<<え2010/665み>>
第一段落は、自分の体験を入れてうまくまとめたね。
自分の意見を主張した体験もいい話。
結果よりも、そういうことしたことが大事だからね。
こういう経験は、これからの人生に生きてくる。
昔話は、うまく引用した。
難しい話を、一見易しい実例で引用したのが効果的。
総合化は難しかった。
結論を書くよりも、別の視点を提示するかたちでまとめてもいい。
結論は結局でないのだから。
すみひなさんの作文は、自分の気持ちと社会全体の利益という二つの視点をバランスよく考え、深く掘り下げている点がとても素晴らしいです。
宇宙飛行士の体験やシュワイカートの言葉を引用し、広い視野を持つことの大切さを示したところは説得力があります。
また、自分の部活の経験を通して、自分の気持ちを伝える勇気の大切さを具体的に表現しているので、読者に共感を呼びます。
昔話の「桃太郎」を用いて、みんなの利益を考えることの意義をわかりやすく伝えているのも効果的です。
さらに、災害時の助け合いの例を挙げ、現代社会とのつながりを示したことで、文章全体に現実感と説得力が増しています。
最後に、自分の考えをまとめ、広い視点を持つことの重要性を述べている点も、文章の締めくくりとしてとてもよくできています。
すみひなさんの文章は、具体的な体験や実例を交えながら、複数の意見をうまくまとめているので、読み手に伝わりやすい内容になっています。
【項目評価】
体験実例がよく書けています。
昔話の実例がよく書けています。
複数の意見がよく書けています。
総合化の主題がよく書けています。
名言がよく書けています。
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1228字/1000字
思考点:92点
知識点:83点
表現点:81点
経験点:94点
総合点:91点
均衡点:4点
■思考語彙 26種 38個 (種類率68%) 92点
n確か,。しかし,。例えば,からこそ,が可能,しよう,たから,だろう,できるはず,できれば,と思う,と言える,は思う,みると,を思う,を考える,今考える,助かれば,守るため,守ろう,抱かざる,救うため,生きるため,行動によって,誇るため,起こると,
■知識語彙 66種 112個 (種類率59%) 83点
一方,一番,上下,不公平,両方,人生,人間,他者,仲間,体験,個人,光景,全体,利益,勇気,協力,同士,地域,地球,地震,境目,変化,大切,姿勢,宇宙,家計,対立,将来,左右,平和,後悔,必要,意見,意識,教訓,日常,昔話,時間,桃太郎,正直,災害,特別,状況,現代,理解,生活,真空,社会,空間,簡単,経験,結局,絶対,自分,行動,被災,視点,言葉,豪雨,退治,連帯,部活,都合,重要,飛行,食料,
■表現語彙 117種 220個 (種類率53%) 81点
n確か,が可能,きじ,こと,これ,すべて,そこ,そのもの,たち,できるはず,ひとり,みんな,もの,よう,一,一つ,一方,一番,上,上下,不公平,両方,中,人,人々,人生,人間,今,他者,仲間,体験,個人,光景,全て,全体,利益,力,勇気,協力,同士,周り,地,地域,地球,地震,境目,士,声,変化,大切,姿,姿勢,宇宙,守るため,家,家計,対立,将来,左右,平和,後悔,必要,思い,恐れ,意見,意識,感,我々,救うため,教訓,日常,昔話,時,時間,服,村,桃太郎,正直,気,気持ち,水,災害,特別,犬,状況,猿,現代,理解,生きるため,生活,真っ暗,真空,社会,私,空間,簡単,経験,結局,絶対,考え,自分,行動,被災,視点,親,言葉,話し合い,誇るため,豪雨,退治,連帯,部活,都合,重要,飛行,食料,鬼,
■経験語彙 50種 74個 (種類率68%) 94点
あきらめる,いきわたる,いける,く,くれる,つながる,できる,と思う,と言える,は思う,やる,られる,れる,わかる,を思う,を考える,今考える,伝える,出す,分かる,分け合う,助かる,助け合う,取り戻す,向かう,守る,感じる,戦う,抱く,押す,持つ,掛け合う,支える,救う,残る,殺す,気づく,減らす,漂う,生きる,生まれる,続ける,置く,苦しめる,行ける,表れる,誇る,起こる,述べる,通じる,
■総合点 91点
■均衡点 4点
宇宙から見た私たち
中2 すみひな(sumihina)
2025年12月3日
私は小学生の頃、宇宙服を着て地球を見てみたいという夢があった。今考えてみると、宇宙空間で一人漂うのはとても恐ろしいことなのではないだろうか。真っ暗な真空の宇宙の中で、宇宙服だけを境目にして上下左右も分からないような状況には、私は絶対に置かれたくない。しかし、今まで宇宙に行った飛行士たちは、そのような恐れなどは抱かず「地球そのものへの深い連帯感が生まれた」という体験をしているようだ。このような意識の変化は特別な人だけのものではなく、地球に生きるすべての人が体験することが可能だと宇宙飛行士のひとりであるシュワイカートは述べている。だが、私たちの日常生活では、常に「地球に生きる全ての人」を意識して生きることは簡単ではない。
私は、自分の利益を考えることは決して悪いことではなく、生きていく上でとても大切だと思う。ある時、家の都合で私がやりたかった部活に行けるかどうか親と話し合いになったことがあった。家計や時間のことを考え、続けるのは難しいのではないかと言われたが、私はどうしても続けたいという自分の気持ちを正直に伝えた。自分の将来や気持ちを考え、勇気を出して意見を言ったことで、私の思いを理解しようとしてくれた。結局、部活に行くことはあきらめることになったが、この経験から、言葉にすることは、自分の人生を守るために必要な姿勢だと気づいた。もし自分の気持ちを押し殺していたら、後悔だけが残っていたと思う。
一方で、みんなの利益を考えることも同じくらい重要だ。昔話の「桃太郎」でそのことがわかるような気がする。桃太郎は自分の力を誇るためではなく、鬼に苦しめられている村の人々を救うために鬼退治に向かった。犬・猿・きじと協力し、個人の力ではなく仲間とともに戦ったからこそ、村に平和を取り戻すことができたのだ。これは昔話だが、現代社会にも通じる教訓だと思う。例えば、災害時に人々が助け合う姿も、「我々」の利益を考える行動の一つだ。地震や豪雨などの大きな災害が起こると、被災地では見知らぬ人同士が声を掛け合い、水や食料を分け合う光景が見られる。そこでは、自分だけが助かればよいという考えよりも、同じ地域で生きる「私たち」全体を守ろうとする意識が強く表れる。社会は、こうした他者を思う行動によって支えられているのではないだろうか。
確かに、みんなの利益を考えることは対立や不公平を減らすことができ、自分の利益を考えることは自分の人生を自分で守り、よりよく生きるために必要な姿勢だと言える。しかし、一番大切なのは両方に利益がいきわたるよう、行動することだと私は思う。宇宙飛行士が宇宙で感じたような広い視点を、私たちも日常の中で持つことができれば、自分を大切にすることができるはずだ。同時に他者ともつながっていけるだろう。私もこれから、自分の気持ちに正直になるとともに社会全体のことや周りの人のことを考えられる人間になりたい。