あかしかさん、今回の作文は日本の規制問題について多角的に考察されており、とてもよくまとまっています。
まず、規制の種類やその背景について具体的に説明している点が優れています。
「必要な規制」と「利権の温床(おんしょう)となる規制」という二つの分類は、問題の本質をわかりやすく示していて説得力があります。
また、集団意識の強さや規制に慣れてしまう国民性という原因を挙げているところも、社会の構造を深く理解していることが伝わってきます。
特に、自身の高校での私服登校の例を用いて集団意識を具体的に描写(びょうしゃ)している部分は、読者に実感を持たせる効果的な体験実例となっています。
さらに、「規則とは、苦しむためのものではなく、秩序(ちつじょ)を守るためのものだ」という名言を引用しながら、自分の考えをしっかり述べている点も印象的です。
最後に、将来の目標である法学部での学びに結びつけているため、文章全体に一貫(いっかん)した流れがあり、締めくくり(しめくくり)も力強いです。
このように、社会問題の主題が明確で、原因がよく書けており、体験実例や名言の引用も効果的に使われています。
今後もこの調子で、自分の考えを具体的な事例や言葉で支える力を伸ばし(のばし)ていってください。

【項目(こうもく)評価】
社会問題の主題がよく書けています。
原因がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
◎名言がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。

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森リン評価　決まりごと　nngu 12月2週　あかしか

字数/基準字数： 1247字/1000字 思考点：90点 知識点：93点 表現点：86点 経験点：91点 総合点：97点 均衡点：7点

●語彙学年表 　 小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3 　　 思考点 知識点 表現点 経験点 総合点

1200字換算： 　 思考点：点 知識点：点 表現点：点 経験点：点 総合点：点 均衡点：7点

●換算語彙学年表 　 小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3 　　 思考点 知識点 表現点 経験点 総合点

●語彙の説明

語彙	種類	個数	種類率	点数	説明
思考語彙	25種	29個	86%	90点	考える言葉です。 理由、方法、原因などの説明の語彙。 多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙	80種	125個	64%	93点	難しい言葉です。 社会的な例や調べた例の語彙。 多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙	129種	205個	63%	86点	豊かな言葉です。 話題の幅が広い語彙。 多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙	48種	83個	58%	91点	詳しい言葉です。 身近な例や経験した例の語彙。 多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60％以上が目標。70％以上の場合は多様な語彙が使われています。

1247字		90点		93点		86点		91点
字数		思考語彙		知識語彙		表現語彙		経験語彙

　

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■思考語彙　25種 29個 （種類率86%） 90点
　確か,　第,。しかし,あるべき,あれば,いれば,が考える,これに対して,しまうと,すると,そのため,だろう,つらなるため,と思う,のため,の場合,の考える,は考える,もらうため,人によって,多いと,守るため,校則に対して,苦しむため,覚えるため,

■知識語彙　80種 125個 （種類率64%） 93点
一定,不正,中央,中学校,今年度,保全,保護,個性,公園,判断,利権,制服,前提,原因,合唱,問題,国民,基準,場所,場面,大体,大切,大学生,大抵,学校,安心,官庁,少数,島国,年生,弱者,必要,意識,成人,抗議,撤廃,日本,日本人,明確,景観,最低限,来年,校則,権限,法学部,温床,物事,状態,率先,現在,環境,生徒,生活,登校,確率,私服,秩序,種類,空間,経済,結局,結果,統一,自分,自然,自由,自覚,芝生,規制,規則,規定,解放,許認可,認可,説明,部分,防止,集団,雰囲気,高校,

