今を生きる大切さ

   中1 あさみり(asamiri)  2025年11月4日

 今を生きる大切さ

 時間直線を描けばわかるように、「現在」とはその時間直線の上の一点に過ぎない。しかし、日常的に使われる「ただいま現在」の意味とは予定された未来を指している。

本来の未来とは、何が起こるかわからない「ああすれば、こうなる」で束縛されていない時間である。子供達は「漠然とした定まらない未来」だけを財産としているが、現代社会はそれを惜しみなく奪ってしまっている。

 このことから私は未来の準備のために生きるのではなく、今この瞬間を生きることが良いと思う。

 第一の理由は、今この瞬間には二度と戻ってこられないからだ。私には歳の離れたいとこがいるのだが、一年に一度しか会えないからか成長がとても早く感じる。補助がなくてもできるようになった鉄棒や、一緒に作っていた折り紙が一人でできるようになったことなど、嬉しい反面すこし寂しく感じてしまうことが多々ある。それは今も例外ではなく、一年後や二年後にきっと同じことを思うのだ。今この瞬間に見ることができているいとこたちはこの先二度と見ることはできない。だから私は今を精一杯楽しんで思い出を作り続けていきたい。

 第二の理由は先のことは誰にもわからないからだ。誰もが知っているテーマパークディズニーランドの創業者、ウォルトディズニーさんは絵を描くことを趣味とし、広告デザインの仕事をしていたが、アニメに興味を持ちだし会社を設立した。なかでもオズワルドというキャラクターが人気を博し、当時の会社の稼ぎがしらになっていたのだが、ユニーバーサルスタジオジャパンと金銭トラブルが発生し、ディズニー社は配給元と自社キャラクターのオズワルド、そしてスタッフの大半を失って倒産寸前に追い込まれた。そんななか、今を楽しむ姿勢を曲げず前向きに歩み続け、作り上げられたキャラクターが世界的人気を誇るミッキーなのである。

私はこの話を聞いて、失敗知らずだと思っていたウォルトさんにも苦労や葛藤があったのだと驚いた。だが、今を楽しむという姿勢を忘れず前に突き進んできたからこそ、私たちが心惹かれる素晴らしい作品を作り上げてきたのだ。

 確かに予定を立てることで計画的に物事を進められ、ゆとりを持って物事に取り組むことができる。だが、「私たちの人生は私たちが費やしただけの価値がある」という名言があるように今を精一杯生きていくことで、自分だけの素晴らしい人生になっていく。定まらない未来があるからこそ、人生は面白いのだ。だから私は未来の準備のために生きるのではなく、今この瞬間の小さな幸せを大切にしていきたい。