■思考語彙 33種 38個 (種類率87%) 110点
確か, 第,、きっと,、むしろ,、一方,、確か,。しかし,。たとえば,。だからこそ,。確か,あるから,あろう,しまえば,しよう,そのため,だろう,できざる,として第,とどまらざる,ないから,ならば,に考える,みよう,みると,増加により,姿勢こそ,心がけこそ,持つべき,文化に対して,日本にとって,気づけば,知ろう,観に対して,
■知識語彙 82種 139個 (種類率59%) 94点
不十分,不可欠,世界,中心,事例,人間,代表,以上,体験,使節,価値,具視,判断,制度,効果,勇気,友達,反応,固執,固定,国内,国際,基準,基盤,増加,変化,外国,多様,夢中,大切,姿勢,学校,対応,将来,尊重,岩倉,幼少,必要,急速,成長,拒否,拒絶,接触,教育,文化,方法,日本,明治,時代,柔軟,構造,様式,機会,歴史,派遣,熱中,物事,現代,理解,環境,生活,産業,発展,発見,社会,積極,経験,結局,自分,自国,自身,興味,視察,視点,視野,観念,諸国,貢献,近代,過程,重要,魅力,
■表現語彙 125種 216個 (種類率58%) 85点
確か,、確か,。確か,か月,がち,こと,ころ,そう,そのため,それ,たち,ところ,ほう,もの,よう,アメリカ,カード,グローバル,ゲーム,ヨーロッパ,ルール,一,不十分,不可欠,世界,中心,事例,二,人,人間,代表,以上,体験,使節,価値,僕,具視,判断,制度,効果,勇気,化,友達,反応,団,固執,固定,国内,国際,基準,基盤,増加,変化,外国,多様,夢中,大切,好き,姿勢,子ども,学校,対応,将来,尊重,岩倉,年,幼少,彼ら,心がけ,必要,急速,性,成長,拒否,拒絶,接触,教育,文化,新た,方法,日本,明治,時代,期,枠組み,柔軟,構造,様式,機会,歩,歴史,派遣,点,熱中,物事,現代,理解,環境,生活,産業,発展,発見,的,社会,私,積極,経験,結局,自ら,自分,自国,自身,興味,視察,視点,視野,観,観念,諸国,豊か,貢献,近代,過程,重要,魅力,
■経験語彙 34種 52個 (種類率65%) 70点
おく,かける,しまう,せる,できる,とどまる,に考える,れる,わかる,努める,向き合う,増える,失う,学ぶ,広がる,広げる,思い切る,拒む,持つ,支える,整える,気づく,決めつける,生まれる,異なる,知る,示す,育つ,育てる,触れる,踏み出す,遅れる,遠ざける,関わる,
■総合点 85点
■均衡点 -4点
知ろうとすることで開けるもの
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年月日
人間は本能を失ったため、混沌とした世界に秩序を与える装置として文化を創り出した。文化は社会的に共有され制度化されると「第二の自然」となり、人間の認識や行動を規定する。言語もその代表で、異なる文化は異なる世界を構成し、分類から漏れるものはタブーとして排除される。人間は、自分の狭い世界を基準として他の文化を忌避するべきではない。
そのための方法として第一に、自分の理解しがたいことにも理解しようと努めることである。そもそも、私たちは自分の価値観や生活様式を基準に物事を判断しがちであり、知らない文化に対して拒否反応を示してしまうことがある。しかし、理解できないからといって遠ざけてしまえば、新しい価値や視点に触れる機会を失ってしまう。たとえば、僕自身、友達が熱中していたカードゲームを「難しそうだし、きっと面白くないだろう」と、一方的な固定観念で決めつけてしまったことがあった。しかし、思い切って実際にプレイしてみると、確かにルールが多く理解しにくい点もあったものの、それ以上に奥深い魅力があり、気づけば僕のほうが夢中になってしまうほど好きになった経験がある。このように、自分とは異なる価値観に対して一歩踏み出して理解しようとすることで、視野が広がるだけでなく、新たな興味や発見が生まれるのである。したがって、私たちは理解しがたい文化を拒絶するのではなく、むしろ積極的に向き合い、自らの世界を広げる姿勢を持つべきである。
第二に、学校で子どものころから幅広い体験をさせ、異文化と接触する機会を持たせることである。なぜなら、幼少期に多様な文化に触れておくことは、将来における異文化理解の基盤となり、固定観念を柔軟にする効果があるからだ。確かに、自国の文化を学ぶことは重要である。しかし、それだけでは異なる価値観を拒む姿勢が育ちやすく、これからのグローバル化した社会においては不十分である。たとえば、日本が明治時代に行った「岩倉使節団」の派遣は、異文化を理解することの重要性を示す代表的な歴史的事例である。1871年、岩倉具視を中心とした使節団はアメリカやヨーロッパ諸国を約22か月かけて視察した。その過程で教育制度や産業構造、文化の多様性を学び、日本の近代化に大きく貢献したとされている。もし彼らが自国の価値観だけに固執していたならば、急速な国際社会の変化に対応できず、日本の発展は大きく遅れていたであろう。この歴史的事例からも、異文化との接触が人や社会の成長に不可欠であることがわかる。さらに現代では、インバウンドの増加により、国内であっても外国人と関わる機会が急速に増えている。だからこそ、子どものころから異文化に触れる環境を整え、多様性を尊重する姿勢を育てることが、これからの日本にとって必要なのではないか。
確かに、自分の文化の枠組みで物事を見ることも大切である。しかし、「知らないものを遠ざけるより、知ろうとする勇気が人を豊かにする。」というように、文化を理解したり、一度理解してみようとする心がけこそが重要なのだ。結局のところ、自分の狭い世界にとどまらず、異なる文化と向き合いながら柔軟に考える姿勢こそが、私たちの視野を広げ、人間としての成長を支えるのである。