外国人に日本語を(清書)
中2 あえもま(aemoma)
2025年12月4日
欧米人のように「いいえ」と言うべき場面では、自分の立場をはっきり示すべきだ。以前、私は友達から遊びの誘いを受けたことがある。本当は気分的にあまり行きたくなかったのに、断るのが悪い気がして、「どうしようかな…」とあいまいな返事をしてしまった。相手に冷たい人だと思われたくなかったし、場の空気を壊すのが怖かったからである。すると友達は私が行くつもりだと思って話を進めていたので、結局私はそのまま参加することになった。もちろん遊び自体は楽しかったが、心のどこかで「最初にちゃんと言えていたらどうだったかな」と考えてしまった。この経験から、はっきり言わないことで自分が無理をしてしまうこともあると気づいた。必要なときには勇気を出して「いいえ」と伝えることは、お互いにとって気持ちよく過ごすためにも大切だと思う。
一方で、日本では相手の気持ちを傷つけないように、あえて曖昧な表現を選ぶ文化がある。相手の気持ちを大事にする、日本人の奥ゆかしさは大切にするべきだ。昔話の「浦島太郎」でも、その特徴が表れている。浦島太郎は竜宮城にそれほど長いこといたいとは思わなかったが相手の好意を断れずに、ずるずると長い時間を過ごしてしまった。また、玉手箱も本当はもらいたくなかったが断りきれないままもらってきてしまったのである。ここでもしはっきりと断ることができていれば、結果として大きな不幸につながることもなかっただろう。このように、「浦島太郎」には相手を気づかうあまり自分の気持ちを言えない日本的な姿が表れていると言えるだろう。この話は昔の物語であるが、現代の私たちの人間関係にも通じる部分があり、相手を思う気持ちが強いほど自分の本音を後回しにしてしまうことがある点は、今も変わらない。
確かに、「いいえ」とはっきりいう強さも、日本のような配慮もどちらも大切だ。しかし最も大切なことは、「人生で重要なことは三つ。第一に思いやり、第二に思いやり、第三に思いやり」という名言があるように、相手に対する思いやりである。思いやりがあれば、ただ強く断ればよいとも、ただ曖昧にしておけばよいとも考えなくなる。状況や相手の立場をていねいに考え、「今、自分がどう伝えるのが相手にとっても自分にとっても誠実なのか」を判断できるようになるからだ。私たちは一つの方法に決めつけるのではなく、相手を大切に思う気持ちを中心にして言葉を選ぶ必要がある。そのため私はこれから、すぐに曖昧な返事をするのではなく、まず自分の本当の気持ちを整理し、「今回は行けないけれど、また別の機会に誘ってほしい」というように、相手を気づかいながらも自分の意思が伝わる言い方を意識していきたい。思いやりこそが、誤解のない人間関係をつくるための一番の道しるべになるのだ。