あなたの一言は、なんですか?

   小5 あきひろ(asiguru)  2025年12月4日

 あなたの一言は、なんですか?

 

 ある日、孫からハガキが届いた「おようふくありがとう そう」とだけ書かれていた。これは、誕生日プレゼントに渡した洋服のお礼状だった。手紙には、手書きではなく事務的に作られたものもある。ですが手書きだと一言でもいろいろなことが創造でき、頭の中に残る。手紙は一対一で認められるところがある。ユーゴーという作家がいた、この作家が出した本の売れ行き心配し出版社に「?」とだけ手紙に書き出版社がユーゴーに「!」と書いて返事をしたという有名な話がある。

 ぼくは、手紙は愛だと感じたことがある。今は一年生で転校してしまった。転校前は一年四組で、友達を作って笑顔だった。ぼくが、給食の片付けを手伝うクラスも一年四組で同じだった。給食の手伝いに初めて行った日ぼくは、その子に

「ヤッホー給食おいしかった?」

と聞くと、うなずいてくれた。その時は、ぼくのことを「岸 明宏」と認識していなかったと思う。この手伝いは、親睦活動でもあるのでいろんな人に

「お~よく食べたね」「がんばった明日完食しよう」

と声をかけるこの一言で「頑張ってみよう」と思えるし「褒められた」と思うことができ、「明日は頑張ってみよう」や「もっと褒められたい」と思える。こう考えることがあるから、その次の日は、残しがゼロでみんなが笑顔だった。

  母の話だ。年賀状を送った茶道の恩師から、「子育てで大変だけど、またお茶しましょうね」とメールが届いたという。母はその言葉を読んで、とてもあたたかい気持ちになったそうだ。忙しい毎日の中でも、自分のことを気にかけてくれる人がいると分かって、心がぎゅっとつながったように感じたと言っていた。ぼくはその話を聞いて、人と人のつながりは時間がたっても消えないのだと思った。母の笑顔を見て、ぼくもなんだかうれしくなった。ここで一句

「この手紙

   人と人 つながります」

母が体験した人と人をイメージした、川柳だ。

 「一筆千金」ということばがあるように手紙は一言でも手書きすれば心と心が通じえるということが分かった。給食での「よく食べたね」という一言や恩師からの短いメールなど、短い言葉が心を動かす場面がたくさん出てくる。意味はたったひとことの手紙でも、大きな価値や気持ちがこもっている。ぼくは、これから生きていくうえで手紙は一言でもよいと感じた。言葉は短いが、相手の努力を認め、次も頑張ろうと思わせる力がある。人は多くを語らなくても、心のこもった一言でつながることができる。ぼくはこれからも、そんな一言を大切にして生きていきたい。

 あなたの一言は、なんですか?