あきらほさん、文章全体からあなたが食文化の違い(ちがい)興味(きょうみ)を持ち、よく考えていることが伝わってきます。
外国の食事のマナーや日本と中国の違い(ちがい)を具体的に説明しているので、読んでいてわかりやすく、内容(ないよう)がとても豊か(ゆたか)です。
また、自分の経験(けいけん)や家族の話を交えているところが、文章に深みを与え(あたえ)ています。
「まるで優等生(ゆうとうせい)のようだ」というたとえも使っていて、気持ちがよく伝わってきました。
さらに、福井(ふくい)県と熊本(くまもと)県の雑煮(ぞうに)違い(ちがい)紹介(しょうかい)し、日本の中でも文化が多様であることに気づいた点も素晴らしい(すばらしい)です。
最後に、「(さと)に入れば(さと)従え(したがえ)」ということわざを使って、自分の考えをまとめているところもとてもいいですね。
このことわざが文章のテーマをしっかり支え(ささえ)ていて、説得力があります。
全体を通して、文化の違い(ちがい)理解(りかい)しようとする姿勢(しせい)がとてもよく表れていて、読んだ人に新しい発見を与える(あたえる)文章になっています。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえの使い方:たとえがうまく使われています。
・前の話聞いた話:前の話聞いた話がよく書けています。
・ことわざの使用:ことわざがよく書けています。
・わかったこと:わかったことがよく書けています。
・書き出しと結び:書き出しの結びがよく書けています。

内容(ないよう)◎ 構成(こうせい)◎ 題材◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:837字/800字
思考点:72点
知識(ちしき)点:73点
表現(ひょうげん)点:73点
経験(けいけん)点:70点
総合(そうごう)点:81点
均衡(きんこう)点:9点

 


■思考語彙 18種 22個 (種類率82%) 72点
。一方,。何故,。例えば,あれば,ことによって,しまうと,たので,だろう,と思う,ないと,に思う,のかも,もどうして,れるから,入れば,地方によって,思うから,残さざる,

■知識語彙 51種 67個 (種類率76%) 73点
不思議,中国,中身,主食,事柄,体面,優等生,制限,同一,味噌汁,問題,地方,外国,大切,存在,学習,学者,客人,将来,工夫,想像,戦時,招待,故郷,文化,料理,日本,本心,熊本,用意,白菜,相手,着目,礼儀,祖母,福井,米国,給食,習慣,自分,自国,苦手,規則,言語,道端,重視,雑煮,風習,食事,食物,鶏肉,

■表現語彙 100種 143個 (種類率70%) 73点
あん,おかず,ここ,こと,ことわざ,ご飯,さ,さん,しょうゆ,そう,それぞれ,だし汁,とき,どんぶり,なか,ぼく,もち,もの,よう,エビ,サラダ,テーブル,一つ,不思議,中,中国,中身,主食,事,事柄,人,体面,僕,優等生,具,制限,同一,味噌汁,問題,国,地方,外国,大切,存在,学習,学者,客人,家,将来,工夫,心,想像,戦時,招待,故郷,文化,料理,方,日本,時,本心,母,気持ち,熊本,父,用意,白菜,相手,県,着目,礼儀,祖母,福井,米国,給食,習慣,肉,自分,自国,苦手,草,規則,言語,話,語,豊か,道端,違い,郷,重視,際,雑,雑煮,風習,食い違い,食べ物,食事,食物,餅,鶏肉,

■経験語彙 34種 59個 (種類率58%) 70点
いける,いれる,きれる,しまう,しれる,だく,と思う,に思う,もてなす,られる,れる,並べる,併せる,入る,出す,分かる,困る,従う,心がける,思い浮かべる,捉える,残す,残せる,煮る,生じる,異なる,盛り付ける,聞く,読む,起きる,起こる,違う,重んじる,食べる,

■総合点 81点

■均衡点 9点
 

数年前のことに(感)
   小5 あきらほ(akiraho)  2025年12月3日

 米国人の言語学者と親しくなり家に招待された。テーブルには、肉料理やサラダが並べられ、白いご飯がどんぶりに盛り付けられて出された。ご飯を主食としておかずを併せて食べるのではなくまずご飯を食べるように言われた。食事というものはどの国も制限や、規則が習慣として存在する。同一の食物があることによって文化が異なるとき難しい問題が起きる。外国語を学習する際は、自国語の文化で見てしまうと、食い違いが生じる。

中国では、客人をもてなす際には、食べきれないほど用意し、少し残すのが礼儀だそうだ。何故なら中国では、体面を重んじ豊かさが重視されるからだ。一方日本では、「もったいない文化」があり、残さず食べることが礼儀だ。ぼくは、給食を食べる時に、たとえ苦手なものが出されても、残さずに食べるように心がけている。一つは、もったいないという気持ちと、戦時中に祖母が、食べるものに困って道端の草を食べたと言う事を聞いたので、食べ物を大切にしないといけないと思うからだ。でも、本心ではやはり食べたくないものは食べたくないだ。残さず食べる僕はまるで優等生のようだ。ここが中国なら遠慮なく堂々と残せるのかもしれないと心の中で想像した。

 日本でも地方によって同じ料理でも中身が違う。例えば僕の父の故郷である福井県

雑煮は味噌汁にお餅をいれたものだそうだ。母の故郷である熊本の雑煮にはしょうゆのだし汁の中に鶏肉やエビや白菜などだくさんの具が入る。あんもちの雑煮あると聞いた。雑

煮と聞いて思い浮かべるものは人それぞれなのだろう。同じ日本のなかでもどうして違いがあるのかが不思議に思った。

 この話を読んで、同じ事柄でも文化や風習の違いで捉え方がそれぞれに違うということが分かった。もし僕が将来外国に行ったり、食事をする事があれば、郷に入れば郷に従えということわざがあるように、相手の文化と自分の文化の違いに着目して食い違いが起こらないような工夫をしていけたらいいと思った。