「利益」とは何か(清書)

   中2 あかるら(akarura)  2025年12月4日

 確かに自分の利益を追求することは大切だ。私の学校ではボランティア活動が盛んに行われている。以前学校の案内を受け、私は地域のスイーツイベントに参加した。販売補助から写真撮影まで想像を遥かに越えた仕事の数々にとても苦労したが、その中でも働くとはどういうことなのかについて理解を深めることができたと感じている。自分達の売り上げを出すこと、伸ばすことは店として優先すべきことだが、それ以上に、お客様一人一人と丁寧に接し、笑顔を見ることに大きな喜びを感じている姿が今でも忘れられない。確かにボランティア本来の目的は相手の手伝いや支援活動にある。しかし、このような貴重な体験があったからこそ達成感を得ることや働く意味の理解に繋がるなど大人になるに向けて私自身が成長することができたと考える。個人の利益を考慮することは必ずしも利己的な発想に繋がるわけではない。時に「自己成長」という形の利益を私達にもたらし、これは人間としての発達に繋がるだろう。

一方、全体の利益を考えることも大切だ。私は以前、経済の本で「見えざる手」について読んだ。これは自分の利益を追求する商売の在り方が社会全体の富の増加にも繋がる、資本主義のもととなる考えである。現代においては iPhoneがその一例だ。アップル社のスマートフォンは今でもその機能で注目を集めているが、その裏には独自性の高い発想がある。この新たな型の電話を世に出すことで自社の利益を伸ばす側面は大きい。その一方でこの一つの発表が業業界全体を刺激し、質を一気に押し上げたことも確かである。調べてみると、アップルの企業理念は「人々の生活をより良くする革新的な製品をつくること」だそうだ。iPhoneとその後の携帯電話の発展によって私達の暮らしがより便利になったことを考えるとアップルは全体の利益を考慮した商品を作ったと言えるだろう。しかし、これには負の側面もある。例えばスマホ依存などは多くの国で社会問題となっている。メリットのある一つの物には同時にデメリットが含まれていることがある。だからこそ全体を見渡す視点がより多くの人の利益に繋がると言える。

確かに自分の利益を考えることも相手の利益を考えることも大切だ。しかし最も大切なことは自分の利益が周りの幸福に繋がるよう意識することである。「人にしてもらいたいと思うことを、まず人にせよ」という言葉がある。良いことも悪いことも、自分が行ったことは必ず自分に返ってくる。私も自分が最適だと思える言動を常に意識することによって相手との時間を更に充実させていきたい。