大人になっても大切にしたいもの

   小4 あけおお(akeoo)  2025年12月1日

 「レゴって最高!」

 ぼくは、レゴや動物の形をした消しゴムなど、手のひらに収まるような小さなものがあると、触りたくなってしまいます。小さいものを触っていると、気持ちがなごむし、持ち運びもできるので、どこにいても、落ち着いた気持ちになれます。

 「この救急車も、かっこよく作れたなー!」 

ぼくが一番、大切にしているものは、レゴです。なぜならば、レゴは組み立てていく感触がとても気持ちいいし、できあがってなにかの形になったときに、とても嬉しい気持ちになるからです。それに、レゴは色々な物を作ることができます。以前、妹がクレーンゲームの前で

「やってみたい!」

と、言ったことがありました。

でも、妹にはまだ難しかったので、ぼくはそれを見て

「ぼくが、レゴでクレーンゲームを作ってあげる。」

と言いました。妹は、

「わーい!」

と言いました。それから家に帰って、妹にクレーンゲームを作ってあげました。作るのは難しかったし、本物のクレーンゲームとは違ったけれど、妹はとても喜んでくれました。

 ぼくが大好きなレゴには、悪いところもあります。ぼくが、散らかしっぱなしにしていると、足でふんでしまい、とても痛いからです。あるとき父が、

「いたい!」

とさけんだので、父の方を見たら、父がレゴをふんで痛そうにしていました。ぼくはそれを見て、

「ああ、ちゃんと片づけておけば良かった。」

と心の中で思いました。そして、レゴはまるで「原子力発電所」のようだと思いました。なぜならば、原子力発電所は人間にとって、電力をたくさん作れるというとてもいいこともあるけれど、一方で、事故があると、その解決が非常に難しいという「一長一短」があるからです。「諸刃の剣」とも言えるかもしれません。レゴはとても楽しいものだけど、ときどき凶器にもなるので、ぼくはこれからは床に落したままにしないようにしたいと思いました。

 母に、子供のころ、大切にしていたものを聞きました。母は二年生のころ、グラウンドでキラキラ光る石を集めていたそうです。大きさは大体、5ミリくらいで、水晶のような石もあったそうです。母は集めた石をフランス製の小さなとう器の小物入れに入れていて、とても大事にしていたそうで、

「おばあちゃんの家に行けば、まだあるかもしれないから今度、見せてあげるね。」

と言っていました。ぼくはその話を聞いてい、母が光る石を集めていたことや、それをずっと大切にしていたことに、とてもびっくりしました。そしてもしも、ぼくが母だったら、グラウンドの石は、自分の家の庭にうめます。なぜならば、盗まれないように隠しておいたほうがいいと思うからです。

 ぼくは大人になっても、絶対にレゴを大切にします。そして、大人になったぼくにしか作れないものを、作りたいと思います。今日もぼくは、朝起きたときと眠るとき、

「おはよう!」

「おやすみ。」

と声をかけて大切にします。