あこまきさん、今回の作文は「資質」や「好きなこと」に対する深い考えがよく伝わってきました。
まず、資質を「(いずみ)」や「鉱脈」にたとえているところがとてもわかりやすく、たとえがうまく使われています。
自分のイラストを描く(えがく)体験や、昔の自分の絵と比べて成長を感じるところも具体的で、読んでいて親しみやすいです。
さらに、「天地明察」の渋川(しぶかわ)春海の話を取り入れていることで、文章に広がりが出ていて、前の話や聞いた話がよく書けています。
また、「好きこそものの上手なれ」ということわざを使って、自分の考えをしっかり支えている点も素晴らしいです。
最後に、「人間にとって夢中になれることは自分を高めてくれる」という一般(いっぱん)的な視点(してん)も入っていて、一般(いっぱん)化の主題がよく書けています。
文章の結びに、書き出しの「好き」という気持ちをもう一度持ってきているので、書き出しの結びがよく書けています。
全体を通して、あこまきさんの考えや体験がバランスよくまとまっていて、とても読みやすい作文になっています。

項目(こうもく)評価】
たとえがうまく使われています
前の話聞いた話がよく書けています
ことわざがよく書けています
一般(いっぱん)化の主題がよく書けています
書き出しの結びがよく書けています
 

森リン評価 好きこそものの上手なれ hu 12月2週 あこまき
字数/基準字数:
1325字/1000字
思考点:69点
知識点:79点
表現点:85点
経験点:89点
総合点:82点
均衡点:2点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:2点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙17種28個61%69点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙60種81個74%79点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙127種213個60%85点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙47種74個64%89点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1325字
 69点
 79点
 85点
 89点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 17種 28個 (種類率61%) 69点
、いわゆる,、思う,。しかし,あれば,いると,かこそ,からこそ,たから,だから,だと,だろう,と思う,なければ,のかも,人間にとって,好きこそ,自分らしい,

■知識語彙 60種 81個 (種類率74%) 79点
一体,上手,不明,世界,世界中,予測,事態,人生,人間,他人,以上,会津,入試,勉強,十分,夢中,大学,天地,実感,宣明,小説,幼少,当時,意義,感覚,批判,日本,明察,春海,晴海,最近,未知,標的,模索,正確,毎日,渋川,無我夢中,熱中,独自,生活,研究,社会,筋肉,算術,素質,結果,自信,自分,自身,藩主,観測,言葉,試行,資質,身体,鉱脈,錯誤,階段,高校,

■表現語彙 127種 213個 (種類率60%) 85点
あなた,いろいろ,うち,お話,きっかけ,こと,これ,さ,ずれ,そこ,その後,それ,づくり,とき,ども,もの,よう,ん,イラスト,ノンフィクション,バランス,ペン,ヶ月,一体,上手,不明,世界,世界中,中,予測,事,事態,五,人,人生,人間,他人,以上,会津,体,何,入試,全て,分,前,勉強,化,十分,君,国,夢中,大好き,大学,天,天地,好き,好み,実感,宣明,家,小説,州,幼少,度,当たり,当時,思い,意義,感覚,批判,数,日,日本,明察,昔,星,春海,晴海,暦,最近,月,期,未知,枚,標的,模索,正確,毎日,気,気持ち,泉,渋川,無我夢中,熱中,独自,生き方,生活,研究,社会,神,私,筋肉,算術,素質,結果,腕,自信,自分,自身,藩,藩主,西,観測,言葉,試行,話,誰,資質,身体,違い,鉱脈,錯誤,階段,頃,顔,高み,高校,

■経験語彙 47種 74個 (種類率64%) 89点
、思う,おちいる,かける,くれる,しまう,しれる,できる,と思う,なれる,やる,られる,れる,ハマる,上がる,作り上げる,作り出す,作る,使う,合う,変える,失う,始める,導き出す,導く,役立つ,忘れる,成し遂げる,持つ,探す,描く,気づく,狙う,生きる,生じる,眺める,知る,続ける,習う,読む,調べる,諦める,起こす,逆らう,通す,選ぶ,頑張る,高める,

■総合点 82点

■均衡点 2点
 

好きこそものの上手なれ
   小6 あこまき(akomaki)  2025年12月2日

 人は生まれながらに持っている資質というものがある。この資質は、ちょうどその人だけの泉のようなもので、誰でもが優れた資質を持っているのに、一生かかっても掘り当てられない人がいる。若い君たちは、自分の素晴らしい泉がどこにあるのか、探している時期だ。大いにいろいろなことをやって、探したらいい。高校や大学の入試という標的を狙ってもいい。しかし、西州の全てをかけるのはもったいない気がする。それは君の資質に合ったものでなければならないのだろう。といっても、まだ資質の泉を模索中なのだから、君の好きなことでいいのだ。好きということは、そこに資質の鉱脈があるのだから。人生を選ぶというのは、自分の資質に合ったことをして、たとえ貧しくても生活ができ、おのずと社会に役立つ生き方になっていることなんだね。生きているという意義が実感でき、他人のではない自分自身のこれが生き方だと、自信を持っている生活が良いのだ。

 私は数ヶ月前からイラストを描くことにハマっている。描き始めたきっかけは家で勉強をしているときに人のイラストを描いていたら、思っていた以上に楽しくなった、ということからだ。その後何度も描いているうちに体には当たりというものがあることを知った。最近は描きたいイラストについて調べて研究してから描くようにしている。イラストを描いていると、十分が五分くらいの感覚におちいっている。描いていると、ペンと体が一体化したような気持ちになり、何もかも忘れて無我夢中になるのだ。毎日に何枚もイラストを描いていたら、私が幼い頃に描いていたイラストの体や人の腕の筋肉や顔のバランスがおかしいことに気づく事ができた。これからも身体について知り、好きという思いがあったからできたのかもしれない。

 君は天地明察というお話を読んだ事があるか。この話は、星と算術が大好きな渋川春海の暦づくりのノンフィクション小説だ。ある日に晴海は会津藩藩主に当時使われていた宣明暦は正確さを失い、ずれを生じ始めたから日本独自の暦を作り上げることを生じられた。暦を変えるということは天に神に逆らうこととなる。国から批判され続けながらも晴海は天の未知の世界を月の観測と算術だけで導き出していったのだ。晴海が星と算術が好きだからこそ暦を作るということを成し遂げる事ができたのだと思う。私であれば何ども月が予測不明の事態を起こしたらそこで諦めてしまっていたと思う。晴海が試行錯誤し、やり通したのは昔から大好きだったかこそなのだと思う。

 人間にとって夢中になれることとは自分を高めてくれることだ。好きこそものの上手なれ。この言葉のように好きなものに熱中し、研究し、頑張ったら素晴らしい結果に導いてくれるのだ。渋川春海は幼少期の頃から月や星を眺めて観測をし、算術を習い、好きという気持ちがあったからこのように暦を作り出す事ができたのだと思う。世界中の誰もが自分らしい資質の鉱脈、いわゆる素質や好みを持っているのだ。その好きという気持ちがあればまるで自分が高みへの階段を上がっていくような気持ちになるに違いないと思う。あなたもまず好きという気持ちを探してそれに熱中してみてはどうだろうか。