読み取ったことと自分の体験が気持ちよくつながっていました。
<<え2010/87み>>
【総評】
長文の内容をよく理解し、「協力することの力」というテーマを、自分の体験や家族の話に広げて考えられています。説明だけで終わらず、感じたことや気づきを自分の言葉でまとめている点が、小学四年生としてとてもすばらしいです。
【段落ごとの講評】
第1段落:
米作りと人口の増加、協力による社会の発展という内容を、要点を押さえてまとめています。「一人では無理でも、協力すればできる」という学びがはっきり伝わってきます。
第2段落:
学校でのグループ発表の体験を具体的に書き、役割分担のよさを説明できています。「まるで工場のように」というたとえが分かりやすく、協力の効果がよく伝わります。
第3段落:
お母さんとの会話を入れて、家での体験に話題を広げています。協力することで生まれる「うれしい気持ち」や「家族で過ごす時間」が丁寧に描かれています。
第4段落:
文章と自分の経験を結びつけ、「協力することの大切さ」を心の中で思ったこととしてまとめています。全体をしっかり締める結びになっています。
【特に優れていた点】
・長文の内容を分かりやすくまとめている
・学校や家庭の体験を使って考えを広げている
・たとえや会話を使い、気持ちを具体的に表現できている
【考えを深めるための質問】
もし協力がうまくいかなかった経験があったとしたら、次はどんな工夫をするとよいと思いますか。
字数/基準字数:1244字/700字
思考点:56点
知識点:63点
表現点:63点
経験点:61点
総合点:68点
均衡点:7点
■思考語彙 12種 16個 (種類率75%) 56点
、思う,くれるので,ことによって,すれば,で思う,と思う,なければ,ならざる,みると,も多分,やると,協力によって,
■知識語彙 38種 56個 (種類率68%) 63点
一緒,不安,仕事,作業,全部,分家,分担,制限,効率,協力,原稿,土台,土日,大切,大変,学校,安心,実感,家事,工場,役割,心配,意味,文章,日本,時間,最初,毎日,準備,生活,発表,経験,練習,自分,行動,資料,達成,面倒,
■表現語彙 77種 122個 (種類率63%) 63点
あなた,お母さん,お父さん,かん,こと,たち,つながり,づくり,とき,みんな,よう,ん,クラスメート,グループ,テーマ,一,一緒,不安,中,人,人々,仕事,他,作り,作業,全部,内,分家,分担,制限,力,効率,協力,原稿,周り,国,土台,土日,大切,大変,学校,安心,実感,家,家事,工場,役割,心,心配,意味,感,手伝い,文章,族,日,日本,昔,時間,最初,毎日,気持ち,洗たく,準備,物,生活,発表,的,私,米,経験,練習,自分,行動,調べ,資料,達成,面倒,
■経験語彙 28種 50個 (種類率56%) 61点
、思う,かむ,く,くれる,せる,たたむ,できる,で思う,と思う,やる,られる,作る,助かる,合う,合わせる,変わる,感じる,手伝う,支える,深める,生み出す,答える,終わる,聞く,進む,進める,過ごす,間に合う,
■総合点 68点
■均衡点 7点
協力の大切さ
小4 なな(akasona)
2025年12月3日
日本の大地に根をおろしたいねは、たくさんのみのりをあげてくれました。人口がふえれば、もっとおおぜいの力をあわせることができました。六世紀ごろまでに日本のあちこちに、そんな小王国がいくつもできるようになり、それはやがてひとつに統一されて、「日本」という国がつくられていくのです。この文章を読んで一番びっくりしたのは、人が協力し合うと一人ではできないことがたくさんできるようになるという点です。米作りによって人口が増え、より多くの人々が力を合わせることで大きな川から水を引いたり、たくさんの水田を開いたりできるようになったことが書かれていました。一人ではとても無理でも、多くの人が協力すれば大きな仕事を成しとげられるのだと感じました。また、余った米ができたことで、農業以外の仕事をする人が生まれて社会がより豊かに発展していったことからも、多くの人が協力することで文明が前に進んだことがよく分かりました。
この話を読んで、私は学校でのプレゼンテーションのことを思い出しました。クラスでグループ発表をしたとき、テーマについて調べ、資料を作り、発表練習までしなければならず、最初は制限時間内に終わるのかとても心配でした。でも、グループの中で資料作りや原稿づくりの作業を分担して進めたことで、思っていたよりもずっと早く準備が終わりました。みんなが役割を分担して作業を進めるのはまるで工場のように効率的だと思いました。もし一人で全部やったとしたら、発表日までに間に合わなかったと思います。この経験から、みんなと協力することで不安が安心に変わることを実感しました。他のクラスメートも多分同じように感じたと思います。
お母さんにみんなで協力し合って早く終わらせたことがあるか聞いてみました。お母さんは、
「やっぱり洗たく物をたたむのをあなたやお父さんが手伝ってくれたときかな。いつもやってくれると助かるんだけどなぁ。」
とにやにやしながら答えてくれました。私は土日など時間のあるときにお母さんの手伝いをします。最初は少し面倒だなと思っていましたが、一緒にやってみるとあっという間に終わります。お母さんも助かったよと言ってくれるので、とてもうれしい気持ちになります。一人でやると大変な家事も協力すれば早く終わり、その分家族でゆっくり過ごすじかんをじっかんできました。小さなことでも、協力することには大きな意味があると思いました。
この文章と自分の経験を通して、協力し合うことは生活の中でとても大切だと強く感じました。協力することによって、仕事を早く終わらせることができるだけでなく、人と人とのつながりを深め、安心や達成感を生み出します。昔の人々が協力して米づくりを進め、日本という国の土台を作ったように、私たちの毎日の生活も協力によって支えられています。これからは、学校でも家でも進んで協力し、周りの人と力を合わせて行動していきたいと心の中で思いました。