日本の昔の水争い(あらそい)の話から、今の自分の生活や学校のことまで、よく考えて書けていますね。
水不足(みずぶそく)争い(あらそい)が起きたことに驚い(おどろい)た気持ちや、もし大きな地震(じしん)があったらどうなるかというこわさも、素直(すなお)伝わっ(つたわっ)てきました。
資源(しげん)回収(かいしゅう)経験(けいけん)を通して、みんなで協力(きょうりょく)することの大切さを実感しているところがとてもいいです。
「まるで一石二鳥のようです」というたとえも上手に使えていて、文章にリズムが出ています。
お父さんから聞いた毛利(もうり)元就(もとなり)の『3本の矢』の話を紹介(しょうかい)して、自分の妹のことに結びつけ(むすびつけ)たところは、前の話や聞いた話がよく書けていて、文章が立体(てき)になっています。
また、学校での争い(あらそい)のことや、友達(ともだち)協力(きょうりょく)しようと思った心の中の気持ちも素直(すなお)に書けていて、心の中で思ったことがよく伝わっ(つたわっ)てきました。
最後(さいご)に、争い(あらそい)をなくすためにどうしたらいいかを考えているところも、とても立派(りっぱ)です。
全体を通して、自分の体験(たいけん)や考えをしっかりとつなげていて、読みやすくわかりやすい文章になっていますよ。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
たとえの使い方:よくできている
前の話や聞いた話:よく書けている
ですますの文:よく書けている
心の中の思い:よく書けている
動作や情景(じょうけい)結び(むすび):よく書けている

内容(ないよう)★ 構成(こうせい)◎ 題材(だいざい)◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:1047字/700字
思考点:69点
知識(ちしき)点:54点
表現(ひょうげん)点:65点
経験(けいけん)点:70点
総合(そうごう)点:68点
均衡(きんこう)点:4点

 


■思考語彙 17種 22個 (種類率77%) 69点
いくと,おこう,しよう,すると,たので,て考える,で思う,と思う,ないと,なくすため,なくなるかも,なるから,へらすため,ません,起きるかも,起きれば,集まると,

■知識語彙 25種 35個 (種類率71%) 54点
一石二鳥,一緒,体育,元就,協力,友達,問題,回収,場所,大事,大変,学校,宗教,小学校,年生,意味,新聞紙,時間,毛利,水不足,相手,自分,資源,運動,部屋,

■表現語彙 82種 120個 (種類率68%) 65点
いや,おかげ,お話,お金,きれい,けんか,げん,こ,こと,たくさん,つまり,なくすため,へらすため,ぼく,みんな,よう,りょう,ん,カン,ゲーム,ダンボール,バレーボール,ペットボトル,一,一石二鳥,一緒,万,中,争い,人,今,仲間外れ,休み,体育,元就,円,分,力,千,協力,友達,命,問題,回収,場所,大事,大変,妹,学校,宗教,家,小学校,山積み,年生,心,思い,意味,新聞紙,昔,時,時間,本,枚,毛利,気持ち,水,水不足,父,物,相手,矢,空き,紙,自分,話,資源,通り,運動,部屋,関,震,顔,

■経験語彙 34種 49個 (種類率69%) 70点
うかぶ,うまる,おく,かたづく,かたづける,かむ,くれる,しまう,しれる,て考える,できる,で思う,と思う,なくす,なくなる,ぶる,へらす,れる,争う,出る,合わせる,折れる,持つ,教える,散らかる,知る,聞く,読む,買う,起きる,遊ぶ,遊べる,集まる,集める,

■総合点 68点

■均衡点 4点
 

争いをへらすためには
   小4 あけおお(akeoo)  2025年12月3日

日本の大地に根をおろしたいねは、たくさんのみのりをあげてくれました。たくさんとれれば倉庫にたくわえ、保存することができました。「農業は文明の母である。」といわれています。米づくりのための水。そのいのちの水をもとめて、どれほどの水あらそいが、くりひろげられたことでしょう。

ぼくが一番おどろいたのは、この日本でも昔は水不足で争いが起きていたということです。じゃぐちをひねれば水はかんたんに出るため、水不足の問題は、遠いアフリカや外国の話だと思っていました。もし、今の日本でも大きな地震が起きれば水は出なくなります。水不足になって争いが起きるかもしれません。ひょっとしたらたくさんの命がなくなるかもしれません。ぼくはとてもこわいし、いやだなと思いました。

ぼくの学校では、資源物回収があります。小学校1年生から6年生で新聞紙、ダンボール、ペットボトル、紙ぶくろ、空きカンを集めました。ぼくは新聞紙5枚と空きカンを10こ持っていきました。回収場所へ持っていくと、すでに資源物が山積みになってげん関がうまっていました。みんなで力を合わせたおかげで、約2万5千円分集まりました。そのお金で新しいバレーボールを買い、体育のじゅぎょうや休み時間に遊びました。持っていくのは大変だったけれど、みんなで楽しく遊べたし、家もかたづいたので良かったと思いました。まるで一石二鳥のようです。

父に資源物回収の話をすると、毛利元就の『3本の矢』の話を教えてくれました。1本の矢ではかんたんに折れてしまうが、3本集まるとなかなか折れにくいという話です。つまり一人ではできないことも、みんなで力を合わせることで、できるようになるという意味だと知りました。ぼくはその話を聞き、妹の顔がうかびました。散らかった部屋をかたづける時、妹と一緒ならあっという間にきれいになるからです。妹とはけんかばかりしているけれど、これからはできるだけ仲良くしておこうと思いました。

ぼくはこのお話を読んで、水争いをなくすためには協力することがとても大事なことだと思いました。昔は水不足で争っていたけれど、今はりょうど問題やレアアースの問題、宗教で争っています。また、ぼくの学校ではゲームを持っていないとか、運動ができないと仲間外れにされたり、自分の思い通りにならないと争いが起きます。できるだけ争いをへらすために、友達と協力をしたり、相手の気持ちになって考えたりしようと心の中で思いました。