あかすなさん、作文を読んでとても感心しました。
手紙についての考えがしっかりと伝わってきて、読みながらあなたの思いがよくわかりました。
特に、手紙と日記の違い(ちがい)を説明しているところは、内容(ないよう)が深くてとてもよいです。
また、移動(いどう)教室での体験をもとに手紙を書くことの大切さを具体的に書けているので、文章がとても立体的になっています。
「まるで、(わたし)の気持ちが分かっているかのような感じがしていた」というたとえも使えていて、表現(ひょうげん)豊か(ゆたか)です。
さらに、家族の意見を取り入れているので、文章に説得力が増し(まし)ています。
ことわざ「山は高きが故に(ゆえに)貴から(とうとから)ず」も上手に使えていて、手紙の価値(かち)をわかりやすく伝えています。
最後に、書き出しの「手紙というのは難しい(むずかしい)ものである」と結びの「これからも自分の言葉で丁寧(ていねい)に手紙を書いていきたい」がつながっていて、文章のまとまりが感じられました。
これからも、感じたことや体験を大切にして、豊か(ゆたか)表現(ひょうげん)を続けてください。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえがうまく使われています
・前の話聞いた話がよく書けています
・ことわざがよく書けています
・書き出しの結びがよく書けています
 

森リン評価 ある日、五つになる(感想文) nu 12月2週 あかすな
字数/基準字数:
1126字/800字
思考点:56点
知識点:63点
表現点:68点
経験点:69点
総合点:69点
均衡点:5点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:60点
知識点:67点
表現点:72点
経験点:73点
総合点:68点
均衡点:5点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙12種17個71%56点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙37種64個58%63点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙88種164個54%68点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙33種59個56%69点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1126字
 56点
 63点
 68点
 69点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 12種 17個 (種類率71%) 56点
。だからこそ,いいらしい,が確か,だろう,とも同様,と思う,ないので,なので,みると,気持ちによって,知らせるため,貴からざる,

■知識語彙 37種 64個 (種類率58%) 63点
一対一,一生懸命,一緒,一言,丁寧,上手,九月,今年,以外,価値,元気,印刷,友達,味気,外側,妙味,学校,安心,家庭,差出人,年賀状,手紙,教室,日記,毎年,状況,理想,生活,相手,真骨頂,移動,立派,自分,言葉,誕生,転校,選択,

■表現語彙 88種 164個 (種類率54%) 68点
あて名,お母さん,が確か,きれい,こと,すべて,そう,そこ,それ,たくさん,たち,たて,とき,ところ,とも同様,ぬくもり,みんな,もの,よう,わけ,ラブレター,一対一,一生懸命,一緒,一言,丁寧,上手,中,九月,二,二つ,人,今,今年,以外,価値,元気,別れ,印刷,友達,味気,外側,妙味,姉,子,字,学校,安心,家,家庭,山,差出人,年賀状,心,思い,愛,感じ,手書き,手紙,教室,日,日記,時,書き,書き手,母,毎年,気,気持ち,状況,理想,生活,相手,真骨頂,知らせるため,私,移動,立派,紙,考え,自分,葉,親,言葉,誕生,転校,違い,選択,

■経験語彙 33種 59個 (種類率56%) 69点
おる,くれる,こめる,こもる,しまう,てる,できる,と思う,まえる,もらう,もらえる,られる,れる,伝わる,使う,分かる,加える,動く,宿る,届く,届ける,思い浮かべる,感じる,拾う,書く,比べる,決まる,知らせる,聞く,見せる,認める,送る,間違える,

■総合点 69点

■均衡点 5点
 

ある日、五つになる(感想文)
   小5 あかすな(akasuna)  2025年12月2日

 手紙というのは難しいものである。どこが難しいかというと、結局手紙にはあて名があるからだ。もっとも、あて名のない手紙もある。印刷された挨拶じょうや通知じょうの類がそれだ。私たちはこの砂をかむようなあて名のない手紙もずいぶんと読まされる。日記と手紙を一つ二つ拾って比べてみると、日記は自分以外の人には見せないたてまえで書かれているのに、手紙は相手に見せることがたてまえで書かれている。手紙の妙味の真骨頂は一対一で認められるところ見ある。それは、あて名があり、差出人があるというところだ。

 私は今年の九月に学校のみんなで楽しく移動教室に行った。そこでは、親がいなく友達と一緒にしっかりと生活ができているのかを知らせるために親に葉書きを書くことになった。その葉書きはすべて手書きで書いたものだった。私は移動教室の状況を知らせることができ良かったと思った。移動教室中には届けることはできなかったが、もし移動教室中に届いていたら、お母さんたちも安心して楽しく家庭の生活を送ることができていたと思う。母や姉はまるで、私の気持ちが分かっているかのような感じがしていただろうか。

また、手書きと印刷の違いで私なら手書きを選択するだろう。私が思い浮かべる理想の手紙や葉書きは丁寧で、間違えててもよいので気持ちが伝わってくるようなものがいいと思っている。私は今まででたくさんの手紙をもらったことがある。誕生日の時やお別れの時などラブレターの手紙だ。特にもらえてうれしかったのは転校してしまった子からもらったものだった。今その子が元気にしているのかがとても気になっている。

 母と姉にもらってうれしい手紙はどのようなものかを聞いてみることにした。二人とも同様で手書きを選択した。母は、一生懸命書いていて、きれいな字だそうだ。姉は、愛がこもっている手紙がいいらしい。

このような考えから私の家は毎年年賀状書くときに、印刷だけだと味気ないので、必ず印刷に加えて一言書いて送るようにしているのだ。なので、年賀状をもらった人は、印刷でもあるが、丁寧な字で書かれており気持ちが良いと思ってくれていたらうれしい。

 私は、、手紙には印刷にはないぬくもりや、書き手の思いが確かに宿るのだと感じている。どれほど上手な字であっても、あるいはどれほど立派な紙を使っていても、それだけで心が動くわけではない。

そして、「山は高きが故に貴からず」という言葉があるように、手紙の価値は外側ではなく、その中にこめられた気持ちによって決まるのだと思う。だからこそ私は、これからも相手を思い浮かべながら、自分の言葉で丁寧に手紙を書いていきたい。