついています。でもかわいいです。ちなみに転生前の名前はアムアムです。どうしてかというと、かんでいる時に、
「アムアム」
としたからです。ぞうとは、ぞうとゆうとのとでぞうとです。アムアムもぞうともいい名前です。
「ぞうと仲良くしようね。」
「ぞうと!」
ぞうととは一生いっしょです。