協力の結果は幸せ
小4 はるまき(akoruka)
2025年12月3日
協力の結果は幸せ
はるまき
日本の大地に根をおろした稲は、たくさんみのりをあげてくれた。人口も増えていった。余分のお米があれば、よその村でつくった別の品物と、交換することもできる。そして、お米がたくさんたくわえられている力の強い大きな村が力の弱い大きな村をのみこんで、より大きな村になっていった。大きな村々がやがてひとつになって、「日本」という国がつくられていくのである。この長文を読んで一番驚いた事は、お米をつくるためにみんなが協力して、結果的に日本ができたという事だ。お米があったから日本ができたと言っても過言ではない。でも、一番は、協力できたから、結果を出せたのだと思う。
私にも、みんなで協力して、大きな結果を出せた経験がある。毎年行われている、「チャレンジジャンプ」である。クラス全員で大なわとびをして三分間に何回跳べるかを、区内の公立小学校で競い合うスポーツだ。
「ナイス、ナイス、ナイス、ドンマイ!」
この掛け声と共に、毎日、朝から放課後まで練習した。私は、この掛け声を喉がかれるまで出して、みんなを盛り上げようと頑張った。そして最後に出せた結果は、二百七十三回。他のクラスより五十回ほども高い、とても良い記録だ。先生が満面の笑みでこの回数を発表したとたんに、積み重ねてきた協力や努力が、パチンと色とりどりに弾けたような気がした。本当に嬉しくて思わず飛び上がってしまったし、クラスの力が大きくなって、何だか誇らしかった。
イベントを企画する会社で働いている父は、イベントが完成して現場に行くたびに、こんな気持ちになるそうだ。その中でも最近は、とても嬉しい出来事があったらしい。
「障害者の方も参加できる、スポーツイベントを企画したんだよね。それで当日、このイベントを企画するグループではないのに、社員がボランティアで来てくれてたんだよ。で、なんでって聞いたら、すごく良い取り組みだと思うからって言ってくれて。影で支えてくれているこんな人たちがいるから、イベントができるんだなぁって感心したよ。」
確かに、チャレンジジャンプも、アドバイスをくれたり、回数をはかってくれたり、盛り上げてくれたりした先生や、集計してくれる人がいたからこそ、良い結果を出せた。お米づくりも、たくさんの人や自然が支えてくれているから、毎日おいしいお米が食べられるのかもしれない。
私は、みんなで協力したり、支え合ったりすると、どんどん結果が大きく良いものになっていくのだと思う。こうして日本をつくったお米は、今も毎日、日本を支えてくれている。だから、これからも、自然と動物と人間と、地球にいるみんなで支え合って、幸せを生み出していきたいと心の中で思った。