大切にしている独楽

   小4 あけこは(akekoha)  2025年12月1日

 僕が大切にしている物は「独楽」です。狛楽にハマったきっかけは、お兄ちゃんからもらったお下がりのベイブレードを遊んでみたことでした。最初は「お兄ちゃんの持ち物で遊べる」というだけでうれしかったのですが、実際に回してみると想像以上に面白く、夢中になってしまいました。そこから「本物の独楽もやってみたい」と思うようになり、挑戦してみることにしました。

 実際にやってみると、狛楽は自分の腕の動きが直接回転に影響するので、とても難しかったです。でも、続けて練習していると少しずつ上達していき、今では「金魚すくい」や「ドジョウ」といった技もできるようになりました。新しい技ができるようになるたびにうれしくて、もっと練習しようという気持ちになります。

 独楽は、友達と仲良くなるきっかけにもなります。自分の独楽と相手の独楽のどちらが長く回るかを競うだけでも、あまり話したことがない相手とも盛り上がれます。回っている独楽はまるで踊っているようで、見ているだけでも気持ちが弾みます。独楽一つでこんなに楽しい時間が生まれるなんて、最初に考えた人は本当にすごいと思います。

 お母さんにも大切にしているものを聞いてみました。それは「先に挨拶をする」ということだそうです。お母さんは、挨拶には相手も自分も明るくする力があると言っていて、特に朝一番の挨拶は1日のスタートを気持ちよく切るために欠かせないのだと、にこにこしながら教えてくれました。確かに、お母さんはゴミ捨てに行くときに近所の人へ「おはようございます!」と元気いっぱいに声をかけています。僕は「朝から本当に元気だなあ」と思っていたのですが、それがただの習慣ではなく、お母さんが大切にしていることだと知って、僕も真似してみたくなりました。実際に挑戦してみると、ちょっと恥ずかしいけれど、相手が笑顔で返してくれたときは嬉しい気持ちになりました。挨拶ってすごいなと思いました。

 お母さんにとって挨拶は大事なコミュニケーションの一つであり、僕にとっての独楽もコミュニケーションの道具の一つです。独楽を通して友達と仲良くなったり、挨拶を通して周りの人と気持ちよく関わったりすることで、毎日の生活が明るくなるのだと実感しました。そして今日もまた、僕は独楽を回しました。