あこおすさん、作文を読んでとても感心しました。
まず、食事の文化について深く考え、自分の経験(けいけん)や家族の話を交えて書いているところが素晴らしい(すばらしい)です。
アメリカでの給食の様子や、外で食べることの良い点や困る(こまる)点を具体的に伝えているので、読み手にわかりやすく伝わります。
また、お母さんやお父さんの話を取り入れていることで、文章に立体感が出ていて、いろいろな視点(してん)から食文化を考えていることが伝わってきました。
「ところ変われば品変わる」ということわざを使って、学んだことをまとめている点もとてもよいです。
ことわざを上手に使うことで、文章に説得力が増し(まし)ています。
最後に、学んだことや感じたことをしっかり書いているので、わかったことがよく伝わってきます。
全体として、あこおすさんの観察力や考える力がよく表れている作文です。
これからも、自分の経験(けいけん)や周りの人の話を交えながら、わかりやすく伝える練習を続けてください。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえの使用:なし
・前の話聞いた話:よく書けています
・ことわざの使用:よく書けています
・わかったことの記述(きじゅつ):よく書けています
・書き出しの結び:なし
 

森リン評価 数年前のことに nu 12月4週 あこおす
字数/基準字数:
998字/800字
思考点:74点
知識点:68点
表現点:77点
経験点:70点
総合点:79点
均衡点:7点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:84点
知識点:78点
表現点:88点
経験点:80点
総合点:83点
均衡点:7点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙19種23個83%74点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙45種56個80%68点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙109種173個63%77点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙34種48個71%70点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
998字
 74点
 68点
 77点
 70点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 19種 23個 (種類率83%) 74点
、だから,。しかし,。例えば,いるので,おくべき,たつと,と思う,ないので,なるので,のかも,のため,は思う,国によって,地域によって,変われば,残さざる,気づかざる,行くと,違うので,

■知識語彙 45種 56個 (種類率80%) 68点
一種,価値,具合,制約,制限,勉強,単位,地域,外国,大体,存在,学校,完結,対立,対象,小食,投影,文化,方法,日本,昼食,条件,構造,気分,海外,清潔,無駄,独立,理由,理解,相対,給食,習慣,自体,自分,自国,自然,行動,衣服,規則,部分,重要,長文,項目,食事,

■表現語彙 109種 173個 (種類率63%) 77点
いつ,いま,いろいろ,おかず,お母さん,お父さん,お金,こと,ことわざ,ごみ,ご飯,さまざま,それ,たち,とき,ところ,のため,ほか,ぼく,みたい,もの,よう,アメリカ,ピクニック,フン,フード,ボックス,レストラン,ロス,一,一つ,一種,人,体,何,価値,個々,僕,具合,分,制約,制限,前,勉強,単位,周り,品,四,国,地域,外,外国,夜,大体,嫌,存在,学校,完結,対立,対象,小食,年,投影,押し合い,数,文化,方,方法,日本,昼食,時,条件,楽しみ,構造,気,気分,海外,清潔,点,無駄,独立,理由,理解,的,相対,私,給食,習慣,自体,自分,自国,自然,行動,衣服,規則,語,近く,逆,部分,重要,量,長文,間,際,項目,食い違い,食べ物,食事,鳥,

■経験語彙 34種 48個 (種類率71%) 70点
いける,おく,こぼす,しれる,たつ,とる,と思う,なす,は思う,もらう,れる,付ける,分かる,合う,変わる,学ぶ,帰る,帰れる,引っ張る,待つ,戻る,持つ,残す,残る,気づく,決まる,生じる,置く,落ちる,読む,述べる,通う,違う,食べる,

■総合点 79点

■均衡点 7点
 

数年前のことに
   小5 あこおす(akoosu)  2025年12月4日

  数年前のことに

 食事というものは、いろいろな条件に制約された文化という構造体の重要な部分であって、何をいつ食べるか、それをどう食べるか、食べていけないものは何か、といったことに関して、どの国の食事にも、さまざまな制限や規則が習慣として存在する。文化の単位をなしている個々の項目というものは、一つ一つが、ほかの項目から独立した、それ自体で完結した存在はではなく、ほかのさまざまな項目との間で、一種の引っ張り合い、押し合いの対立をしながら、相対的に価値が決まっていくものである。私たちが、外国語を勉強する際にも、いま述べたような具合に、自国語の構造を自分ではそれと気づかずに、まず対象に投影して理解するという方法をとりやすい、だからいろいろと食い違いが生じてくるのも当然である。

ぼくの通っているアメリカの学校は、給食を外で食べる。ぼくがアメリカにきたときは、すごくウキウキしながらピクニックの気分でご飯を食べていた。けれど、もう四年もたつと外で食べるのが嫌になってくる。例えば、鳥のフンやごみであまり清潔ではないし、外にいるので、暑かったり、寒かったりもする。このような理由で僕は給食を外で食べるのを楽しみとは思わない。しかし僕は、一つだけ良い点があると思う。それは、ご飯をこぼしたり、落ちたりしても、少しなら自然に戻るのを待つだけでよいからだ。

 ぼくのお母さんは、海外、アメリカのレストランでの一人分の量が多いと言っていた。いつも近くのレストランに行くとぼくと、お母さんは大体の時ボックスという残ったものを持って帰れるものをもらう。そのボックスで持って帰ったものは僕の昼食や夜ご飯のおかずになるのでフードロスやお金の無駄にもならないので、ボックスは日本のレストランにも置いておくべきだと思う。しかし、逆に僕のお父さんや、周りのアメリカの人は残さずに食べているので、もしかしたらボックスはぼくたちみたいに小食で、アメリカ人ではない人のためなのかもしれない。

 ぼくはこの長文を読んで、食べ物の文化は国によっていろいろと違うということが分かった。ほかにも、地域によって食べ物の文化が違うので学ぶ際は気を付けるということも分かった。ところ変われば品変わるということわざがあるように行動や、衣服などだけではなく食事にも地域によっての食べ方があるということを学んだ。