みんなで協力
小4 みきひさ(mikimiki)
2025年12月3日
人口が増えることによって、水田を拓くことができ、もっとたくさんお米を作ることができ、倉庫の蓄えも、どんどん増えていった。こうして、十人の人を養うのに、八人の労働で間に合うようになったとき、後の二人は王や貴族になることができた。食糧がたくさん採れるということは、なんと素晴らしいことだろう。文明というものは、このようにして次第に発達していったのだ。しかし、米作りのための水、その命の水を求めて、どれほどたくさんの水争いが、繰り広げられたことだろう。「お米は生きている」を読んで、僕が一番驚いたのは、人口が増えることによって、今までよりも大きな川から水を引くことができ、最終的にもっとたくさんお米を作ることができたというところだ。つまり、協力することによって、大きいことができるようになったところだ。なぜ驚いたかというと、米が余るほど、たくさん作れていたからだ。
協力しないとできないことがたくさんある。例えば、このような話である。学校では、十分間掃除がある。毎日ある。掃除場所は、教室とその近くの廊下、昇降口、職員室側の階段である。それを全て四年三組がやるのだ。この量を一人ではできない。しかし、クラスの三十一人でやる場所を割り振ると、十分間でこれらを終わらせることができる。掃除の時、教室では、ほうきがサッサッと掃くのが聞こえる。みんなが一人一人割り振られていて、その場所をきちんとやっているから終わっているのだろう。日直が、
「これから、掃除を始めます。礼。」
そう号令をかける。すると、掃除が始まる。掃除が終わる時は、
「これで、掃除を終わります。礼。」
と号令をかける。号令の様子は、まるで、兵隊の行進の時のようである。このように、クラスで協力するといろいろなところの掃除が終わるのだ。だから、協力は大切だ。
母に、協力することで大きなことができたという話を聞いた。母は、高校二年生の時、クラス全員でダイアナ妃の肖像画を制作した。ダイアナ妃は、イギリス王室の妃で、慈善事業を多く行った。ファッション性も高い女性で、母たちにとってもとても影響力が大きかった。母達はダイアナ妃の死を悼んで、肖像画を作った。その制作したものは、とても大きかった。百二十号(千九百四十ミリメートル×千三百三ミリメートル)を作った。制作は二か月かかった。原画を絵が上手な人が書き、ちぎった紙と写真を使って作った。とても大きかったので、クラスのみんなで協力して作った。ぼくは、この話を聞いて、母たちはダイアナ妃の死をよほど悼んでいたのだなと伝わった。つまり、ダイアナ妃に憧れていたということだ。たぶん、ダイアナ妃は母達にとって重要な存在だったのだろう。もし、僕が母だったら、そんなことをしないと思う。なぜなら、時間がかなりかかるからだ。
人間にとって、協力とは、大きなことをするための第一歩だ。協力することで、大きなことができる。これからは、「三人寄れば文殊の知恵」という諺のように、友達と協力して大きなことをしたいと思う。今日もみんなで掃除をしている。