みきひささん、作文を読んでとても感心しました。
まず、人口が増え(ふえ)協力(きょうりょく)することで大きなことができるというテーマが、わかりやすくしっかりと伝わっ(つたわっ)てきました。
お米をたくさん作るために水を引く話や、掃除(そうじ)の時のクラスの協力(きょうりょく)の様子が具体(てき)に書かれていて、読んでいるとその場の様子が目に浮かび(うかび)ました。
号令(ごうれい)の様子は、まるで兵隊(へいたい)の行進の時のようである」というたとえがとても上手で、掃除(そうじ)のきびきびした雰囲気(ふんいき)がよく伝わっ(つたわっ)てきました。
また、お母さんの高校時代の話を入れて、協力(きょうりょく)の大切さを自分の経験(けいけん)だけでなく家族の話も交えて書いているので、文章に深みが出ています。
お母さんたちがダイアナ()肖像(しょうぞう)画を作った話から、協力(きょうりょく)することの意味や気持ちも伝わっ(つたわっ)てきて、とてもよいと思いました。
最後(さいご)に「三人寄れ(よれ)文殊(もんじゅ)知恵(ちえ)」ということわざを使って、自分の考えをまとめているところも立派(りっぱ)です。
これからも、身近なことや聞いた話をうまく使って、わかりやすく伝える(つたえる)作文を書いてくださいね。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
たとえがうまく使われています
前の話聞いた話がよく書けています
ですますがよく書けています
 

森リン評価 みんなで協力 tu 12月3週 みきひさ
字数/基準字数:
1303字/700字
思考点:64点
知識点:60点
表現点:62点
経験点:54点
総合点:66点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙15種18個83%64点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙33種51個65%60点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙76種153個50%62点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙23種39個59%54点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1303字
 64点
 60点
 62点
 54点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 15種 18個 (種類率83%) 64点
。たぶん,。だから,。つまり,いるから,かかるから,するため,すると,たちにとって,たので,だろう,と思う,人間にとって,割り振ると,寄れば,達にとって,

■知識語彙 33種 51個 (種類率65%) 60点
上手,事業,人間,今日,全員,兵隊,写真,分間,制作,協力,原画,友達,号令,場所,大切,女性,存在,年生,影響,慈善,掃除,教室,文殊,日直,時間,様子,王室,知恵,第一歩,肖像,行進,重要,高校,

■表現語彙 76種 153個 (種類率50%) 62点
いろいろ,か月,こと,これ,これら,するため,そう,たち,ところ,ほうき,ぼく,みんな,もの,よう,イギリス,クラス,ダイアナ,ファッション,ミリメートル,一,三,上手,九,事業,二,人,人間,今日,僕,全員,兵隊,写真,分間,制作,力,十,千,協力,原画,友達,号,号令,四,場所,大切,女性,妃,存在,年生,影響,性,慈善,掃除,教室,文殊,日直,時,時間,様子,死,母,王室,画,百,知恵,礼,第一歩,紙,絵,肖像,行進,話,諺,達,重要,高校,

■経験語彙 23種 39個 (種類率59%) 54点
かかる,かける,かす,せる,ちぎる,できる,と思う,やる,れる,伝わる,作る,使う,割り振る,始まる,始める,寄る,悼む,憧れる,掃く,書く,終わる,聞く,聞こえる,

■総合点 66点

■均衡点 6点
 

みんなで協力
   小4 みきひさ(mikimiki)  2025年12月3日

 人口が増えることによって、水田を拓くことができ、もっとたくさんお米を作ることができ、倉庫の蓄えも、どんどん増えていった。こうして、十人の人を養うのに、八人の労働で間に合うようになったとき、後の二人は王や貴族になることができた。食糧がたくさん採れるということは、なんと素晴らしいことだろう。文明というものは、このようにして次第に発達していったのだ。しかし、米作りのための水、その命の水を求めて、どれほどたくさんの水争いが、繰り広げられたことだろう。「お米は生きている」を読んで、僕が一番驚いたのは、人口が増えることによって、今までよりも大きな川から水を引くことができ、最終的にもっとたくさんお米を作ることができたというところだ。つまり、協力することによって、大きいことができるようになったところだ。なぜ驚いたかというと、米が余るほど、たくさん作れていたからだ。

 協力しないとできないことがたくさんある。例えば、このような話である。学校では、十分間掃除がある。毎日ある。掃除場所は、教室とその近くの廊下、昇降口、職員室側の階段である。それを全て四年三組がやるのだ。この量を一人ではできない。しかし、クラスの三十一人でやる場所を割り振ると、十分間でこれらを終わらせることができる。掃除の時、教室では、ほうきがサッサッと掃くのが聞こえる。みんなが一人一人割り振られていて、その場所をきちんとやっているから終わっているのだろう。日直が、

「これから、掃除を始めます。礼。」

そう号令をかける。すると、掃除が始まる。掃除が終わる時は、

「これで、掃除を終わります。礼。」

と号令をかける。号令の様子は、まるで、兵隊の行進の時のようである。このように、クラスで協力するといろいろなところの掃除が終わるのだ。だから、協力は大切だ。

 母に、協力することで大きなことができたという話を聞いた。母は、高校二年生の時、クラス全員でダイアナ妃の肖像画を制作した。ダイアナ妃は、イギリス王室の妃で、慈善事業を多く行った。ファッション性も高い女性で、母たちにとってもとても影響力が大きかった。母達はダイアナ妃の死を悼んで、肖像画を作った。その制作したものは、とても大きかった。百二十号(千九百四十ミリメートル×千三百三ミリメートル)を作った。制作は二か月かかった。原画を絵が上手な人が書き、ちぎった紙と写真を使って作った。とても大きかったので、クラスのみんなで協力して作った。ぼくは、この話を聞いて、母たちはダイアナ妃の死をよほど悼んでいたのだなと伝わった。つまり、ダイアナ妃に憧れていたということだ。たぶん、ダイアナ妃は母達にとって重要な存在だったのだろう。もし、僕が母だったら、そんなことをしないと思う。なぜなら、時間がかなりかかるからだ。

 人間にとって、協力とは、大きなことをするための第一歩だ。協力することで、大きなことができる。これからは、「三人寄れば文殊の知恵」という諺のように、友達と協力して大きなことをしたいと思う。今日もみんなで掃除をしている。