あきひろさん、文章を読んでとても感心しました。
まず、外国の食文化の違いについて、自分の体験を交えながらわかりやすく書けています。
台湾での食事のエピソードや、おじいちゃんとのやりとりが具体的で、読んでいて情景が浮かびました。
また、お母さんから聞いた日本の地域ごとの食文化の違いもよくまとめられていて、文章に深みが出ています。
前の話や聞いた話がよく書けていて、文章が立体的になっているのが素晴らしいです。
「郷に入っては郷に従え」ということわざを使って、食文化を尊重する気持ちを表現している点もとても良いです。
ことわざがよく書けています。
さらに、食べ物への感謝の気持ちや、文化を大切にする考えがしっかり伝わってきました。
文章の流れも自然で、読みやすくまとまっています。
これからも、自分の体験や聞いた話を活かして、いろいろなテーマに挑戦してみてください。
【項目評価】
・体験や聞いた話の活用:とてもよくできている
・たとえやことわざの使用:ことわざがよく書けている
・感想や考えの表現:わかったことがよく書けている
・文章の構成:書き出しの結びがよく書けている
構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1055字/800字
思考点:67点
知識点:68点
表現点:72点
経験点:76点
総合点:77点
均衡点:6点
■思考語彙 16種 18個 （種類率89%） 67点
、なぜ,あるから,いければ,いるから,ことによって,しまうと,たので,だろう,と思う,と考える,ないと,はなぜ,みると,よると,使わざる,残さざる,
■知識語彙 44種 58個 （種類率76%） 68点
中国,中華,主食,使用,出来事,制限,北海道,十分,台湾,合図,同一,問題,土地,地形,外国,大切,大量,存在,学習,尊重,後世,意味,感謝,文化,料理,日本,日本人,有名,気候,沖縄,用意,疑問,礼儀,習慣,自国,規則,親族,醤油,重要,関東,関西,食事,食物,香港,
■表現語彙 98種 149個 （種類率66%） 72点
いっぱい,おかず,おじいちゃん,おなか,お父さん,こと,ことわざ,これ,ごと,ご飯,すべて,それ,だし汁,つゆ,とき,はじめ,ぼく,めん,もの,よう,ホスト,一,七,中,中国,中華,主食,人,使用,例,出来事,制限,北,北海道,十分,南,台湾,合図,同一,問題,国,土地,地形,外国,多く,大切,大量,好み,存在,学習,完,尊重,後,後世,意味,感謝,手,文化,料理,日本,日本人,時,有名,母,気候,気持ち,決まり,沖縄,用意,疑問,礼儀,神,米,粒,系,縦,習慣,自国,色,虫,規則,親族,話,語,違い,郷,醤油,重要,量,関東,関西,際,食,食い違い,食べ物,食事,食物,香港,
■経験語彙 38種 73個 （種類率52%） 76点
あぶる,いける,きれる,ける,しまう,できる,と思う,と考える,なさる,もてなす,よる,れる,作る,併せる,使う,働く,入る,出す,分かる,取る,合う,守る,従う,怒る,持つ,残す,比べる,混ぜる,生じる,異なる,聞く,調べる,謝る,起きる,足りる,違う,集まる,食べる,
■総合点 77点
■均衡点 6点
この世界の食文化は郷に入っては郷に従え
小5 あきひろ（asiguru）
2025年12月3日
米国人の言語学者と親しくなり家に招待された。テーブルには、肉料理やサラダが並べられ、白米がどんぶりに盛り付けられて出された。ご飯を主食としておかずを併せて食べるのではなくまず、ご飯を食べるように言われた。食事というものはどの国も制限や、規則が習慣として存在するのだ。同一の食物があることによって文化が異なるとき難しい問題が起きる。外国語を学習する際は、自国語の文化で見てしまうと、食い違いが生じる。
ぼくは、日本人だ。日本では「もったいない」という気持ちが働き、残さず食べなさいと言われるこの時は、
「米一粒には、七人の神が入っているから残さない」
と怒られるけれど中国をはじめとする台湾・香港などでは、少し残すのが礼儀なのだ。すべて食べると
「まだおなかいっぱいではないの」
と考えてしまい、料理を次々に出すのだ。台湾に行ってきた時の出来事、ホストの親族が集まりご飯を食べたとき、大量のご飯が用意されていて食べきれるかなと思った。ですがお父さんの作った料理はおいしくすべて完食できた。ですがこの後、おじいちゃんに
「リュウイイティエン」
と言われてしまいぼくは
「デブチー」
と謝った。この時、ぼくはなぜ残さないといけないのだろうと思った。中華系では、なぜ少し残すことが礼儀なのかと疑問を持ったので調べてみると、十分もてなした合図でまだ足りなかった、量が少なかったという意味に取られることがあるから。
母に聞いた話だ。日本は、縦に長い地形が有名で、北は寒く、南は暖かい気候である。食文化でも違いがある。例では、北海道では、あぶらを多く使った食べ物が好みである。ですが沖縄ではあぶらをあまり使わずゴーヤチャンプルーを多く食べる。母によると関東と関西のめんつゆには違いがあると聞いた。関東では、色がはっきりしているめんつゆを使用している、それに比べ関西では、だし汁に醤油を混ぜて色が薄いめんつゆを使っている。これを聞いたぼくは、日本の中にも食文化が違うことがあるということが分かった。
ぼくは、その土地にある文化を大切にしながら、後世に残していければよいと考えた。「郷に入っては郷に従え」ということわざがあるように、手でご飯を食べる国であっても、虫を食べる国であっても、その国の食文化を尊重し合うことが大切だ。食べ物への感謝の気持ちを持ち、国ごとの食事の決まりを守りながら、おいしく食べることが重要だと分かった。