朝寝坊での大失敗

   小6 あおなな(aonana)  2025年12月1日

 「もうこんな時間。」私は急いでベッドから、おりた。私は、毎朝6時半に父、母、目覚まし時計に起こされることがよくある。時々、祖母まで起こしに来ることがある。けれどほぼ毎朝、何度か起こされても、結局は、4度寝か5度寝くらいしてしまうので、毎日、遅刻しないかなと、自分も、家族もハラハラしていることが多い。

 

 私は、毎朝バスで学校に向かっている。私がいつも追っているバス停には、7時20分にバスがつく。けれど、その日は、5度寝くらいしてしまった。一番最初に目が覚めた時に時計を見たら、5時半だった。けれど、いつの間にか7時になってしまっていた。私は、あと20分でバス停にバスが来るからどうしよう、ととても焦っていた。それ以上に、いつも送ってくれる父は、どこのバスていに止まるかが書いてある紙を見ながら、私より焦っていた。結局家を出たのは、7時20分だった。急いでバス停に向かったが、私たちがちょうどバス停に着いた頃、バスは出発していた。それが何回も続いた。まるでバスが逃げる側で、私たちが鬼側の鬼ごっこをしているようだった。車の中の父と私は無言のまま、目の前にいるバスを追っていた。30分が経ち、やっとバスに乗る子を乗せるために止まった。今乗れなかったら大変だと思い、荷物も変な持ち方で車を出て、急いでバスに乗った。乗って席に着いた時は、全身の力が抜けるくらい、ホッとした。私は今回は間に合ったけど、次は間におうかわからないから、次からは早めに寝て、朝早く起きれるようにしたいと思った。

 今年の夏、車で家族5人で旅行をした。鹿児島県から、香川県、福島県などを回った。まず最初に鹿児島から、大分まで行き、そこから車ごと船で香川県まで移動するという予定だった。もしその船に間に合わなかったら、次の便に乗ることになるが、予定が全てずれてしまうことになる。それは大変だから絶対に間に合おうねと話した。皆で朝6時に起きると決め、アラームをかけるか迷ったが、大丈夫きっと起きれるよとみんなに言われ、結局アラームをかけずに寝た。そしたら皆7時に起き、1時間寝坊をしてしまった。急いで準備をして、大分へ向かった。向かっている途中の車の中は、とても緊張しており、「間に合うよね。」「あと何分で着く。」などずっと心配していた。けれど、ギリギリ間に合い、無事船に乗れた。その時は皆、良かったや、間に合ったねなど、とても安心しながら、喜びあった。

 1日の始まりとは、その日全体を左右する大切な時間だ。だからこれからは、時間に余裕を持って、焦らずに過ごしたいと思った。

 「行ってきます。」私は、靴をしっかり履かず、学校に間に合うか心配しながら家を出た。