清書

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 行列

 井上丈太朗 

 今日の都市生活に欠かせない行列という社会現象がある。行列を作って順番を待つという習慣は、西欧の近代社会に特有な行動様式なのである。さらにいえば、行列は要件を一つずつ片付けるという近代的事務処理の発想に根差している。民主主義には一定の均質性が必要だが、行列を見ていると、工業化社会が近代民主主義の母体であることがよくわかる。私は行列に賛成だ。

第一の理由として、ルールを守ることによって物事がスムーズに進むからだ。私には、こういった経験がある。それは、先生から連絡帳を取りに行く際に、私が、まじめに並んでいる中、ふざけて割込みしてくる人が多数いた。割り込みしてきた人は、物事がスムーズにいくかもしれないが、私にとっては、大切な時間を削られたことと同じことになる。こういった経験をして、私は、行列というルールを守らないとまじめな人が馬鹿を見るということが分かった。また、行列は、効率的かつ公平に業務を進めるうえで有効な手段だと思う。

第二の理由として、ルールを守らないと混乱が起こるからだ。それを、データによって考えてみる。まず、2025年のソフトバンクホークスの試合の日のPAYPAYドームの1日当たり平均入場者数は、約40000人である。さらに、PAYPAYドームでは、屋台なども出ているため、たくさんの人がジュースを買ったりするだろう。その際に、行列ができると思うが、その行列がなかったら、早い者勝ちになったりし、子供が買えなくなったり、混乱を招くことになるだろう。こういった混乱を招くようなことはしないほうが良いと思う。

確かに個々の事情をこう由無いことには、問題があるが、悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである。という名言もあるように、行列というルールを守り、日々生活していくことが大切だと思う。だから、行列という社会現象は、あったほうが良いと思う