■表現語彙　129種 205個 （種類率63%） 86点
　確か,こと,これ,さ,そのため,それぞれ,つらなるため,のため,の場合,みんな,もと,もの,もらうため,よう,フェア,ボール,ルール,一,一定,上,不正,中,中央,中学校,二,人,今年度,何,保全,保護,個性,公園,判断,利権,制服,前提,原因,合唱,周り,和,問題,国民,型,基準,場所,場面,大体,大切,大学生,大抵,天下り,好き,嫌,学校,守るため,安心,官庁,少数,島国,年,年生,弱者,必要,性,意識,感,成人,抗議,撤廃,方,日本,日本人,明確,時,景観,最低限,来年,校則,案,権限,横並び,歳,法学部,派,温床,物事,状態,率先,現在,環境,生き方,生徒,生活,登校,的,確率,私,私服,秩序,種類,空間,経済,結局,結果,統一,自分,自然,自由,自覚,芝生,苦しむため,規制,規則,規定,覚えるため,解放,許認可,認可,説明,誰,誰か,遅れ,遊び,部分,防止,集団,雰囲気,頃,高校,

■経験語彙　48種 83個 （種類率58%） 91点
いける,が考える,しまう,すぎる,つながる,つらなる,できる,と思う,なくなる,の考える,はまる,は考える,もらう,やる,られる,れる,わかる,下げる,作る,入る,出す,出せる,取る,受け入れる,喜ぶ,増やす,変える,変わる,学ぶ,守る,怒る,感じる,慣れる,持つ,整える,決まる,決める,目立つ,縛る,苦しむ,行う,表れる,見つける,覚える,起こる,通う,違う,飛び抜ける,

■総合点　97点

■均衡点　7点

　

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決まりごと
　日本には数多くの規制があり、近頃は規制緩和の大合唱が起きている。規制には安全や環境保護、弱者保護や経済的不正の防止、景観保全や自然保護などの「必要」な規制と、利権の温床となる、あってもなくてもいいような規制の二種類がある。規制を決める時は、中央官庁の許認可権限につらなるため、一度決まってしまうとなかなか撤廃できない上に、天下りなどにつながる。もし、認可がフェアに行われていたら、規制案和の大合唱は起こっていなかっただろう。現在の日本は規制が多すぎることが問題である。

　第一の原因として、集団意識の強さがある。日本は島国であり、みんな大体同じくらいであるべきという横並びの意識が強い。誰かが飛び抜けたり遅れを取りすぎたりしないように一定の場所にいたいと思う人が多い。私の通っている高校では、今年度から３年生だけ私服での登校ができるようになった。３年生は１８歳になる年であり、成人である自覚を持ってもらうためだと説明された。制服という型にはまった状態が好きでない人は喜んでいたが、私服で登校すると、制服という統一された学校空間の中でとても目立ってしまう。そのため、私服で学校に来たいけれど、周りの生徒と雰囲気が違いすぎるのは嫌だという横並びの意識を持つ人が多く、結局私服で登校する人は少数派となった。集団意識の強さが色濃く表れていると感じた。

　第二の原因として、規制が多い状態で生活することに慣れてしまっていることが考えられる。幼い頃から公園では「ボール遊びをしてはいけない」や「芝生に入るな」などのルールのもとで生活している。また、中学校と高校には校則があり、守ることが前提とされている。ときには校則に対して抗議をする人もいるが、大抵の場合、「ルールはルールだ」などと言われて何も変わらない。その結果、だんだんと抗議をしなくなり、ルールを受け入れて生活することに慣れていく。また、日本人は自分で判断することより、誰かに決めてほしいという人が多いという国民性がある。規則があれば物事の判断基準が明確になり、安心して生活できる。何をやってしまったら怒られるということがわかっていれば怒られる確率を下げることができる。これに対して安心感を覚えるため、率先して規則を作っていき、慣れる環境も整えていったのだろう。

　確かに、弱者を守る規則も大切だ。しかし、「規則とは、苦しむためのものではなく、秩序を守るためのものだ」というように、多すぎる規則は苦しむ人を増やしてしまう。秩序は人によって感じ方が違う部分があるだろう。誰かの考える秩序のために規制されてしまう場面が多いと、それぞれの個性が出せなくなってしまう。また、生き方に自由がなくなってしまう。規則は必要だと思うが、最低限でいいと私は考える。私は来年大学生になり、高校の校則という縛りからは解放される。日本で現在規定されている規則の中で個性の出し方を見つけることや、どうやったら規則が変えられるのか、法学部で学んでいきたい。