予習シート
中1 あかりん(akarin)
2025年12月4日
語源がわからなくなると、もとの語の発音や意味に変化を来すことがある。言葉の正しさを論ずる時に語源が引き合いに出されるが、語源の通りでは社会情勢の変化のために合わなくなるものが多い。社会は複雑になり、人の心理も複雑なため、語源の通りであることが正しいということになると、今の現実の社会には合わないことになる。しかし、そのときの実態にあわせて言葉をなんども繰り返し変更し続けるのは大変だ。毎年流行語が発表されるが、それらの言葉はあまり長く使われないことが多い。その理由は、多くの人にとってなじみがなく定着しにくいからだ。私は実態にあわせて言葉をかえていくべきではないと思う。そう思う理由は二つある。
第1の理由は何度も繰り返し名前を変えているとこんがらがってしまうからだ。同じものの話をしていても、使うことばがちがうから相手に話が伝わりにくくなる。たとえば鬼ごっこでも氷鬼、色鬼、高鬼など細かい呼び方が世代や地域で違う 。同じ鬼ごっこの話をしていても、使用する言葉が異なるため、ルールなども違うのではないかと勘違いして、混乱させてしまう。混乱が起こると、ルールや意見の違いのせいで喧嘩や言い合いがはじまるかもしれない。慣れ親しんだ言葉は馴染みがあり、使いやすいので頻繁に言葉を変え続けてしまうと世代により使う言葉に違いが生じ、会話がスムーズに進まなくなってしまう可能性がある。
第2の理由は今まで学んできた言葉の知識が無駄になってしまうからだ。私たちは辞書や教科書などから教わった言葉を基準に使うが、言葉を変え続けると、覚え直しが必要になる。ベネッサというサイトによるアンケート調査で440語を対象に、どの世代がその語を知っているかを測定した。その結果インスタ映えやSNSなど現代的な語彙は若い世代だけでなく幅広い世代で認知されてるが、語彙の傾向には世代差があることが調査によって明らかになった。同じ言葉でも世代によって認知度が違い、コミュニケーションがずれやすい。その結果、ジェネレーションギャップを感じたり、世代を超えて会話をする時になかなか相手に意味が伝わらないと苦労するかもしれないのだ。
たしかに語源とその言葉の意味が一致しているほうがわかりやすいと思う。けれど、「言葉は文化である」という三浦しをんさんの名言があるように、言葉はただの道具だけではなく、昔からの言葉を大事にすることが大切だ。だから私は実態に合わせて頻繁に言葉をかえていくべきではないと思う。もし、その時の時代にあわせて常に言葉を更新し続けてしまうと、世代により使う言葉に差が出てしまうため会話が嚙み合わないというような事態が起こってしまうだろう。これからは慣れしたしんだ言葉を大切に、幅広い世代とコミュニケーションをとっていきたい。